Vol.18 「おそらく今年最後の沢木エッセイ ロフト報告」(99.12.29) 

 こんにちは! やっぱ年末はいろいろあわただしいですねー、ということで久々の沢木エッセイまずはロフト報告から。6時にsonicくん及び(西村氏曰く)ブス元サマナと新宿アルタで待ち合わせ。
 ところが新宿についた途端、母親から「おばあちゃんが亡くなった」と携帯にTELがあった。前からあぶないと言われてて年を越せるかどうかわかんなかったけど、この日亡くなりました。
 新宿の人ごみの中、昔、一緒に遊んだ祖母の事を思いだし、ちょっとブルーな気持ちになりました。
 「お疲れさまです、昭和の激動から平成の時代までよく頑張りました、安らかにお眠りください。
 僕がオウムに入ったことをあなたは知りませんが、それでいいかも、まあはいつくばりながら僕は生きていきます」。

 で、sonicくんと合流、ほいで(いちいちブス元サマナと書くのがめんどいので以下)タマちゃんが「人妻ライターも来る」と言ってたので、彼女とも合流、肝心のタマちゃんが「遅れる」と言うのでその間、

 とか、まあくだらんことを喋ってました。

 全員集合したところで、ロフトに直行! 開演が19時30分なので、始まるまでちょっとした忘年会。
 途中で前回のオフ会に参加したMaryさんも合流。
 でトークライブ始まったはいいが、ほとんどビデオ上映会、しかも流したビデオが一回見たことあるやつだったので(テレビ東京の夕方のニュースのオウム特集シリーズ)もう退屈、退屈!
 千代丸氏が持ってきた住民と信者の衝突ビデオとか施設内部映像とかは、まあまあ面白かったけど、テープの頭出しとかでモタモタしてるので時間を食いまくり!
 結局、前半は人権集会のビデオ上映会みたいでした。あまりにフラストレーションがたまったので、河野さんに謝罪に行った村岡と一緒に映ってたモザイクの信者を「誰が見ても野田成人じゃん!」とか、浅野教祖の人権真理教の影響下にある河野さんじゃなく、高橋シズエさんにまず謝罪に行けよ。あと坂本さちよさんにも」とか、「施設公開って言っても、公開する前にそれはそれは一生懸命、掃除するから、たとえ、人権派の人が施設に入っても、やっぱそれは真実じゃないね、普通の日に信者が隠しカメラで内部映像を撮るのが一番、真実に近いね」とか、ボヤいてました。

 休憩時間に岩本さんに「つまんないよ」と言ったら「後半は絡んできてください!」とのこと。
 で、後半スタート、ここらへんは質問がとびかったので、あまり正確に覚えてませんが、自分がらみで言えば

「二宮の謝罪を、なんか英雄のように持ち上げるけど、彼は昔、支部の勉強会とかで、松本サリンは別働隊がやったとか、坂本弁護士の遺体は警察が埋めたとか、自分が逮捕された時、警察で出された食事にクスリが入っていたとか、まあいろんな陰謀話を信徒に植え付けていたこと、及び、彼自身ボツリヌスの件に関わりがあること、ロシアの軍事訓練に参加して、ある部分の武装化の面をかいまみていること。そういった事も含め、じゃあ何故彼がコロッと謝罪の方向に行ったのか、ジャーナリストならそこをもっと追求してほしい」
とか
「テレビ東京の特集で、池袋の道場で醤油ごはん食いながらマスコミ批判していたモザイクの信者はニグローダで、交通事故にあった際に事故で頭がおかしくなったとウソの証言をして、保険会社からお金をせしめた件で詐欺で実刑判決をうけたヤツで、前世が清水の次郎長らしいけど、よくそれでマスコミ批判ができるな」
とか
「Aで公安に転ばされて逮捕された人は起訴はされなかったけど、温熱殺人に関わってた人、及び監禁にも関わっていた人(カナリヤの会の人で被害者あり)、権力批判でその不当逮捕を騒ぐのもいいけど、真実を追究したいなら、そこらへんも追及してください」
とか、ネチネチと絡んだところ、森達也監督(酒飲んで来ていた)が、なにが気に入らんかしらんが、「鬼の首をとったように何言ってんの?」ときたもんだ。で「僕はAでオウムを描いてません!」さらには「あんたたちは麻原を断罪できるの?」とかワケの判らない事を言い出し始める。
 他の質問に遮られて、答えれなかったのでここで答えると
「別に、僕たちは騙されてた! 悪いのは麻原だ! という断罪なんてできません。オウムに魅せられた自分の問題点 の分析・自己批判・反省も含めて、オウム、麻原の問題点を考えていくことしかできません」と、こんな感じでいいかな?
 しかしこの人、「オウムを扱う人々は自分も含め低レベルですね」みたいな事を言ってたけど、確かに「サリンの症状では血は出ないのに地下鉄サリンの写真では血が出てる人がいる」と、僕が現役時代に街で配ってたオウムのビラのようなことをまだ言ってるあたり、低レベルという指摘はあってますね。ちなみに、この時、sonicくんが「なに三浦サイトと同じこと言ってんだ!!」と怒ってましたが・・・・・・
 そのsonicくんは発言の際
「Aは資料としてはまあいいんじゃないか、ただ、それを利用して、荒木浩が黒幕になってJ製作委員会を作って、そこにユミカという在家信徒を使って、オウムと名乗らずに勧誘していたこと、またそのユミカが最近また「待てないマイトレーヤ掲示板」を使って勧誘?を始めたこと、そういった真理のためなら嘘も許されるという体質はまだある、そういったことにプロパガンダとして使われることはお忘れなく」みたいな事を言ったところ、客席の人が、発言中から「利用してもええんちゃうかー!!」とヤジってました(関西弁ということはなんだ山科系の人権派かそれかただの森監督シンパか?)
 sonicくんに「おい、噛みつかれてるぞ」と言ったら、冷静に「ああ、ほっといていいですよ」と、さすがインテリでクール! でもスケベなsonicくんでした!

