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◆『ノストラダムス秘密の大予言』 第11回

(尊師)「ノストラダムス秘密の大予言」の時間がやってまいりました。麻原彰晃です、こんばんは。今日もいつもと同じように、このスタジオに聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂と、そしてV君を呼んでいます。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)マンジュシュリー・ミトラです。
(V)Vです。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)尊師、先週採用した詩は八章の十一でした。

 おびただしい信者達が真理の法則をけがした結果によって区別される
 武力なしに真理の炎は大聖堂を焼き尽くす
 不思議な驚嘆すべきものの登場の間近で大国の価値あるものが壊される
 当時しかも神秘的な資質のものは黒い者によって患難を受ける

 これは大国ロシアの崩壊とオウム真理教の関係がよく表れていた詩でしたね。
(尊師)そうだね。それだけではなくて、一行目の詩について少し検討を加えるならば、これはヨハネの黙示録の中にある、地獄に至る魂と、そして天へ至る魂の分離、これが救世主の登場によって始まった、と言うことができるだろう。ところでV君、今日の詩は、何章の何かな。
(V)はい、四章の一です。

 CEla du refte de fang non efpandu,
 Venife quiert fecours eftre donne,
 Apres auoir bien long temps attendu,
 Cite liuree au premier cornet fonne.

(尊師)この詩はキリストの救済計画についての障礙と、それからどのようなかたちでキリストが救済するかということを説いた詩だが、一行ずつ検討してみよう。
(V)では、一語目『CEla』これが「〜であるもの」、で『du』これが前置詞の『de』に定冠詞が加わったもので同格を表します。『refte』これが「まだ生きている子孫」。『de』これが「〜の」。『fang』これが「血統」。『non』これが否定の副詞です。そして『efpandu』,これが「拡大される」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、「血統のまだ生きている子孫である者は拡大されない」となります。
(尊師)これには二つの意味が考えられるよね。つまり血統とは神聖世界の血統、あるいは愛欲神の世界の血統、これは今までにも行なってきたわけだけども、黄金の魂とそれから罪深い魂とが混ぜられるとかいうところを見てもそうだけども、愛欲神の魂、あるいはもう一つ上の神聖世界の魂が結果的には拡大しない。つまり救済計画はなかなか順調に進まないよ、ということを予言した詩だと思うわけだけども、これについてはどうかな、君たちは。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうしますと、このまだ生きている子孫であるものというのは、人間界に生を受けた救世主を表しているわけですか?
(尊師)そうだね。聖なる血統であると見るべきだと考える。V君はどうだ。
(V)まだこの現代の世界の状態を見て、やはり拡大、完全に拡大されているとはまだ言えないと思います。
(尊師)しかも、これは三行目に出てくる、長い間時間かかると言っているわけだけども、もともと真理の法則を根付かせる為には、そんなに簡単にこのけがれた世界に真理の法則を定着させることは難しい。したがって、そういう意味においてはこの詩は正しいと言えるし、例えば今オウム真理教が置かれている状況を見ても、この詩はまさにその当時の内容だということができるだろう。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)確かに急激に拡大している教団等もあるようですが、尊師の救済計画、つまりオウム真理教の拡大というのは非常にゆっくりですよね。
(尊師)そうだね。というのは、真理の実践者を増やすことが目的であり、数を増やすことが目的ではないからだ。確かに時は急いでいるが、数が増えたからといって救済計画が成功するとは言えない。では二行目いってみよう。
(V)『Venife』「不思議な驚嘆すべきもの」、『quiert』「追い求め」、『fecours』「救済」、『eftre』これが受動態を構成する助動詞です。で『donne』「与えられる」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「不思議な驚嘆すべきものは救済が与えられることを追い求め」。
(尊師)これはまさにすべての衆生を済度するという大いなる発願が成就することを求めている救世主の様子を表わしている。もともと救世主というのはすべての魂に真理の法則を根付かせ、そしてその魂をステップ・バイ・ステップで高い世界へ引き上げ、最終的にはこの苦しみの三界、愛欲の世界、形状の世界、非形状の世界から救済することがねらいなんだね。よって、ゆっくりゆっくりとした拡大、これも問題だが、それだけではなく、そのゆっくりゆっくりとした拡大の中でも中身を充実させ、そして徐々に徐々に真理の環を広げる、ということが救世主の役割なんだよ。
 そういう意味においてはさすがノストラダムス、よくしっかりと見ていると思われる。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)これは尊師が作られている大乗の発願等によく表れていますね。
(尊師)そうだね。三行目は?
(V)はい。『Apres』これは「〜ののち」、『auoir』これが複合過去を作る助動詞です。で『bien』これが「とても」、で『long』これが「長い」、で『temps』これが「間、時」ですね、『attendu』これが「待つ」という動詞の過去分子です。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)三行目。「とても長い間待った後」。
(尊師)ということは、この救済計画は大変長い時間がかかるということだね。ここで大変残念なのは、一体その長い時というのは救世主が登場して、五年目なのか十年目なのか、あるいは二十年目なのかがわからないというところが残念であると思われる。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)ただその間、救済活動はその救世主によってなし続けられるということになるわけですね。
(尊師)そうだね。これは三行目などは裏の予言があるわけだけど、その裏の予言を検討するとよくわかると思う。このラジオ放送で発表できないのが残念だけども。
(V)では四行目。『Cite』これが「理想卿」、『liuree』これが「解放される」、『au』これが「〜によって」、『premier』「純粋な、超越した」、『cornet』「角」、『fonne』「歌われ、称賛される」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、四行目。「純粋な超越した歌われ称賛される角によって理想卿が解放される」。
(尊師)これは例えばスリランカ、あるいはラオス等でそういう現象が起きたよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、ブータンにおいてもありました。
(尊師)そうだね。日本においてもわたしの信徒の方々はわたしに対する称賛の歌を歌っているわけだが、それが予言としてあるんだろうね、これは。そして最終的にはすべての魂が解放されるということがこの予言書の内容だと思われる。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)この角というのは象徴的な言葉ですね。
(尊師)そうだね、この角には三つの意味があると考えられる。一つは例えばモーゼ等の頭にある角をみてわかるとおり、小羊を表わしているということが一つ。第二番目にはこの角には別の意味で油の壷とかいう意味があるわけだけど、つまり、例えば転輪獅子吼経等に載っている救世主の意味合い、油で灌頂を受けた者という意味合い、それからもう一つはこの小羊イコールキリストと見るならば、キリストということができるだろうね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そういえばキリストという語の語源も、油を注がれた者でしたよね。
(尊師)そうだ、つまり同じ語源だね、これは。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)仏教においてもキリスト教おいても同じ意味を表していると。
(尊師)そのとおりだ。では、もう一度一行目から四行目まで通して訳を読んでもらおうか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。

 血統のまだ生きている子孫のものは拡大されない。
 不思議な驚嘆すべき者は救済が与えられることを追い求  め
 とても長い間待った後
 純粋な超越した歌われ称賛される角によって理想卿が解  放される。

(尊師)もともとわたしの人生のモットーは、今できることを全力でやる。そして今できることを全力でやる、その結果として未来が存在する。今目の前にある喜びは過去の功徳による幻影に過ぎない。よって今努力することによってのみ未来は約束される。したがって予言詩にあるとおり、ゆっくりゆっくりとした救済計画であるとしても、それに対してわたしはまったく意に介せず、淡々とわたしの考えている救済計画を進めて行きたいと思います。それではまた来週。


◆『ノストラダムス秘密の大予言』 第12回

(尊師)「ノストラダムス秘密の大予言」の時間がやってまいりました。今回のノストラダムス秘密の大予言は、前回と続き、Venife編の第二回ということになります。ところで前回Venifeを「不思議な驚嘆すべき者」と訳しましたが、実質的にはこれは「神秘的な資質の者」という意味です。したがって、このラジオを聴いてメモしていらっしゃる方は、そのように訂正していただきたいと思います。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)先週採用した詩は、四章の一でした。
 血統のまだ生きている子孫のものは拡大されない
 神秘的な資質の者は救済が与えられることを追い求め
 とても長い間待った後
 純粋な超越した歌われ称賛される角によって理想卿が解放される
(尊師)今回は同じVenife編の第二回ですが、前回と違い小文字のVenifeです。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、これはコンピュータで全部の詩を検索したんですが、Venifeはほとんどは大文字で使われています。たった一カ所四章の六だけが小文字のVenifeが使われていたのです。
(尊師)この四章の六は、統一原理の文鮮明を予言した詩だよね。
(V)はい、そうです。
(尊師)では、いつもと同じように、V君のフランス語及び単語の解説と、マンジュシュリー・ミトラ供養値魂の一行一行の訳、これから入りましょう。
(V)D'habits nouveaux apres faicte la treuve,
  Malice tramme & machination:
  Premier mourra qui en fera la preuve,
  Couleur Venife infidiation.

