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◆89/7/20・21 富士山総本部
第一回シッシャ大会----解脱のために自立しよう
それでは、これから第一回シッシャ大会を始めます。このシッシャ大会の趣旨というのは、ね、いかに君たちがグルの意思を実践していくかということがね、ねらいであると。そのためには、今まで、例えば本部支部活動を通じて、問題点があるところはどしどしとね、提言させていただき、それをみんなに了承していただくと。ね。
というのは、君たちが出家をしたもともとの意味合いというのは何かというと、解脱をするためであると、ね。つまり、自己の絶対的な自由・幸福・歓喜というものを得るために出家をしたわけであると。であるにかかわらず、出家後、ね、みんながいろんな条件によってね、解脱に対する願望が薄くなったり、あるいは、そうだね、その解脱に対する願望はあるんだけれども、ね、その方法というか、自分は今何やっているかわからないという問題が起きたり、あるいは、また別の問題として支部活動、ね、また本部支部活動の動きを見ていて、グルの意思とは違うようなね、動きがかなり行なわれていると。で、ここでいったん修正しないと、単なる弟子たちに悪業を積ませてしまうだけであると。で、それだとそれはわたしの本意ではないと。
よってここにシッシャ大会を開き、みんなにね、シッシャの意味合いとは何かとか、あるいはシッシャは何をなさなければならないかとね、ということの確認をしたいと。これから大師の方から、皆さんに二部の文章が手渡されると思います。その一部は提言と、もう一つは支部活動規定といわれるものです。今後はこの動きにのっとって、オウム真理教の全体を動かしていきたいと思います。
それからもう一つは大幅な人事異動を行ないます。ね。これは一つの支部に同じ、例えば大師あるいはシッシャがいることによって、はっきりいって弊害が起きていると。どういう弊害が起きているかというと、ね、真理でないものが真理として認められたりとか、あるいは真理が真理でないものとして認められるといったような弊害が起きているから、これを修正しなければならない。そのために大幅な人事異動を行ないます。
仏陀釈迦牟尼、ね、釈迦牟尼の弟子のサーリプッタ、あるいはマハーモッガッラーナ、彼らがなぜ称賛されたかというと、仏典の中にはこういう説があるね。あるバラモンが釈迦牟尼に問うたと。ね、あることを問うたと。それに対して釈迦牟尼が答えたと。次はサーリプッタのところに行って問うたと。サーリプッタが答えたと。次はマハーモッガッラーナに問うたと。マハーモッガッラーナが答えたと。でね、この三人の偉大なる救済者が答えた内容というものが全く同じであったと。だからこれは本物であると。
ところで今、オウム真理教の実態はそうではないね。Aという大師に聞くと「右」と言うと。Bという大師に聞くと「左」と言うと。Cというスワミに聞くとね、「真ん中」であると言うと。そしてDというシッシャに聞くと、「右でも左でも真ん中でもない」と言うと。これがオウム真理教の実態です。
つまり、救済において個がエゴを満足させるために、例えばプライドを満足させるような動きをしていると。これによって断定できると。わたしの吐く言葉が法であり、そしてわたしのね、君たちに伝授したことが法でなければならないと。ところが伝授されてないものをね、伝授されたといい、真理でないものを真理といいね、そして救済のためには手段を選ばなくていいんだというようなね、風潮があると。これは確実に人類を破滅に至らせる道であると。よって、今回の第一回のシッシャ大会では、この部分を徹底的に改善しようと。これが一つです。
それからもう一つは、成就していっている人たちの出身地、これを見ると、どうも自立心のね、強いところに集中していると。例えば、男性大師の場合は、ね、九州出身、あるいは九州と縁のある人たちが集中的に成就をしていると。女性の場合は、関東に集中していると。これは何かというと、九州男児といわれているように、九州の男性はすごく骨があるというか、要するにわがままといったらおかしい、わがままという表現はおかしいね、骨があるというか、要するに気骨がしっかりしているというかね。で、関東の女性も、男なんかはどうでもいいというかね、要するに、男性から自立して女性の立場を持っていると。しっかりと持っていると。こういう人たちが成就していると。