 まあ、他にもいろいろあったんですが、書くのがめんどくさいし、おそらく千代丸氏がビデオに録画してると思うので、詳しくは「人権110番」まで(←ジョークでも録画はしてるでしょ?)
 あと、同じグル―プなのに、タマちゃんがsonicくんに噛みついていたような気がするが、ナンだったの?
 それと人妻ライターは途中で酔いつぶれてました!

 ロフト終了後は、岩本さんと渋井さん(フリーライター)千代丸氏及び加納ファンのアッキーらと食事。千代丸氏に「入信の動機、脱会のきっかけ、事件のこと、教団のこと」など話したり

(その一部、
沢  木  「僕、現役時代、破防法の勉強会で京都に行った時に会ってますよ」
千代丸  「ああ京都のやつ?」
沢  木  「中田清秀夫妻や鈴木邦男さんが来たやつですね」
「でも勉強会の後サマナが、たとえ千代丸さんでも修行してないから今日の長い集会で我々のエネルギー状態は悪くなってるとか言って帰りのバスの中で激しい呼吸法してましたけど(笑)」
千代丸  「ああ ホントー(笑)」)
 岩本さん、アッキーとおしゃべりしたりしてる間にもう3時。
 千代丸氏が「泊まる所ないなら僕のところにいらっしゃい」と言ってくれたので、アッキーとともにお世話になる。
 で、千代丸氏の所へタクシーで(岩本さんは途中下車)、その日はもう遅いので寝るだけでしたが、「ここは電気のスイッチ」とか「ふとんはこれでいい?」とか「シャワーは明日浴びる? じゃあスイッチはこれね」とか、まあ細かいところまで、こんな若造(年齢差40以上)に気を使って(というかそれが自然体なんでしょうが)いただいて申し訳ないです。

 翌日、10時に起床して、シャワーを浴びた後、いろんなビデオを見させてもらう。その後、千代丸氏との会話したんだが、例によってカメラで録画しながらの会話。で、すぐそれを再生して「やっぱいい男だなー、左半分の顔の方がいいなあ」と思いながら自分でチェック!
 ひょっとしたら現役の人も見る機会があるかもしれませんが、おいハシシ! 見させてもらえ!
 詳しくは「人権110番」まで。

 で、朝食を三人でとって(その時でも上祐の出所が近いせいもあってか千代丸氏への問い合わせの電話が頻繁に鳴る)再会の約束を交わし、千代丸氏宅をあとにしました!
 ほんとはもっと詳しく書きたいが、祖母の葬式が近いんで こんなんでえーでっしゃろ? では また。




Vol.17 「N響アワーのせいで、また追憶!」(99.12.13) 

 12月12日のNHK教育テレビの「N響アワー」に江川紹子さんが出ていた、まあ 音楽番組なんで普段のオウム関係でテレビに出てる時よりもリラックスしてるようにみえましたが、実際はあんな感じの江川さんが本当の姿なんでしょうねー。
 しかし、この日のサブタイトルが「江川紹子の密かな楽しみ」って、なんか変なタイトルでした。
 沢木は一瞬(密かな楽しみ?”ホストクラブ通い”か?)とか思うではないか!  で、江川さんはショスタコーヴィチの交響曲第五番が好きらしいのでそれを放送して いたんだが、番組の話しの中で江川さんが