 では一行目「D'habits nouveaux apres faicte la treuve」。
 一語目が『D'』で[〜を着た、身に付けた」ということです。『habits』これが「服」です。これは修道士の服。で『nouveaux』これが「新しい」、『apres』これが「後に」、『faicte』「作り出された」、『la』が定冠詞で、 『treuve』が「その戦争の中断」です。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「その戦争の中断が作り出された後に新しい修道士の服を着た」となります。
(尊師)この「その戦争」とは間違いなく湾岸戦争のことを表わすと。というのは、四の一の詩以降に起きる現象であるから、しかも重要な最終戦争直前の戦争となると、これは湾岸戦争以外にありえないと。つまり湾岸戦争とは最終戦争の予行演習なんだね。で、その湾岸戦争の起こる前に登場している修道服を着た人についての話が展開されるんだね。ところで、この修道服を着た人の一行目の詩だけども、この戦争の中断には別の意味が隠されているよね、これは。
(V)はい、これには偽善という意味があります。
(尊師)つまり、この修道服を着た人は大変な偽善者であるということが言えるわけだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)新しい修道士の服ということは、今までの伝統的な修道士の服とは違うようですね。
(尊師)そうだね。やはり、自分自身がキリストのリインカネーションであると称しているだけのことはあって、服装を民族服的な服とそれからキリスト教的な服とを合わせたような服装にしていると考えることができる。では二行目にいこうか。
(V)はい。一語目『Malice』「邪悪な」。『tramme』これが「しくまれた陰謀の中央にあるもの」、『et』これが「そして」で『machination』「秘密の策謀」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「邪悪な、仕組まれた陰謀の中央にあるもの、そして秘密の策謀」。
(尊師)これは一行目の修道士の服を着たものが策謀の中心的な存在であり、いろいろな陰謀を企てているということを表しているね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)その中で現象化したものというのはあるんでしょうか?
(尊師)例えばそうだね、共産主義の打破だとか、特に共産主義の脅威をうたい続けて、共産主義をうまく利用して、世界の人たちを自己の宗教に導き入れるだとか、救済のためには手段を選ぶ必要がないということで、霊感商法だとか、いろんな問題がこの日本でも起きているんではないだろうか。しかしそれに巻き込まれる人も、これはカルマと言えばカルマだけどね。なぜかというと、カルマというのは自己のなしたことが現象化すると。ということは、多くの人を騙していたら、当然騙されるカルマを積むわけで、これはこれで仕方ないんじゃないだろうか。では三行目に行こうか。
(V)はい。『Premier』「第一に」、『mourra』「死ぬだろう」、『qui』これは「〜をするもの」、『en』「その」、『fera』これは「作り出す」、『la』「そして」定冠詞の『le』、で最後に『preuve』これは「証明」です。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「その証明を作り出す者が第一に死ぬだろう」。
(尊師)これは自分自身がキリストであるという証明、例えば十数歳のときにそういう啓示を受けただとか、いろいろな証明手段があったわけだけども、それを作り出す人が第一に死ぬだろう。ということは、第一だけではなく、第二第三と多くの人が死ぬことになると。つまり、湾岸戦争以降、それから最終戦争の間にこの文鮮明氏は死ぬ事を予言されている。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)この作り出すというのが、まさに客観性のない自分からそれを持ち出しているということの証明のような気がしますね。
(尊師)そうだね。では第四行目いこうか
(V)はい。『Couleur』これが「縁飾りのある白いローブ」、『Venife』これが「神秘的な資質」、で『infidiation』「陰謀を行う者」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「縁飾りのある白いローブの神秘的な資質の陰謀を行う者」。
(尊師)これはまさに文鮮明氏が結婚式のときに着ていた服装を思い出していただければわかると。つまり、あれは白いローブに縁飾りがあり、そして黄金の帯を締めている。頭には冠をかぶっているといういでたちだったよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はいそうです。
(尊師)で、この人は神秘的な資質があると。確かにこれだけの大教団を作ったんだから、神秘的な資質はあったんだろう。しかし、ここで問題なのは、この『Venife』が小文字で書かれていること。ということは、その神秘的資質はそんなに大したことはないような気がするのだけども、聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂、それについてはどうかな?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)ええ、やはり、重要と思われることをノストラダムスは大文字で書いております。ですからあまり評価に値しないと考えていたんではないでしょうか。
(尊師)そうだね。ところでこの『Venife』について大変重要な意味があるんで、その歴史的な意味合いから少し検討しなければならないわけだけども、まず貿易都市であったと。そして多くの島々がその周りに点在していると。で、この大文字の『Venife』を例えば日本としてたとえ、それから小文字の『venife』を韓国として例えるのならば、そのつじつまはしっかりと一致するような気がするわけだけど、それについてはどうかな。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。え、まさに日本に対する韓国、『Venife』、つまりベネチアの状況を表わしていると思います。
(尊師)つまり確かに韓国も追い上げて貿易国になっているわけだけど、近ごろ少し不況が来てて、やはり日本ほどの経済発展は望めなかったと。貿易国にはなれなかったという実状があるよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。
(尊師)したがってこの『Venife』はその霊的資質という面と同時に、その霊的資質の魂が存在する国の状況と両方を掛けているという、まさにノストラダムスの偉大な英知を感じざるにはいられません。ところで、この文鮮明氏の死を予言したノストラダムス。果たして、このノストラダムスの予言が当たるかどうか。これはもし外れたとするならば、それはノストラダムスの予言がはずれたのではなく、わたしの解釈がはずれたんだとお考え下さい。
 それではまた来週。


◆『ノストラダムス秘密の大予言』 第13回

(尊師)「ノストラダムス 秘密の大予言」の時間がやってまいりました。こんばんは、麻原彰晃です。今晩もいつもと同じように、聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂と、V君をこのスタジオにお呼びしております。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)マンジュシュリー・ミトラです。
(V)Vです。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)先週は四章の六

 その戦争の中断がつくり出されたのちに
 新しい修道士の服を着た、邪悪な仕組まれた陰謀の中央にあるもの
 そして秘密の策謀、その証明をつくり出す者が第一に死ぬだろう
 縁飾りのある白いローブの神秘的な資質の陰謀を行なうもの

という詩でした。
(尊師)これは文鮮明の死を予言している詩でした。そして、今日はヴェニス編の第四回です。
 ではV君、いつもと同じようにお願いします。
(V)はい。五章の二十九です。
ーーーーフランス語原詩朗読ーーーー
 で、一行目いきます。最初、第一号が、『la』定冠詞です。『』「自由」。『』これが否定を表わします。『』これが次の過去分詞とともに受動体をつくります。で、『』これが「再び見いだされない」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)「自由は、再び見いだされない」。
(尊師)これは、この「再び見いだされない」という単語は、英語の recover にあたる単語で、再発見する≠るいは復活する%凾フ意味があるわけども、この「自由が再び見いだされない」ということは、もともとわたしたちが自由で、その自由をわたしたちが取り戻すことができない----ということをこれは言っているわけだよね。
 で、自由を取り戻すことができないその要因というのは何かと。これはつまり二行目にあたるわけだけど、じゃあ二行目行ってみようか。
(V)はい。最初が、代名詞の『』です。次が『』これが「妨害する」。『』これが「悪」。『』「残虐な」。『』「道徳的に恥ずべき」。『』「正義を冒涜する」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、「残虐な、道徳的に恥ずべき、正義を冒涜する悪はそれを妨害する」。
(尊師)ここで問題になってくるのは、まず「残虐な」。これはまさに無慈悲≠ナあるということを表わし、次に、「道徳的に恥ずべき」、これはわたしたちに、性欲・食欲・邪悪心といったようなものをどんどん増大させるデータを送り込んでいる張本人のことを表わし、そして、「正義を冒涜する」、これはまさに、例えば仏教、あるいは他の宗教を力ずくで圧迫していることを表わしていると。
 この「悪魔」の実態は何かというと、ノストラダムスの中でも、よく「グリフォン」という言葉で出てくるわけだけど、形状はどういうことかな?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。この象徴的に表わされている「グリフォン」ですけれども、「グリフィン」ともいいますけれども、ライオンの胴体と顔ですね。そしてワシの翼。それにサソリの尻尾がついております。
(尊師)これは理想的な状態だね。つまり、陸の王であるライオン、そして空の王であるワシの翼、しかもその上に、猛毒を発するサソリの尻尾があるわけだね。これはまさに強力な陸軍と、強力な空軍を有し、しかも尻尾から猛毒を出す----つまり原爆やあるいは水爆や中性子爆弾、あるいは化学兵器、あるいは細菌兵器、あるいは猛毒兵器といったようなものを備えているこの地上の動物の王、ということができるよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)獣の王ですね。
(尊師)ところでこの獣の王≠ノ対してどのような神が対決し、そして克服するんだろうか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。ここに、ペルセポリスにある、百の柱を持つ宮殿の浮き彫りがあります。ここではゾロアスター教の主神、アフラ・マズダーがグリフォンと戦っている、そしてグリフォンを殺している、そういう浮き彫りがあるんですね。
(尊師)ということは、グリフォンの運命も、アフラ・マズダーの登場によって終わる、ということだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうなります。で、このアフラ・マズダーの形態なんですけれども、非常に長い、縮れた髭を有しているんです。そして豊かな髪、
(尊師)うーん、これはノストラダムスの縮れた毛≠ニか、いうのと一致するね、ある程度。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)ええ。今までの予言と、やはり一致しているんですね。
(尊師)うーん。ということはやはりこの『悪魔』イコールグリフォン、あるいはグリフィンと考えてもおかしくないんではないだろうか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そう思います。
(尊師)では三行目いこう。
(V)はい。『』これが「〜と同時に」。で、定冠詞の『』、『』これが「材料」。『』「〜の」で『』「乗船するための船の板」。
(尊師)あるいは橋≠セよね。
(V)はい、そうです。それから『』、これが次の過去分詞とともに受動体を作ります。そして、『』これが「作られる」です。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「乗船するための船の板の材料が作られると同時に」
(尊師)うん。----ところでこの、材料≠ニいうマティエール、これは、語源的にはマイトレーヤと同じだよね。
(V)はいそうです。
(尊師)それを少し詳しくV君の方から説明していただけるかな。
(V)はい。これをラテン語にさかのぼりますと、マーテリアとなっていて、これは「マーテル」という母≠ニいう語から出てくると。で、これをさらに、サンスクリットまでさかのぼると、そのマートリという母≠ニいう語になります。そして、マイトレーヤはマイトリなんですが、で、この二つの語源をさらにさかのぼると、マー、あるいはミという、はかる≠ニいう計量する≠ニころで語源的に一致します。それから、母≠ニいう意味から慈愛≠ニいう意味が出てきますが、またマイトレーヤにも慈愛≠ニいう意味があります。よってそのマティエールという語がマイトレーヤと一致するのではないかと思われます。
(尊師)うん。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)これ面白いですね。そうすると、マイトレーヤによって作られた板を用いて乗る船というのはそうしますと、
(尊師)大乗の船ということになるだろうね。ところで、もう少し語源的に説明をしておきたいんだけども、このラテン語のマーテルという母=Aこれ実はパーリ語でマーター、これも母≠ネんだね。例えばナンダマーター、ナンダーの母≠ニいうわけだけども。
 で、実をいうとこのラテン語にしろ、あるいはフランス語にしろ、あるいはサンスクリット語にしろパーリ語にしろ、すべてインド・ヨーロッパ語族なんだよ。で、インド・ヨーロッパ語族の語源というのは大変発音も似てるし、意味も似てるんだね。例えばアフラとアシュラとか。例えば今、マーテリアとマーターとか。例えばマイトレーヤとメッターとかね。あるいは、メッテーヤとか。そしてこのマーターとメッテーヤ、つまりマイトレーヤとは、同語源であるとパーリ語でもいわれているんだよ。したがって、このマティエールがマイトレーヤの語源であることは間違いないだろうね。
 で、この三行目の詩の意味というのは、やはりこの大乗の船に乗せる板の役割を果たすものが、マイトレーヤであると。つまり大いなる慈愛である----というふうに誇大解釈をしたとしても、それで大きなズレはないと思われる。そしてこの大いなる大乗の船、すべての魂を安らぎの世界へと導く大乗の船の板、あるいは橋を作る材料がどんどんどんどん作られているとき、それと同時に、四行目、新しい現象が起きるわけだよね、また。
 じゃあ四行目いってみよう。
(V)はい。最初が、『』これが「〜によって」。『』これが「大役者」。『』「神秘的な資質の」、『』「悪感情を抱かされる」。で、定冠詞の『』。そして最後が、『』これが「政府」です。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)「政府は、神秘的な資質の大役者によって悪感情を抱かされる」。
(尊師)これはまさに、日本とそれからオウム真理教の関係を表わしている四行目の詩である、ということができる。
 確かに日本は、いや日本政府は、オウム真理教に対して悪感情を抱いている。いやオウム真理教というより、その教祖である麻原彰晃に対して、悪感情を抱いているということができるだろう。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)この「大役者」というのも、大文字で始まっておりますから、やはりその特別な存在、つまり尊師を表わしているんでしょうね。
(尊師)そうだね、ノストラダムスにとってわたしの存在というものは、やはり大文字、それがやはり大きな意味合いがあるんだと、思うわけどどうかな?
(V)はい、そう思われます。
(尊師)ところでこの、一行目から四行目を通じていえることは、第二次世界大戦によって、「世界は自由になるんだ」とみんな思った。しかし、自由は与えられなかった。そして、そのときに、神秘的な資質を有する大役者が登場したと。で、この大役者は、世界の中で、特に霊的な、あるいは心の優れた者たちを、大乗の船に乗せるために、その船に乗るための桟橋を築き、そして「渡し板」を作ると。しかしこの「渡し板」そのものが、現体制にとって、今の政府にとっては、面白くない、まさに不愉快にさせられる内容であると。----というのがこの詩の全容なんだよ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)よくわかりました。
(尊師)さあ皆さん、皆さんもこの大乗の船に乗れるように頑張りましょう。
 それではまた、来週。