だから、今回の第一回のシッシャ大会のスローガンは「自立」ね、強くなろうと。強くなろうというのは、自分たちの背景にあるものはグル・シヴァ神、そして真理だから、それを背景として強くなろうと。他のものは受けつけないようにしようと、ね。それによって早く解脱をし、早く一人前の救済者になろうじゃないかと。これが、今回の第一回のスローガンのねらいです。うじうじうじうじしたり、いつも揺れている人、ね、こういう人はなかなか成就しない。あるいは成就したとしても、必ずつぶれる原因をつくってしまう。いいですか。だから、しっかりと今日のシッシャ大会で決められたことを、皆さんは受領し、ね、それで、それを心におさめ、実践してください。いいですね。
(一同)はい。
(尊師)では、これから大師の方から皆さんに配りますので、それを皆さん手に持ってください。
それからね、最後に前生の話を少ししましょう。例えば、マハー・マーヤ大師がわたしの前生の奥さんだったことはたくさんあるわけだけれども、その中でいい奥さんだったときもあるし、それから、例えば間男をつくって----これ知っているよね、みんな、もう。説法テープを聞いていると。例えば、X大師とか、今のK大師と、このどういったらいいかな、要するに不倫の関係になって----まあ、という生もあると。マンジュシュリー大師の例をあげると、すごくいい参謀だったこともあるし、例えば、わたしをね、策略によって殺そうとした生もあると。例えば、ケイマ大師の例をあげると、ね、例えばわたしを捨てた、子供として生まれたわたしを捨てた生もあるし、あるいは、わたしの恋人として、あるいは奥さんとしてサポートした生もあると、ね。もちろん、これはK大師にしてもそうだし、ね、例えばMにしてもそうだね。例えば、Mの生については、ケイマ大師の、つまりわたしを捨てさせる原因とさせる男となった生もあるし、あるいはわたしに弟子として仕えた生もあると。
このようにして、縁というものは無常である。いいかな。前生を知るならば、縁というものが無常であることに気づくと。いいか。そして、縁が無常であるならば、いいですか。当然、今生での憎しみ、あるいは今生での愛情といったようなものは、相対的なものであることに気づくはずである。いいかな、言っていることはわかるかな、みんな。よって、それから離れたとき真の平等心が生まれると。ね、そうすることによって、ラージャ・ヨーガ、クンダリニー・ヨーガと、次のマハームドラーの成就がおきると。
いいですか。そして次は慈しみ。例えば、先程の例から言うと、マハー・マーヤ大師がわたしを慈しんでくれたと、ね。あるいは、ケイマ大師がわたしを慈しんでくれたと。あるいは、マンジュシュリー大師がわたしを慈しんでくれたと。あるいは、M大師が、わたしによく尽くしてくれたと、ね。こういうことを考えると、すべての魂の存在こそが、今のわたしの生存であり、そしてすべての魂の愛こそが、今のわたしの修行におけるね、動機であるということになる。
それを考えるならば、いいですか。それを考えるならば、ね、本当の意味での四つの無量心、結局すべての魂とは、何らかのかたちで縁が生じていると。そしてその何らかのかたちで生じている縁というものを考えるならば、その生じた縁を最高の状態にするね、それが四つの無量心の実践であることに気づくと。もちろん、無明のために前生がわからなければ、その四つの無量心の実践はできないと。いいですか。よって、瞑想しなさいよと。功徳を積みなさいよと。そして、早く自己を前生を知るくらいのレベルになりなさいよと。これはそんなに高いステージじゃないからね。いいね。
はい、それでは第一回のシッシャ大会をこれで終了するわけだけれども、ね、スワミ、大師についての配属は決まったと。まだ、経理、事務については決まってないから、これからね、スワミ、シッシャの……これからどうするか。動きを待っててもらうか。大師そのものは今日の時点で入れ替えるからね。いいね。というのは、二度の動きをしなきゃならないわけだから、これは意味がない。そして、麻原流の真理、あるいは教学、あるいは考え方を持っているならば、どこへいっても実力は即発揮できるはずだ。いいね。
(一同)はい。
(尊師)はい。では、じゃあ、今日昼の十二時までは、シッシャ、大師全員動かないでください。というのは、まだ完全にどの支部にどのシッシャが行くか決まっていないから、決まった段階で動くようにしましょう。では、ここでいったん締めましょう。
(オウム三唱)
さあ、頑張ろうね。
(一同)はい。
(尊師)最後に三回唱和しましょうね、今回のスローガン。
はい、ケイマ大師、音頭とって。
(ケイマ大師)スローガン。
解脱のために自立しょう。強くなろう。
解脱のために自立しょう。強くなろう。
解脱のために自立しょう。強くなろう。
(拍手)