 というのは初耳でした、そうだったのかー
 で、タバコをふかしながらテレビから流れるクラシックを聞きながら、また想い出に 浸ってしまいました。
 というのは僕自身も高校生の時に吹奏楽部に入ってたので、ただ吹奏楽といっても僕が担当した楽器はコントラバスといって大きな弦楽器なので管楽器ではないですけどね、だから、テレビでその楽器を演奏している人が映ると、ふと昔のことが頭をよぎりましたね。  ちなみに僕は、ワーグナーの「ワルキューレの騎行」や「タンホイザー序曲」とチャイコフスキーの「1812」などが好きですね、どっちかと言うとバロックや古典派の「優雅さ」よりは「壮大さ」のある曲が好きですが・・

 で、追憶の話しだ、高校時代の吹奏楽部では、夏にコンクール、秋に学校祭やフェスティバルなど演奏する機会があったんだけど、特に夏のコンクール前の合宿が楽しかったですね、基本的にはユースホステルでやるんだけど。そこに行くまでの電車とかが楽しかったですね(ただ男は楽器をトラックに積む重労働を前の日にやらされるのが辛かったが・・)あといつもの狭い部室じゃなく広々とした所でノビノビと演奏できるというのもよかったですね。
 まあ結構楽しい部活動でした、吹奏楽というのはいろんな楽器から成り立っていて、それぞれのパートだけが上手くてもしょうがない、全体としてどう上手く曲を完成させていくかというのがポイント、まあそういった「個と全体」という問題も含め、いろいろ学べましたかねー。

 あと、クリスマスの日か、その数日後、後輩の女の子に電話で「渡したいものがある んですけど」と呼び出され、公園で、チョコレートかなんか貰った想い出もありますねー、この時は、その女の子が具体的に「つきあってください!」とかの意思表示をしなかったので、ウブでシャイだった(今も)沢木は自分からは何もできず、結局、そのまま先輩と後輩という関係でしたけど・・・彼女は元気なのかな?
 ちなみに、同じ部活だった同級生が僕がオウムだったということを(というか現役時 代の激動の95年の時に街でビラ配ったりしてた時に発見されたから一部の人はまだ現役と思ってるかもしれないが・・)知っているので、その部活のOB・OGの情報ネットワークで彼女のところにもその情報は行ってるかもしれない。
 あっ、待てよ、事件前の93年の秋頃に男の後輩を一人勧誘したことあったから、そ の流れで知ってるかな? まあいいさっ!僕は僕さっ!

 でも去年、同じ部活ではないけど、同級生が結婚した時、2次会に呼ばれた時は、こ れまた95年の激動期に街でビラ配ってる僕を見かけたと言う女の同級生が来てて、その子は昔と変わらず接してくれましたけどね。

女の子「沢木くんもいろいろ大変だったねー」(一応配慮したセリフ)
沢木「うん、一応生きて戻って来れましたけど」
女の子「まあ沢木くんは昔から、変に真面目なところがあったから考えすぎて行っちゃったんだよねっ」
沢木「いや、そんなことはないけど」
女の子「麻原に会ったことあるのー」
沢木「そりゃーもちろん!」
女の子「キャー――――――――!!!」(←集団で)
女の子「上祐は?」
沢木「会ったというか、説法会とかで見たことはあるけど、深い接触はないよ」
女の子「口達者?」
沢木「それはその通り」
女の子「キャハハハハハハハハ」(←バカうけ)
女の子「上九とか行ったことあるの?」
沢木「修行とか、イニシエーションで行ったことはあるよ、なんなら薬物のこと語りましょーか?」
女の子「・・・・・・・・・・・・・・・・・」(←急に現実感が沸いたみたい)
 おっと書いていたらきりがなくなるので、この話題はこのへんで。
 でも彼女らは内心ではどう思ってるのかな?(バカじゃない?オウムになんか入って)とか思ってないかな。
 まあ、いいさっ! 僕は愚かさも抱きしめてこれからも歩いていくさっ!

 話しが「N響アワー」から飛びます飛びます坂上二郎状態ですが、その番組で江川さんが、風呂に入る時、時間があると、電気を消して、貰い物のロウソクを灯して、風呂の戸を少し開けてそこにCDラジカセを置いて音楽を聴きながら入るとか言ってましたが、なんか危なくないかい?
 ちなみに僕は風呂では温熱療法がやりたくなる時がありますが・・・・・なんてね。
 今回は音楽ネタだと自分では思っているので、最後に強引に音楽ネタでしめよッ
 僕が会ったオウム問題関係者で(オウマー、非オウマ―、カナリヤなどなど)一番カラオケというか歌が上手いのはきょんじゃさんでしょうねっ、なんせ元音大声楽科ですから、ひめちゃんなんて目じゃないぜっ!!
(って言ってよかった?きょんじゃさん?)

 では!! あ〜何やってるんだろ? 僕は。




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