◆『ノストラダムス秘密の大予言』 第14回

(尊師)「ノストラダムス 秘密の大予言」の時間がやってまいりました。こんばんは、麻原彰晃です。ノストラダムスの秘密の大予言、この番組も回を重ねると同時に、ノストラダムスがいかに偉大な予言者であったか、皆さんもおわかりになってきていることでしょう。今日はまた、皆さんに、一つ新しい詩を紹介したいと思います。
 ところで今晩も同じように、聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂と、そしてV君をこのスタジオに呼んでいます。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)マンジュシュリー・ミトラです。
(V)Vです。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)先週は五章の二十九、
 自由は再び見いだされない
 残虐な、道徳的に恥ずべき正義を冒涜する悪は、それを妨害する
 乗船するための船の板の材料が作られると同時に
 政府は神秘的な資質の大役者によって悪感情を抱かされる。

でした。
(尊師)今回も、同じように「ヴェニス」について、徹底解明してみたいと思います。それではV君、今日の詩をお願いいたします。
(V)六章の七十五です。
----フランス語原詩朗読----
 一行目、最初が『』定冠詞です。次が『』これが「偉大な」。『』「導き手」。『』、これが受動体を作る助動詞です。そして『』これが「〜としての」。で、『』これが「王」です。そして最後が『』これが「遣わされ」です。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「王としての偉大な導き手が遣わされ」となります。
(尊師)「王としての偉大な導き手」、この『王』という言葉については、皆さんは、一つのイメージがあるかもしれない。それは、権力を司るもの∞国家を統治するもの≠ニいう意味である。しかしわたしが、インドに亡命していたチベットのカール・リンポチェのお寺に行ったとき、そこに訪ねていたフランスのジャーナリストは、カール・リンポチェのことを「偉大なる王である」と賞賛していた。では、この王≠ニはどういう意味か。それは、その王権に属する者、王の権力に属する者に対して正しい法則を説き、そして、導き、幸福にし、もしその魂が望むなら、来世高い世界へ至らせることのできる魂、ということができる。したがって、この一行目の内容は、明らかに、そのような意味を示していると思われる。それはなぜかというと、「導き手としての王」とわざわざ断ってるところを見てもわかるとおり、今の王権の王が導き手であるはずがないからである。そしてこれは、----神によって遣わされるんだね?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、王以上に、その何ていうか高位の存在であると考えることができると思うんですね。
(尊師)これはまさにキリストと、それからキリストを遣わした父なる神との関係と、王として遣わされる魂と、それからそれを遣わした同じように父なる神トの関係イコール、王イコール、導き手としてのキリストというのを数式的に成り立つと思うわけどこれについてはどうかな?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。キリストそのものが油を注がれたもの=Aすなわち王を意味するという語源がありますので、それはまさにこの王、すなわち救世主であると思われます。
(尊師)じゃあ、一行目は結局父なる神に遣わされた、偉大なる導き手である王イコールキリスト----とでも訳してもいいよね、この内容としては。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。
(尊師)うん。じゃあ二行目いこう。
(V)『』これが「〜させる」、『』が定冠詞。で『』これが「階級」。で『』これが「目標」を表わす前置詞です。そして『』これが比較級で「より〜」ということです。次が『』これが「高い」です。そして『』これが「身分」。『』これが「到達する」です。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「階級を、より高い身分に到達させる」となります。
(尊師)今回のこのノストラダムスの詩は、少し注釈を加えないとわかりづらい部分が、一行目もそうだったし、二行目にも現われてるよね。この「階級」とは、王に従うクラスの者、つまり王に支配されている者、弟子たちと見ることができると思う。この弟子たちを高い身分に到達させる、これは、より高い世界に引き上げる、あるいは、より高い経験をさせる、仏教的な言葉を使うならば、成就させるということと同義だと思うわけだがこれについてはどうかな?
(V)はい、そう思います。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)この場合は、「階級を」と言っているのでわかるように、やはりかなり大量の成就者が出ると考えてよろしいんでしょうか?
(尊師)そうだね。大量の成就者が出て、この人間の世界だけではなく高い世界が存在し、そしてその高い世界を経験し、意識状態が人間より高い意識状態になる、ということじゃないだろうか。そしてこの大量成就は、今もずっと続いているわけだけれども、その大量成就を王である導き手、キリストが成し遂げることを表わしているよね。もともと、キリストの目標は三万人の成就者をこの地上に残す、ということが大願であるから、それに比べたらまだ今の状態というものは少ない、ということができるんじゃないだろうか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)尊師、その大量に成就者を出している教団というのは、はたしてあるんでしょうか?
(尊師)いやそれは、オウム真理教以外にないね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)もともとインドでは、やはり弟子の数って少ないですよね。
(尊師)そうだね、だいたい一人のグルについても十人とか数十人が限界だと思います。
 もともと、チベットでは、大量の成就者が以前は出たわけだけど、今は、君たちも知ってのとおり、チベットは中国の共産主義に支配されているから、修行も思うままにならないと。したがって、成就者が出なくなっているよね。そういう意味でいったら、大量の成就者の出せる教団、これは、オウム真理教しかないんではないんだろうか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)ええ。逆に言うと、大量の成就者が出せる人こそ、王としての偉大な導き手であるということがいえると思います。
(尊師)うん。まあ、それはそうだね。
 では、三行目にいってみよう。
(V)『』これが「七」。『』これが「年」ですね。で『』これが「〜ののち」。で』これが受動体を作る助動詞です。で『』これが「対立して煽らされる」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「七年ののち、対立して煽らされる」。
(尊師)これは、二行目の大量成就者が出て、そののち七年後、対立して煽らされることを意味しているものであるといえる。煽らされるということは、この階級の人たちが何かをやっているわけではなく、周りが勝手に煽る、ということを意味していると思うんだけど、どうかな?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)確かにオウム真理教の人たちってのは皆真面目でおとなしく、ひたすら真理の実践をしていると思われるんですけども。
(尊師)まさに小羊の群れ≠ニいうのが正しいだろうね。しかしこの小羊の群れを、一生懸命何かが煽るんだ、というのがこの三行目の詩の内容ではないだろうか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)じゃあ、例えば、まさに今のマスコミがなしているような、それよりももっと大きなことが起こるんでしょうか。
(尊師)それよりももっと大きなことが起きる、と見るべきだろうね。例えば、教団の存亡をかけなければならないとか、そのような事態が起きるんではないだろうか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですよね、今のマスコミがなしていることと同じでしたら……
(尊師)今のマスコミのなしていることといったら、オウム真理教に対する誹謗・中傷、嘘八百というのが実態としてあるわけだけども、あの程度の内容は、わたしに言わせると、顔にちょっとハエが止まったぐらいの印象しかない。これはどうかな? V君。
(尊師)はい。尊師にとってはもう、それほど大したことではないと思います。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)確かに尊師のなさっている修行の中で忍辱の修行というのがあり、ひたすら耐える修行、これを成就なさってますから、全く大した影響は尊師にはないでしょうね。
(尊師)もちろんひたすら耐えるといっても、人間の感覚というものは面白いもので、ある段階に来ると、他から見ると耐えてるような状態でも、それが普通になってしまう、、ということなんだよね。これは、マンジュシュリー・ミトラ供養値魂にしろV君にしろ修行しているから、いろんな経験があるんじゃないか?----例えば端から見ると大変そうな修行でも、自分にとっては何ともないと。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、どんどんその、苦を苦と感じない領域というのが増えてきて、
(尊師)V君はどうかな?
(V)そうですね。例えば、竹刀で足を思いっきり叩くと最初は痛いんですが、しばらくすると全く痛みがなくなってくるということもあります。
(尊師)それと同じで人間の心というものも、いろんな情報に対して強くなっていくんだね。そして最終的には無頓着の修行、そのいかなる情報に対しても頓着しない修行という修行があるわけで、これから考えると、普通の状態の煽られ方ではない何かが起きる、と見るべきだろうね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)わかりました。
(尊師)では四行目いこうか。
(V)はい。『』「野蛮な」。『』「軍隊」。『』これが「〜になる」。『』これが「神秘的な資質の者」。『』これが「怖れる」です。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「野蛮な軍隊は、神秘的な資質の者を怖れるようになる」。
(尊師)きっと、これは、周りがどんどん煽って、そしてそれに対して無抵抗なるがゆえに、野蛮な軍隊はその本質の深さに、恐怖するようになる、という四行目の詩だと思うけど、これについてはどうかな?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね、やはり自分に理解できないものというのが、最も恐ろしいですね。
(尊師)もし、戦わずして対象を怖れさせるとするならば、それはまさに真理の力ていうことができると思うわけだけども、これはどうかな、V君。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、そう思います。
(尊師)さあ、今週の詩、もう一度、日本語訳をマンジュシュリー・ミトラ供養値魂に読んでもらいましょう。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。

