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◆89/1/4 富士山総本部
シッシャに対して大師のとるべき態度

 今日はね、君たちにシッシャと信徒の違いを説明しなければならない。何名かのね、人に、大師についての質問を受けた。あなた方が在家時代は、ね、大師がよく面倒を見てくれたと。しかし、出家してからは、ね、あまり、面倒見てくれないと。冷たいと。これはなぜ冷たいか、あなた方はわかるか。どうだ。
 オウムの大師というものはレベルが高い。特に大師の中でレベルの高い人ほど、シッシャの面倒を見なくなるだろう。なぜだと思うか。
 理由はね、シッシャになったということは、君たちはわたしの弟子であるからだ。つまり、君たちが信徒のとき、担当は大師が、ね、面倒を見ることになる。しかし君たちがシッシャになったということは、君たちは、『マハーヤーナ・スートラ』のステージにしたがって解脱をしていくわけだね。これはわかるか。----ということは、君たちをそこまで導くのはわたしになる。だとしたら、大師が例えば、百に一つも間違った、ね、指導を君たちに与えるとしたならば、それは悪業になる。どうだこれは。
(一同)はい。
(尊師)だから、シッシャ入りをした瞬間から、大師の態度が変わる。特に、レベルの高い大師ほど、態度は冷たくなるだろう。それを君たちは意識しなければならない。いいね。
(一同)はい!
(尊師)そして、在家の信徒のうちは、甘えること、これが許されるけども、シッシャになった今、君たちは甘えるのではなくて、甘えさせる立場にある。そしてできるだけ早く、自己に厳しく、ね、他に優しく接し、そして修行に全力を傾け、早く解脱を行なう。ね。そして早く大師になって、救済活動の本当の意味でのお手伝いをしなければならない。いいね。
(一同)はい。
(尊師)これが今日のわたしの話だ。正しくものを見ていない者がいると、こう考えるだろう。「わたしはあの大師が好きで、あの大師を尊敬してシッシャになったのに、大師はシッシャになった瞬間冷たくなった」と。もしここに、よこしまな心を持っている大師がいるとしたならば、君たちに優しくし----ね。まだ最終解脱をしていないわけだから、そしてオウムのシステムでは、成就をさせることができるのは、マハーヤーナ・ヨーガの成就者、大乗のヨーガの成就者なわけだから。でしょ。どうだこれは。
(一同)はい。
(尊師)そこにまだ到達している大師は一人もいないわけだから、それを錯覚し、大師のプライドによって正しくない示唆を与え、そして、悪業を積むと。ところが、レベルの高い大師はそれを理解している。
 ね、ここに、先程も言ったとおり、わたしはあの大師が好きだったのに、ねえ、シッシャ入りしたら、あまり相手にしてくんないと。しかし、いくら大師が好きでもだ、マハーヤーナ・ヨーガを成就するまで、成就させることができないわけだから、ねえ、あまり図体の良くないこのわたしを君たちは根本としなければならない。
 そして、わたしを根本とすればするほど、シヴァ神に対する帰依を強めれば強めるほど、君たちの解脱は早い。いいね!