 王としての、偉大な導き手が遣わされ
 階級をより高い身分に到達させる
 七年ののち、対立して煽らされる
 野蛮な軍隊は、神秘的な資質の者を怖れるようになる

(尊師)あなたは、王として遣わされた偉大な導き手のもとで、真理の実践をし、そして、神の子となるか。それとも、野蛮な軍隊に属し、来世、苦しみの三悪趣へ落ちるか? これは大変重要な問題です。しっかり、来週まで考えましょう。
 では、さようなら。


◆『ノストラダムス秘密の大予言』 第15回

(尊師)「ノストラダムス秘密の大予言」の時間がやってまいりました。こんばんは、麻原彰晃です。今週も皆さんと、偉大な予言者ノストラダムスについて研究してみましょう。
 ところで、先週の詩の四行目に、大きな訳の誤りがありましたので、ここで訂正させていただきたいと思います。
 スタジオにはいつもと同じように、聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂と、V君をお呼びしております。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)マンジュシュリー・ミトラです。
(V)Vです。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)六章の七十五、先週の訳をもう一度読みます。

 王としての、偉大な導き手が遣わされ
 階級をより高い身分に到達させる
 七年ののち、対立して煽らされる
 野蛮な軍隊は、神秘的な資質の者を怖れるようになる
 この「怖れるようになる」ですけれども、わたしたちはノストラダムスのあらゆる年代の版を持っておるんですが、その中の最も古い、この六章の載っている最も古い一五五七年版では、「取り囲まれる」という語になりました。
 それでこの四行目をもう一度正確に訳しますと、
「野蛮な艦隊は、神秘的な資質の者を取り囲むようになる」。となります。
(尊師)では、今日の詩にいってみましょう。V君、いつもと同じように、綺麗なフランス語の発音でお願いします。
(V)はい。八章の三十一です。
----フランス語原詩朗読----
 一行目、最初の語は『』、これが「損なわれない」。『』これが「権力を持った」。『』これが「粗暴な」。『』これが定冠詞です。『』これが「国王」。で、次の前置詞の『』、これが前の語の『』国王の補語を作るための前置詞です。で『』これが「欲望満足を追求する」です。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。一行目、「損なわれない権力を持った、粗暴な、欲望満足を追求する国王」となります。
(尊師)これは、国家というものはいろいろあるわけだけども、例えば日本、あるいはロシア・中国、あるいはヨーロッパ諸国・アメリカ等があるわけだけど、国家形態の中で国王を保持しているもの、保有しているものといったらかなり少ないよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。
(尊師)で、その一つの国の王様が粗暴になる、とこれ予言してるんだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)この国王というのは、前回の詩の、「王としての偉大な導き手」である王とは全く対照的ですね。
(尊師)そうだね。で、この国王は、欲望満足ができるほど徳が高い、ということだよね、これは。さあ、この国の国王は一体どこの国の国王なんだろうか。これはこれから、未来のことだから、これから相当検討する必要があると思います。
 では、二行目いってみようか。
(V)はい。『』これが「さらに」。『』「そののち」。『』「〜になる」ですね。『』これが「見かけは美しい」。それから『』これが「〜であるが」という対立を表わす接続詞。で、『』これが「残虐な」。で、『』これが「邪悪な人」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい二行目。「さらにそののち、見かけは美しいが、残虐で邪悪な人になる」。
(尊師)ということは、ノストラダムスが見かけが美しい≠ニ言ってるんだから、少なくともフランス人好みの、ハンサムであるということがいえるだろうね。そして「残虐」ということは、きっと多くの殺戮をなす、ということになるんではないだろうか。
(V)じゃあ、三行目。
(尊師)はい、お願いします。
(V)『』これが「〜に包まれて」。『』「神秘的な資質の者」。『』「滅びる」。『』これが「彼の」。『』「尊厳」。『』「高慢な」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。三行目は、「神秘的な資質の者に包まれて、彼の高慢な尊厳は滅びる」、となります。
(尊師)これは、神秘的なヴァイブレーションを発する者がいて、その神秘的なヴァイブレーションを発する者の中で、彼の、『グロワール』、つまりこれは、英語で言うとグロリア《gloria》、「栄光、栄誉、神の威厳…」とかいうようなものだけども、それが滅びることを予言してるね。
 では四行目いってみようか。
(V)はい。『』これが「しかも」。『』これが『』という動詞の受け身で「〜という状態にさせられる」ということです。そして、前置詞の『』、これがその陥らされる結果を表わします。で『』これが「困難」。『』これが「〜によって」という動作の主体を表わします。『』これが「最高の」。『』これが「歓喜状態にある」。『』これが「天の聖母マリアの胎内から生まれた者」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、四行目。「しかも、最高の歓喜状態にある、天の聖母マリアの胎内から生まれた者によって、困難に陥らされる」となります。
(尊師)これは要するに、神秘的な神の威厳を有する者が現われ、それによって、もともと神秘的でない者がその威厳を失い、そしてそれによって困難に陥らされると予言してるわけだね。
 で、このように、抽象的な詩についての解説というものは、いろいろなとらえ方、いろいろな角度からの分析があるから、わたしはあまり解説をすることは好みではないんだよ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。
(尊師)したがって、皆さんもノストラダムスの詩をたくさん聞きたいと考えてるだろうから、ここは一行から四行まで、サッと意味を説明したのちに、次の詩にいきたいと思うわけだけどどうかな?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)わかりました。ではもう一度、詩の解釈を述べます。

 損なわれない権力を持った、粗暴な、欲望満足を追求する国王。
 さらにそののち、見かけは美しいが、残虐で、邪悪な人になる。
 神秘的な資質の者に包まれて、彼の高慢な尊厳は滅びる。
 しかも、最高の歓喜状態にある、天の聖母マリアの胎内から生まれた者によって、困難に陥らされる。

(尊師)では、次の詩にいこうか。
(V)はい。八章の三十三です。
----フランス語原詩朗読----
 一行目。最初が『』これが定冠詞。『』これが「偉大な者」。『』「生まれる」。『』これが「〜から」という由来・起源を表わします。『』これが、「繁殖用のメス豚」。で、『』これが「〜と」。で『』これが「盲目の最後の晩餐の血」です。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、一行目。「繁殖用のメス豚と、盲目の最後の晩餐の血から、偉大な者が生まれる」。
(尊師)これは、要するに、最後の晩餐≠ニ言ってるわけだからキリストを表わしてると見て間違いないと思うわけど、どうかな?
(V)はい後者はキリストを表わしていると思います。
(尊師)つまりキリストの地と、それから、要するに、子供を生むべきカルマを持っている女性から、偉大な者が生まれると予言してるんだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。
(尊師)うん。これはあくまでも時代を表わしていると見るべきだね。というのは、例えば年数的に千九百何年とかいうのではなく、例えば、大きな橋が架かった、そのときに何々が起こった……というような予言や、あるいは、東方に王が現われる。そして云々というようなかたちの、どういう時代によって現象が起きるかということを、一行目で表わしてると思うわけだけど、どうかな?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。ノストラダムスの予言の年代の特定の仕方というのは、数字をいろいろと合わせるとか、数字をもてあそぶというよりは、現象によって表わすというやり方が多いですね。
(尊師)これは確かにアストラルのヴィジョンがそうだよね。例えば未来ヴィジョンを見る場合、このときにどういう現象が起きてそのときにどうなると。その象徴的なものを一つ表わせば、どの時代であるかわかる、っていうことじゃないだろうか。
 したがって、----この「偉大な者」というのは、男性名詞だよね?
(V)はい、そうです。
(尊師)ということは、その地による最後の晩餐で、偉大な男の子が生まれる時、というふうにとらえていいんじゃないだろうか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、正しいと思います。
(尊師)じゃあ、その偉大な男の子が生まれる時、いったい何が起きるのかな? 二行目。
(V)はい。『』これが「キリスト」。『』これが「着せられる」。『』これが不定冠詞です。『』これが「名」、名前の名ですね。で、『』これが「非常に」。『』「恥ずべき」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、二行目。「キリストは、非常に恥ずべき名を着せられる」。
(尊師)これは「恥ずべき名」というよりも恥ずべき汚名≠ニかそういうふうにとらえた方が、わたしはいいと思うわけだけども、実際にフランス語の辞書の中に「汚名」という言葉がなかったんでここは「名」としてるわけだけど、
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)意味としては「汚名」で結構です。
(尊師)だね?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。
(尊師)内容としては要するに、キリストにふさわしくないような、いろいろな抽象的な、要するに汚名が着せられる、ということだね。
 まあここら辺に来ると、男の子の出産、そして今の状況をまさにそれは表わしているんではないだろうか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そのマスコミの尊師に対する誹謗・中傷というのは、本当に聞いていて恥ずかしくなるというか、本質を全くとらえてないというか、
(尊師)そうだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)この『アンディーニュ』という単語そのものだと思いますね。
(尊師)うん----まあ、今回も岡村鉄工の件でいろいろとマスコミに叩かれたわけだけども、まさにこれも汚名≠セね。善意が善意として通じない世の中になってしまったと。これはまさに、日本が哀れむべき方向に向かっているんだということだと思います。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)いわゆる天に向かって唾をする≠ニいう、
(尊師)そうだね。
 三行目いこうか。
(V)『』これが「自分自身で」。『』これが「強くなった」。そして『』これが「人」です。『』これが前置詞の『』プラス定冠詞の『』で、この『』が、前の『』「人」ですね、の補語を作るようになっていると。で、『』これが「闇の監視人」。で、次に『』という等位接続詞アンド≠ナすね。で、結ばれて、『』これが「奇跡」です。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。四行目は、「自分自身で強くなった人。闇の監視人。そして奇跡」
(尊師)これあの、別の見方をすれば、闇の監視人である人が、一人で強くなった人。で、その人がまた奇跡を起こす、という意味じゃないだろうかね?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、そう思います。この「自分自身で強くなった人」なんですけれども、わたくしたちは、麻原尊師に導いていただいているんですが、尊師は、この人間のグルなしに一人で最終解脱なさったと。これは真理勝者の特徴であるという具合に認識しておるんですが、いかがでしょうか?
(尊師)うん、まさにそのとおりだね、それは。そして真理勝者の特徴というものは、一人で解脱する、一人で強くなる、ということだね。これはそれを予言してるんだと思います。
 ところで、この、「一人で強くなった人」「闇の監視人」は別の意味があるんだよね。
(V)はい。この強くなった人≠ニいうところなんですが、この強くなった≠ニいうところが松、植物の松ですね、の複数形であると。そして「人」というのは『オム』これが、「オウム真理教」のオウム≠ニ発音が
(尊師)同じであると。
(V)一致すると。で、そして、この「オーム」を「松」の複数形が修飾してると考えて、「松の系統のオウム」と、できると思います。
(尊師)うん、これはどちらにしろ、
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)表わしてるものは同じですね。
(尊師)表わしてるものは同じだね、そのとおりだと思います。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)で、この「闇」ですけれども、これは単なる「暗闇」ではなく、やはり悪魔∞悪=c…
(尊師)そうだね、もう少し突っ込んで考えるならば、悪魔が形成している世の中と。つまり光りなき時代ということだね。で、現に密教でも今の時代を「カーリー・ユガ」、闇の時代といっているんだよ。ここは一致してると思います。
 さあ、では、そろそろ時間になりましたが、今日は二つもね、ノストラダムスの詩の解説を行ないましたから、この二つの詩の訳をもう一度聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂に読んでいただきたいと思います。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。一つ目、八章の三十一。

 損なわれない権力を持った、粗暴な、欲望満足を追求する国王。
 さらにそののち、見かけは美しいが、残虐で、邪悪な人になる。
 神秘的な資質の者に包まれて、彼の高慢な尊厳は滅びる。
 しかも、最高の歓喜状態にある、天の聖母マリアの胎内から生まれた者によって、困難に陥らされる。

 次は、八章の三十三。

 繁殖用のメス豚と、盲目の最後の晩餐の血から、偉大な者が生まれる。
 キリストは、非常に恥ずべき汚名を着せられる。
 神秘的な資質の者、すなわちキリストは、侮辱に対して罰を下そうとする。
 自分自身で強くなった人、あるいは、松の系統のオウム、闇の監視人、そして奇跡

です。
(尊師)さあ皆さん、予言は心を乱す材料。しかし、未来を知るということは、未来に新しい指針を持つ、条件づくりをするということでもあります。わたしの与える、このノストラダムスの大予言の内容、これをあなたが、どのように理解し活用するか、それはあなたの智性がすべてを決定する。したがって、しっかりと智性を磨きましょう。
 さよなら。


◆『ノストラダムス秘密の大予言』 第16回
《ヴェニス編》


(尊師)「ノストラダムス秘密の大予言」の時間がやってまいりました。こんばんは、麻原彰晃です。
 ノストラダムスのヴェニスの詩も、いよいよ終盤に差しかかってきております。皆さんは、このノストラダムスの偉大な予言詩をどのように活用していますか?
 さあ、今夜もいつもと同じように、このスタジオには、聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂と、V君が来ています。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)マンジュシュリー・ミトラです。
(V)Vです。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)先週は二つの詩を取り上げました。一つ目は、八章の三十一。

 損なわれない権力を持った、粗暴な、欲望満足を追求する国王
 さらにそののち、見かけは美しいが、残虐で、邪悪な人になる
 神秘的な資質の者に包まれて、彼の高慢な尊厳が滅びる
 しかも、最高の歓喜状態にある、天の聖母マリアの胎内から生まれた者によって、困難に陥らされる

二つ目は、八章の三十三。

 繁殖用のメス豚と盲目の最後の晩餐の血から偉大な者が生まれる
 キリストは非常に恥ずべき汚名を着せられる
 神秘的な資質の者、すなわちキリストは、侮辱に対して罰を下そうとする
 自分自身で強くなった人、あるいは、松の系統のオウム、闇の監視人、そして奇跡

という詩でした。
(尊師)今日の詩は、未来に対する最も重要な詩の一つ。ではいつもと同じように、V君、フランス語からいきましょう。
(V)はい。八章の九十三です。
----フランス語原詩朗読----
 最初一行目、最初が『』これが「七」です。次が『』「月」です。ひと月、ふた月の月です。『』これは「〜になる」という前置詞で、次の『』とともに、「この上なく」という意味を作ります。『』これが「異議を唱える」。『』これが「ローマ法王」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。一行目「七カ月間、ローマ法皇はこの上なく異議を唱える」。
(尊師)この「七カ月間」というのは、大変重要な意味があります。というのは、予言詩の解読において、一年を十年として計算する方法があるからです。そして、この「ローマ法王」と「七カ月間」をノストラダムスが出したのは、わたしたちに、この次に来る詩の期間、それを正確に予言したものと思われます。
 ところで、聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂、これについての詳しいデータを挙げてくれるかな。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。まずこの「ローマ法王」を出すことによって、キリスト教において一年を百年と数える計算方法があるんですけれども、これを採用してることが暗示されています。で、「七カ月間」は、五十八年と四カ月になります。
 さて、ローマ法王がこの上なく異議を唱えた≠フはいつでしょうか。一八七〇年九月、イタリア王国はローマに進攻し、ローマ法王はヴァチカン宮殿に閉じ込められました。で、彼はそこから一歩も出ず、「わたしはヴァチカンの囚人だ」と言い続けたんです。----これを「この上なく異議を唱える」という期間の始まりと見ることができるのではないかと思います。
(尊師)そうだね。そして、ローマ法王が自由になったのはいつかな?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)一九二九年二月、ラテラン条約というのが結ばれました。これは、ローマ教皇庁とムッソリーニ政府との間で結ばれたものです。これによって、ローマ法王は解放されたわけです。ただここで、キリスト教とファシズムが強く結びついたことになります。
(尊師)しかし、もし、ファシズムの台頭がなければ、ローマ法王庁は今も幽閉状態にあったかもしれないね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。
(尊師)ところで、この年数を正確に測ると、何年と何カ月になるのかな?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。五八年四カ月と十日あまりになります。
(尊師)ということは、予言は、ぴったしだということになるね、これは。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。まさに、ぴったしです。
(尊師)さすがに偉大な予言者ノストラダムス、という観が強いね。
 では、二行目にいってみようか。
(V)『』これが「〜によって」。『』これが「その」という所有形容詞です。『』これが「出発」。『』これが「大きな」。『』これが「不和」です。『』これが「〜させる」。最後が『』これが「生む」です。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい二行目。「その出発によって大きな不和を生み出させる」となります。
(尊師)この「その出発によって大きな不和を生み出させる」とは、どういうことかな?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、その出発とは先程の、ローマ教皇庁、ローマ法王とムッソリーニのファシスト、ファシズムですか、ファシズムとの結びつきから考えますと、一九二九年世界大恐慌が起こり、それから第二次大戦へとなだれ込んでいきます。このことではないかなと思うんですけど…
(尊師)つまり、こういうことだね。ローマ法王は確かに解放されたと。しかしそれは、新しい不和、新しいトラブルを招く原因となっているんだ、ということだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)ええ。
(尊師)確かにそのとおりだと思う。そしていよいよ、第二次世界大戦に突っ込むわけだね。
 では、三行目いってみようか。
(V)はい。最初が『』これが、一行目と同じ「七」で、次が『』これが「月」です。そして、『』これが「保つ」。『』これが不定冠詞です。『』これが「別の者」。『』が定冠詞で『』これが「プラエトルの地位」です。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、三行目は「七カ月間、別の者がプラエトルの地位を保ち」となります。
(尊師)ここで重要なことは七カ月間、つまり一行目に出た「七カ月間」と、ここでまた「七カ月間」と出てるということは、同じ期間、つまり五八年と四カ月を表わすと見るべきだと思うんだよ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。
(尊師)ところでこの「プライトルの地位」、これは大変重要な言葉なんだけども、では、聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂、このプライトル≠ノついて説明してくれるかな?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。これはもともと、ローマ帝国での最高政務官の地位で、ラテン語の後期では「先頭を進む者」あるいは「将軍」というような意味がありますが、宗教性のない、そういう支配者を表わしてると思われます。
(尊師)これはまさに、今のアメリカの政治形態のトップである大統領、これを表わしてると見るべきだと思うわけだけど、どうかな?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。例えばアメリカが関与した戦争----第二次世界大戦、それから朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争----これには宗教性はかけらもありませんね。
(尊師)しかもそれだけではなく、いずれも外国に関する関与と同時に、世界を巻き込んでいるよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。
(尊師)ではこの、プライトルの地位にあるアメリカ、これが五十八年と四カ月もつというわけだけど、アメリカがモンロー宣言を破って、実際に、参戦したのはいつかな?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)一九三九年の九月です。
(尊師)ということは、それに五八年と四カ月を足すとするならば、
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)一九九八年の一月になります。
(尊師)ということはアメリカが世界の支配的な地位に立つのは一九九八年一月までということになるよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。
(尊師)これは面白い予言です。なぜならば今は九二年。わたしは今三七歳です。これから年ちょっとでこの一九九八年一月を迎えます。はたしてこのときに、アメリカが世界の支配的な地位を降りるのか、どうかということは、大変興味深いところです。これは、わたしと、それからノストラダムス研究家であるマンジュシュリー・ミトラ、V君の解析が正しいかどうかを表わす一つの画期的なポイントであると思います。
 では、四行目にいってみましょう。
(V)『』これが「もとで」。『』これが「〜の」。『』「神秘的な資質の者」。『』「穏やかな」。『』これが「統一」。『』「再び生まれる」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。四行目。「神秘的な資質の者のもとで、穏やかな統一が再び生まれる」。
(尊師)おやおや、わたしのもとで、穏やかな統一が生まれる----とこのノストラダムスは予言しております。本当かなぁ?----まあ、自分のことをこのようにいろいろと予言してくれているノストラダムス、わたしは、大変ありがたいと思っております。
 では、今日の詩を、もう一度、マンジュシュリー・ミトラ供養値魂に読んでもらいましょう。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。

 七カ月間、ローマ法皇はこの上なく異議を唱える
 その出発によって大きな不和を生み出させる
 七カ月間別の者がプライトルの地位を保ち
 神秘的な資質の者のもとで穏やかな統一が再び生まれる
(尊師)ここでの重要なポイント、それは、別の者が五八年と四カ月、世界を制覇する=Bこの意味合いは、宗教的資質のない者が世界を制覇する期間は、五八年と四カ月である----とノストラダムスは予言しております。はたして、一九九八年一月以降、神秘的な資質の者のもとで、穏やかな統一が行われるのかどうか。もちろんあなたは、それを見ることができますね。
 では、さよなら。


◆『ノストラダムス秘密の大予言』 第17回

『ノストラダムス 秘密の大予言』の時間がやってまいりました。こんばんは、麻原彰晃です。
 いよいよ、『ノストラダムスの大予言』も現在、つまり一九九二年よりも未来についての詩が現われ出しています。さあはたして、この日本はどうなるのか? 世界はどうなるのか? 大変、わたし自身も興味深く研究を進めています。皆さんはいかがですか?
 今日もいつもと同じように、このスタジオには、聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂と、そしてV君をお招きしています。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)マンジュシュリー・ミトラです。
(V)Vです。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)先週取り上げた詩は、八章の九十三。

 七カ月間、ローマ法皇はこの上なく異議を唱える
 その出発によって大きな不和を生み出させる
 七カ月間別の者がプライトルの地位を保ち
 神秘的な資質の者のもとで穏やかな統一が再び生まれる
でした。
(尊師)これは、アメリカ帝国が一九九八年一月以降、世界の王座から降りることを予言した詩だったね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。
(尊師)では、今日の詩にいってみましょう。いつもと同じようにV君、フランス語をお願いいたします。

(V)九章の二八番です。
----フランス語原詩朗読----
 一行目最初が『』これが「意思」です。『』「小さな犠牲」。『』「援助」。『』「外面的に飾られた列島に属する人」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい一行目、「意思、小さな犠牲、援助、外面的に飾られた列島に属する人」となります。
(尊師)これは、神秘的な資質の者、すなわちキリストがどのような島に生まれ、そしてどのような救済計画を持っているかを表わしている一行目の詩だということができる。つまり一番初めの「意思」、この「意思」とは、シヴァ大神の意思、あるいはすべての真理勝者方の意思、これを遂行するために存在するということ。
 二番目の「小さな犠牲」、これは、大きな救済を行なうためには、小さな犠牲はやむを得ないということ。例えば例を挙げるならば、国土法事件などでわたしの大切な弟子たちが数名逮捕されたわけだけども、これも、結局真理を貫徹するためには仕方がなかった事実。もちろん、これは明らかに無罪だけどもね。その無罪であることは、今裁判で少しずつ少しずつ明らかにされていっています。
 次に、三番目の援助、これは、キリストが本当に貧しい国に対して援助をし、その国を立ち上げ、民族の意識を勃興させようとしているということ。そして最後の飾られた島=A「外見的に飾られた島」とはどういうことかというと、これはわたし自体、多くの外国を歩いていて感じることだが、今の日本ほど高層ビルが立ち並び、道路が綺麗で、そして、例えば夜など、ネオンの美しい国はないと。つまり、外見的に飾られた国はないんだと。こう言うと、アメリカを知らないアメリカ通の人はこういうかもしれない。「いやしかしニューヨークには、ブロードウェイがあるよ」と。しかし、ブロードウェイといっても、わたしの見た感想によると、下町の雰囲気を拭い去ることはできなかったと。つまり、今の超高層ビルの立ち並ぶ日本、特に東京、この東京の外面的美しさに優る都市は一つもないんだということをわたしは断言できると思います。
 はい、二行目いこう。
(V)『』「〜の中で」。『』「神秘的な資質の者」。『』「援助」。『』「進む」。『』これが前置詞の『』と複数の定冠詞の『』です。で、この前置詞の『』が目的を表わしていて「〜のために」。そして最後が『』これが「民族の保障」です。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、二行目は、「神秘的な資質の者の中で援助が民族の保障のために進む」となります。
(尊師)この二行目の意味合いは、この「神秘的な資質の者」、つまりキリストは、民族の独立、個々の困っている国の独立、そして自立というものをもともと生きる目的の一つとして抱えていると。そのために、経済援助を行なっているんだということを予言しています。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)この「民族の保証」『パンノーン』ですが、複数形になっておりますよね。で、尊師の今までになさってきた外国に対する援助、これもかなり多くの国にわたっているわけなんですけれども。
 例えば国名を挙げると、ラオス、ロシア、スリランカ、ブータン、チベット、中国、ザイール、今回行くのは、新しく行くのはザイールですよね。このように多くの国に対して、援助を行われる、この理由は何でしょうか?
(尊師)いやもちろん、例えば、ロシアの場合、あなた方もご存じのとおり共産主義が崩壊し、そして生きていけない人たちがいるわけだけど、その人たちの少しでもお役に立ち、そして民族意識というものがしっかり復興してくれることを望んでいるし、あるいは例えばラオスの場合、同じように大変的な経済貧国で、やはり経済援助を行なうことによって、ラオスの人たちが持っている仏教というものを大切にして生きていってほしいと思うし、またスリランカにおいては、スリランカのテーラヴァーダ仏教が実際に存在するわけだけども、そのテーラヴァーダ仏教がほとんどもう衰退していると。そして、日本の大乗仏教に取って代わられようとしてると。これは見ていられないと。つまり、精神文明の崩壊をなんとか防ぐために、例えば、テーラヴァーダの本の図書館を建設するだとか、あるいは、お釈迦様の仏舎利塔を建設するだとかいうことによって、スリランカにあるテーラヴァーダ仏教を保存したいと考えているし。また、チベットについて言うならば、チベットは追われ亡命政府となってるわけだけども、この亡命政府が、しっかりと亡命政府として成立し、そしていずれはチベットに帰っていただき、北伝の仏教を再興していただきたいと考えているし。またブータンにおいては、今ある北伝仏教の、特に、カギュ派の仏教の教えが大学として残り、そしてそこで永遠にとは言わないけども、できるだけ長い間カギュー派の仏教が存続していただきたいと思っているし。また、アフリカの場合、実際に食べられないでどんどん死んでいっている人たちがいるわけだけども、その生命の保全に教団が役に立てばいい----という、こういう考え方で、経済援助を行なっているわけです。で、この見地からいくと確かに、「民族の保証」という言葉ぴったしだと思うね。どうかな?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。日本が経済援助大国といわれてるわけですけども、そのなしてる援助というのはどちらかというと侵略に近いものがありますよね。
(尊師)そうだね。オウム真理教の経済援助はあくまでも、向こうからの見返りはゼロであるということを前提として行なっているから、そういう意味ではヒモ付き≠nDA等とは全く別のものであると考えていいんじゃないだろうか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)これはやはりそのシヴァ大神、およびすべての真理勝者方の意思というものと一致してると。
(尊師)そのとおりだね。それがやはり一行目の「意思」あるいは「援助」ということじゃないだろうか。
 では、三行目にいってみようか。
(V)はい。『』「生み出す」。『』これが前置詞の『ドゥ』と定冠詞の『』で、この前置詞の『』が「〜から」です。そして『』これが「空の、あるいは水・火・炎などで満たされた穴」。そして『』これは等位接続詞で「〜と」。『』これが「骨・血管等の穴」。『』「感情を滅した素晴らしい音楽詩人」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。三行目は「感情を滅した素晴らしい音楽詩人が、空の、あるいは水・火・炎などで満たされた穴と、骨や血管等の穴から生み出す」
(尊師)これは、何を生み出すのかというと、わたしたちのもともと肉体は地・水・火・風・空、これを今の訳語に当てはめると、骨・肉、そして血液、あるいは体液と。そして火=炎ね。それから風はエネルギー、あるいは呼吸と。それから空間と。これらから成立してると。で、これらから何が生み出されるのかといったら、変化身が生み出されると。あるいは、法身や報身が生み出されるということだね。つまり、詩人であり音楽家である者が、これらの元素から変化身を生み出す----とこれはとっていいんじゃないだろうか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね、その、音楽詩人≠アれですけども、尊師は最近特に音楽に関して注力されていて、作曲・作詞の数というものは猛烈なものがありますね。そしてさらに、歌もご自身で歌っておられると。例えば一日に、多いときですと、何曲ぐらい作曲されるでしょうか?
(尊師)そうだね、四曲から五曲ぐらいは作曲することがありますね。で、この歌≠ノよって化身を作る----ととらえることもできないことはない。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)と言いますと?
(尊師)つまり、わたしの声のエンパワーメントによって、弟子たちが、そこから自分の肉体から離脱し、別の身体を作る、生み出す----ととるとするならば、この三行目の内容は、大変わかりやすくなるんじゃないだろうか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)あ、そういえば、極厳修行の修行者に、尊師の歌を聞かせる修行をしたことがあるんですけれども、そのとき一気に、彼らの神秘的な体験が、ものすごく増えたんですね。
(尊師)そうだね、これは、実際に全国で支部道場があり、支部道場でのいろいろな瞑想修行があるわけだけども、わたしの歌を聞く瞑想修行ってのがあるわけだが、それによっての神秘体験も相当に増えてるみたいだね。で、その神秘体験の延長上に変化身があるわけだから、まさに三行目はそのようなことを言ってるんじゃないだろうか。そして、歌・詞による救済が始まる時という、ある意味でいうと時期を表わしてるという気がします。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)ふーむ。この感情を滅した≠ニいうのがやはり、最終解脱して完全に煩悩を滅した、その尊師の状態ですよね。
(尊師)そうだね。そのとおりだ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)で、そのときに変化身の数というのは、一体ではないと聞いておるんですけれども。
(尊師)これあのボーディサットヴァの段階によって、体の数、変化身の数は違うわけだが、無数に最終的にはなるんだね。つまり、最終的な真理勝者に至る場合は、無数であると経典ではうたわれています。
 では、四行目いきましょう。
(V)はい。『』「荒廃した国」。『』「〜の所有する」。『』「大集団」。『』「ただ一人の君主に、絶対服従を約束した、末端の者たち」。『』「攻撃」。『』これが「〜の」です。で、最後が『』これが「大砲」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、四行目は、「大集団の所有する荒廃した国、ただ一人の君主に絶対服従を約束した末端の者たちによる大砲の攻撃」。
(尊師)この大砲の攻撃≠ニいうのは別訳はあるのかな?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)この『』には、「聖典」、要するに聖なる経典群ですね、そういった意味があります。あるいは「法則」「批判」といったような意味があります。
(尊師)これは、例えばキリスト教の場合、仏教の場合、あるいはイスラム教の場合すべて経典になるわけだよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。つまりその法による、その攻撃と考えることもできます。
(尊師)ということは法による攻撃をなすと。末端による。----というふうに考えることもできるわけだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)布教活動ですね。
(尊師)うん。
 さあ、今日もそろそろ時間となりました。もう一度、今日の復習としてマンジュシュリー・ミトラ供養値魂に詩の内容を読んでいただきましょう。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。九章の二十八。
 意思、小さな犠牲、援助、外面的に飾られた列島に属する人
 神秘的な資質の者の中で援助が民族の保証のために進む
 感情を滅した素晴らしい音楽詩人が空の、あるいは水・火・炎などで満たされた穴と、骨や血管等の穴から生み出す
 大集団の所有する荒廃した国、ただ一人の君主に絶対服従を約束した末端の者たちによる大砲の攻撃

(尊師)さあ、時間となりました。皆さんもしっかり、ノストラダムスの予言詩を研究し、そして、未来に備えましょう。
 それでは、さようなら。


◆『ノストラダムス秘密の大予言』 第18回
《ヴェニス編最終回》


(尊師)『ノストラダムス 秘密の大予言』の時間がやってまいりました。皆さんこんばんは、麻原彰晃です。
 いよいよ今晩をもって、ヴェニス編の最終回となります。したがって今晩は、少し趣を変え、残りヴェニスの二つを簡単に終わらせ、そしてヴェニスの総集編としたいと思います。
 今晩もいつもと同じようにこのスタジオには、聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂と、そしてV君を呼んでいます。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)マンジュシュリー・ミトラです。
(V)Vです。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)先週は九章の二十八を取り上げました。

 意思、小さな犠牲、援助、外面的に飾られた列島に属する人
 神秘的な資質の者の中で援助が民族の保証のために進む
 感情を滅した素晴らしい音楽詩人が空の、あるいは水・火・炎などで満たされた穴と、骨や血管等の穴から生み出す
 大集団の所有する荒廃した国、ただ一人の君主に絶対服従を約束した末端の者たちによる大砲の攻撃

でした。
(尊師)今日の詩は何章の何かな?
(V)九章の四十二です。
(尊師)はい、ではV君、いつもと同じようにお願いします。
(V)----フランス語原詩朗読----
 一行目、最初は前置詞の『』、これが「〜から」。『』「同一の系統樹の門から出た女」。『』「〜に関しては」。『』「拷問」。『』これが「〜と」。『』「神秘的な資質の者」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、一行目。「同一の系統樹の門から出た女から、拷問と、神秘的な資質の者に関しては」。
(尊師)はい、では二行目いってみよう。
(V)『』これがまた「〜から」。で、定冠詞の『ラ』。『』「乾燥した小さなもの」。『ペスト』「疫病」。『』「完全な唯一の者」。『』「統一された者たち」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「乾燥した小さなものから疫病、完全な唯一の者、統一された者たち」。
(尊師)三行目はどうかな?
(V)『』「〜に対抗して」。『』「野蛮人」。『』「階級」。『』「受け取る」。定冠詞の『』に最後が『』「権謀術数」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「階級は野蛮人に対抗して権謀術数を受け取る」。
(尊師)では四行目いってみよう。
(V)『』「髭の相続人」。『』「世間に広める」。『』「巧みに」。『』「長く」。『』これは次の前置詞の『』とともに「〜まで」という意味になります。そして最後は『』「出家修行者集団」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「髭の相続人は巧みに長く出家修行者集団まで世間に広める」となります。
(尊師)この一行目から四行目までの内容は、未来詩に属する内容で、大変わかりづらい。しかし、わたしの神秘的な力と、それからマンジュシュリー・ミトラ、V君の協力により、ここまで現代の日本語に訳することができました。この内容がどうであるかについては、未来のことですから、もし、あまり検討外れのことを皆さんにご紹介すると失礼であると思われますので、ここでは差し控えさせていただきたいと思います。
 では、次の詩にいってみましょう。
(V)はい。十章の六十四。
----フランス語原詩朗読----
一行目、最初が『』「嘆く」。『』「トビ」。『』「嘆く」。『無気力な人々』。『』「においをかいだ結果」。
(尊師)はい、では二行目いってみましょう。
(V)『』これが「一方」。『』これが「かの」。『』「偉大な」。『』「指導者」。『』これは「〜に」。『』が定冠詞で「飾り立てられた車」。『』「乗る」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「一方、かの偉大な指導者が飾り立てられた車に乗る」。
(尊師)はい、それでは三行目いってみよう。
(V)『』「代える」。『』が定冠詞で『』、これが「教皇の座」。『』これが「もとで」。『』これが「〜の」。『』「神秘的な資質の者」。そして、代名動詞の『』『』で「終わりに近づく」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「神秘的な資質の者のもとで教皇の座を代え、終わりに近づく」。
(尊師)はい、では四行目いってみよう。
(V)『』「同時に」。『』「一方」。『』「植民地」。『』これが所有関係を表わして「〜の」。『』「ローマ」。『』「変える」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「同時に一方、ローマの植民地を変える」。
(尊師)実は、この二つの詩を解釈するのに、約二四時間かかりました。そしてその解釈した結果がこれです。したがって皆さんの明晰な頭脳と、直感力を持ってすれば、この内容が未来にどのようなかたちで現われるか、というのは、それぞれの人のイメージ力によって、理解することができるでしょう。
 ところで今日は、このヴェニスの二編を最後とし、これからヴェニスの総復習を行ないたいと思います。
 では、聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂、お願いいたします。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。はじめは四章の一です。

 血統のまだ生きている子孫であるものは拡大されない
 神秘的な資質の者は救済が与えられることを追い求め
 とても長い間待った後
 純粋な、超越した、歌われ賞賛される角によって理想郷が解放される

次は、四章の六。
 その戦争の中断が作り出された後に
 新しい修道士の服を着た、邪悪な、仕組まれた陰謀の中央にある者、そして秘密の策謀
 その証明を作り出す者が第一に死ぬだろう
 縁飾りのある白いローブの神秘的な資質の陰謀を行なう者

五の二九。
 自由は再び見い出されない
 残虐な道徳的に恥ずべき、正義を冒涜する悪はそれを妨害する
 乗船するための船の板の材料が作られると同時に
 政府は神秘的な資質の大役者によって悪感情を抱かされる

六章の七十五。
 王としての偉大な導き手が遣わされ
 階級をより高い身分に到達させる
 七年の後対立してあおらされる
 野蛮な艦隊は神秘的な資質の者を取り囲むようになる

八章の十一。
 おびただしい信者たちが、真理の法則をけがした結果によって区別される。
 武力なしに、真理の炎は、大聖堂を焼き尽くす。
 不思議な、驚嘆すべき者の登場の真近で、大国の価値あるものが壊される。
 当時、しかも神秘的な資質の者は、黒いものによって艱難を受ける。

八章の三十一。
 損なわれない権力を持った粗暴な欲望満足を追求する国王
 さらにその後、見かけは美しいが残虐で邪悪な人になる
 神秘的な資質の者に包まれて、彼の高慢な尊厳が滅びる
 しかも最高の歓喜状態にある天の聖母マリアの胎内から生まれた者によって困難に陥らされる

八章の三十三。
 繁殖用のメス豚と盲目の最後の晩餐の血から偉大な者が生まれる
 キリストは非常に恥ずべき汚名を着せられる
 神秘的な資質の者、すなわちキリストは侮辱に対して罰を下そうとする
 自分自身で強くなった人、あるいは松の系統のオウム、闇の監視人、そして奇跡

八の九十三。
 七カ月間、ローマ法皇はこの上なく異議を唱える
 その出発によって大きな不和を生み出させる
 七カ月間別の者がプライトルの地位を保ち
 神秘的な資質の者のもとで穏やかな統一が再び生まれる

九の二十八。
 意思、小さな犠牲、援助、外面的に飾られた列島に属する人
 神秘的な資質の者の中で援助が民族の保証のために進む
 感情を滅した素晴らしい音楽詩人が空の、あるいは水、火、炎などで満たされた穴と、骨や血管等の穴から生み出す
 大集団の所有する荒廃した国、ただ一人の君主に絶対服従を約束した末端の者たちによる大砲の攻撃

九の四十二。
 同一の系統樹の門から出た女から、拷問と、神秘的な資質の者に関しては
 乾燥した小さなものから疫病、完全な唯一の者、統一された者たち
 階級は野蛮人に対抗して権謀術数を受け取る
 髭の相続人は巧みに長く出家修行者集団まで世間に広める

最後は十の六十四。
 トビを嘆く 無気力な人々を嘆く 匂いを嗅いだ結果
 一方、かの偉大な指導者が飾り立てられた車に乗る
 神秘的な資質の者のもとで教皇の座を代え、終わりに近づく
 同時に一方、ローマの植民地を変える

以上です。
(尊師)このヴェニースには、わたしも多くの思い出があります。そしてこのヴェニースによって、神秘的な資質の者の働きというものが、世界に対して大きな影響を与え、そして結局は、救済は成功するんではないかな、という予感をわたしは、感じることができました。あなたはいかがでしたか?
 ところで、来週から、いよいよ新しいキーワードへと挑戦してみたいと思います。
 V君、来週からのキーワードは?
(V)『デュック』です。
(尊師)スペルは?
(V)『dyc』。
(尊師)これ一般的には「侯爵」と訳されているんだよね。
(V)はい。
(尊師)しかし、オウム真理教と、マンジュシュリー・ミトラ、V君をはじめとする、このノストラダムス研究チームでは、これを「侯爵」とは訳していません。
 さあ、そろそろ今日も、時間となりました。皆さんしっかり、ノストラダムスの研究に励んでください。さよなら。

◆『ノストラダムス秘密の大予言』 第19回
《デュック編》


(尊師)『ノストラダムス秘密の大予言』の時間がやってまいりました。皆さんこんばんは、麻原彰晃です。
 今回からの『ノストラダムス秘密の大予言』は、急ピッチに進む世界の動き・日本の動きに合わせて、わたしたちノストラダムス翻訳班も、皆さんに多くの詩を提供したいと考えています。したがって、原詩・単語の意味・詩という三つのパターンを繰り返し、進めたいと考えます。
 ところで、もちろん重要な詩については若干のコメントを入れたいとは考えていますが、皆さんも、この詩の意味合いをしっかりと研究し、そして未来を予測してください。
 今晩もいつもと同じように、聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂と、そしてV君をこのスタジオにお招きしています。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)マンジュシュリー・ミトラです。
(V)Vです。
(尊師)それでは今日の詩に入る前に、先週の詩をひと通り聞きましょう。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)先週解釈した二つの詩を、もう一度紹介します。

九章の四十二。
 同一の系統樹から出た女から、高貴な生まれの神秘的な資質の者に関しては
 乾燥した小さなものから疫病、完全な唯一の者、統一された者たち
 階級は野蛮人に対抗して権謀術数を受け取る
 髭の相続人は巧みに長く出家修行者集団まで世間に広める

次に十章の六十四。
 トビは嘆く 無気力な人々は嘆く 匂いを嗅いだ結果
 かの偉大な指導者が飾り立てられた車に乗る
 神秘的な資質の者のもとで教皇の座を代え、終わりに近づく
 同時に一方、ローマの植民地を変える

(尊師)はい、それでは、今週のノストラダムスの詩、四編を紹介いたしましょう。
 V君、お願いします。
(V)はい。四章の七十三。
----フランス語原詩朗読----
(尊師)それではV君、一行目から。
(V)はい。最初『』これが定冠詞。『』これが「子孫」。『』「偉大な」。『』「〜によって」。『』これは「力」、あるいは「武力」。『』これが「証明する」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「力によって、偉大な子孫は証明する」。
(尊師)二行目いこうか。
(V)はい。『』定冠詞。『』これが「盟約」。『』これが「結ばれた」。『』これが「〜によって」。『』これが「心」。『』「臆病な」
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「臆病な心によって、結ばれた盟約」。
(尊師)三行目。
(V)『』これが「軽い鉄」。『』「飛んでいる槍」。『ル』定冠詞。『』これが「指導者」。『』これが「試みる」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「軽い鉄と、飛んでいる槍を指導者は試みる」。
(尊師)四行目いこうか。
(V)四行目いきます。はい。
 『』これが「〜と同時に」という意味です。そして『』これが時を表わす前置詞。『』これが「終末期」という意味と、「晩年」です。で『』これが「〜になる」。『』が定冠詞で『』これが「わたしに似通った数珠の人」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「終末期に、わたしに似通った数珠の人が、晩年に輝く者になると同時に」。
(尊師)この一行目二行目三行目四行目の主な意味合いは、まずポツダム宣言、そしてそれ以降の日本の動き・世界の動きにおける、軍事的な進化の過程を述べているものと思われます。
 ではマンジュシュリー・ミトラ、この詩を、一行目から四行目までもう一度通して言ってください。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。

 力によって偉大な子孫は証明する
 臆病な心によって結ばれた盟約
 軽い鉄と飛んでいる槍を指導者は試みる
 終末期にわたしに似通った数珠の人が晩年に輝くものになると同時に

(尊師)はい、ではV君、次の詩にいきましょう。
(V)はい。一章十一。
----フランス語原詩朗読----
(尊師)はい、では一行目。
(V)はい。『』が定冠詞で、『』これが「実現」。『』これが「〜の」。『』「方針」。『』「中心部」。『』「足取り」。そして、『』これが「手法」です。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「方針、中心部、足取り、そして手法の実現」。
(尊師)はい、二行目いこう。
(V)はい。『』これが「〜になる」という意味で、で、『』これが「一致した」という意味で。『』これが「キリストの弟子たち」。『』これが「キリスト」。『』これは「乾燥した小さなもの」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「キリストとキリストの弟子たちと乾燥した小さなものが一致する」。
(尊師)うん。
(V)はい。三行目いきます。『』「神の裁き」。『』これが「真理の炎」。『』「洪水」。『』「ついで」。『』これが「伴って」。『』「高貴な」。『』「ローマ人」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「神の裁き、真理の炎、洪水、ついで高貴なローマ人たちを伴って」。
(尊師)じゃあ四行目いこうか。
(V)『』「沈められ」。『』「消滅させられ」。『』「死ぬ」。『』「〜によって」。『』「頭脳」。『』「邪悪心のない」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「邪悪心のない頭脳によって沈められ、消滅され、死ぬ」。
(尊師)では一行目から四行目までいってみよう。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)

 方針、中心部、足取り、そして手法の実現
 キリストとキリストの弟子たちと乾燥した小さなものが一致する
 神の裁き、真理の炎、洪水、ついで高貴なローマ人たちを伴って
 邪悪心のない頭脳によって沈められ、消滅され、死ぬ

(尊師)まあこの詩には、意味難解な単語がたくさんあります。例えば「高貴なローマ人」、あるいは「邪悪心のない頭脳」等がそれです。しかし、これらについては、予言詩の解読を真剣に、しかもノストラダムスに対して精神を集中しながら行なえば、必ずや皆さんの手に、その内容が明らかになるはずです。
 では、今週はそろそろ時間となりましたので、V君、約束どおり残りの二つの詩のフランス語を読んで、今週の終わりとしたいと思います。
(V)わかりました。二章の十五番です。
----フランス語原詩朗読----
七章六。
----フランス語原詩朗読----
(尊師)さあ皆さん、今週から始まった新しい、皆さんに対するわたしの挑戦、それは皆さんが、ノストラダムスの予言詩の意味をどれだけ実際にとらえられるか、それを、わたしは皆さんに日本語として提供したわけです。
 さあ皆さん、皆さんの明晰な頭脳によって、この深遠な意味合いを理解してください。それではさようなら。


◆『ノストラダムス秘密の大予言』 第20回

 こんばんは。『ノストラダムス 秘密の大予言』の時間がやってまいりました。
 先週は、ポツダム宣言について、そして現代の兵器であるロケット等の予言について検討を加えました。このような話をすると皆さんも、「ああなんだ、飛んでいる槍≠ニはロケットのことか!」とお気づきになったはずです。
 今夜は、先週の最後の二つの詩、つまり、フランス語だけが紹介された詩、プラスアルファ、いけるところまで皆さんにノストラダムスの予言詩を紹介したいと思います。
 それではいつものように、このスタジオに、聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂、およびV君を呼んでいますので、挨拶をお願いいたします。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)マンジュシュリー・ミトラです。
(V)Vです。
(尊師)ではV君、早速、先週の終わりに紹介した二つの詩からいきたいと思います。
(V)はい。二章の十五。
----フランス語原詩朗読----
(尊師)じゃ一行目からお願いいたします。
(V)はい。『』「キリストの弟子たち」。『』「涙の訴訟事件」。『』「乾燥した小さなもの」。『』「起訴された高弟たち」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「キリストの弟子たち、涙の訴訟事件、乾燥した小さなもの、起訴された高弟たち」。
(尊師)じゃ二行目いこう。
(V)『』「新しい」。『』「圧政者たち」。『』「閃光」。『』「真理の炎」。『』「天使たち」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「新しい圧制者たち、閃光、真理の炎、天使たち」。
(尊師)では三行目いこう。
(V)『』「警察力の強圧的手段」。『』これが「〜に関する」。『』「その土地移転・売却に関する代金」。『』「間抜けな逃亡者・キザな若者」。『』「裁判所の子部屋にいる義理の娘」。『』「特に彼らの知られたこと」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「その土地移転・売却に関する代金に関する警察力の強圧的手段、間抜けな逃亡者、キザな若者、裁判所の小部屋にいる義理の娘、特に彼らの知られたこと」。
(尊師)では四行目いってみよう。
(V)『』「偉大な」。『』「大量の犠牲者」。『』「大勝利」。『』「生み出す」。『』「数々のお祭り騒ぎ」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)「偉大な大量の犠牲者、大勝利、数々のお祭り騒ぎを生み出す」。
(尊師)この詩は、キリストおよびキリストの弟子たちが、国土法違反に問われ、警察の強圧的な、強権的な力によって、大変な圧力を受けている状態を表わしてる詩です。
 ところで二行目の、「新しい圧政者たち」ですが、これについては、一九九〇年の二月の総選挙のあとの詩ですから、当然新しい衆議員議員たち≠ニいうことになるでしょう。
 はい、では次の詩にいきましょう。
(V)七章六。
----フランス語原詩朗読----
 一行目『』「キリストの弟子たち」。『』「涙の訴訟事件」。『』「そして」。『』「すべての」。『』定冠詞に『』「乾燥した小さなもの」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)「キリストの弟子たち、涙の訴訟事件、そしてすべての乾燥した小さなもの」。
(V)二行目『』「〜によって」。『』「手」。『』「野蛮人の」。『』これが、英語のbe動詞に当たって次の過去分詞『』これが「無人化される」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「野蛮人の手によって無人化される」。
(V)三行目。『』「埋葬・葬儀に関する人」。『』「智慧に富んで生まれた人」。『』「そして」。『』これが「〜の」。『』「ふさわしい威厳のあるトップ」。で、定冠詞の『』がついて『』これが「島国」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「埋葬・葬儀に関する人、智慧に富んで生まれた人、そしてふさわしい威厳のあるトップの島国」。
(V)四行目『』「欲求」。『』「疫病」。『』「戦争」。『』「終焉」。『』これが「の」。『』「悪事の数々」。『』「企てられた」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「欲求、疫病、戦争、企てられた悪事の数々の終焉」。
(尊師)はい、ではマンジュシュリー・ミトラ、これを一行目から四行目までもう一度通して読んでもらえるかな。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。

 キリストの弟子たち、涙の訴訟事件、そしてすべての乾燥した小さなもの
 野蛮人の手によって無人化される
 埋葬・葬儀に関する人、智慧に富んで生まれた人、そしてふさわしい威厳のあるトップの島国
 欲求、疫病、戦争、企てられた悪事の数々の終焉

(尊師)この四行目は特に大切であると。つまりこれは、悪の軍隊が外国を侵略するために、疫病および戦争および数々の悪事を企て、それによって、国家を裏で統合していってる状態を表わしてるという詩だね、これは。
 はい、では今週の新しい詩に入ってみよう。
(V)二章の四。
----フランス語原詩朗読----
二章七十一。
----フランス語原詩朗読----
以上です。
(尊師)はい。今週のこの二つの詩も、時間オーバーとなりましたので、また来週検討したいと思います。
 それではまた、来週、さようなら。