TOPorLINK>FS4トップ>FS4内容
◆『ノストラダムスの秘密の大予言』 第1回
(尊師)今週から、週に一回ずつ、ノストラダムスの大予言について、わたしとわたしの弟子たちの研究成果を、視聴者の諸君に発表したいと、考えています。
もともと予言には、二通りの方法があります。その第一のタイプは、過去の偉大な予言者の遺した予言書をひもとき、そしてその予言の内容を正確に理解する方法。第二のタイプは、修行し、そしてそれによって、いろいろな超能力、あるいは神秘的な力を得ることによって、未来を知る力を得、そしてそれによって、予言の内容を知る方法の二つです。この第一のタイプの最も有名なもの、それがノストラダムスの大予言であり、またこのほかに、ヨハネの黙示録、あるいは旧約聖書の中に、いくつかの予言の内容を見ることができます。
第二については、例えば、わたしは一九八六年ぐらいからいろいろと予言をしてるわけですが、この九三年に日本は再軍備をするという予言を、一九八八年に発表しています。そして、一九九二年、PKO法案の成立、もちろんこれは、外国へ出兵することのできる兵隊を有したということになるわけですから、もうすでに再軍備は始まっていると見ていいでしょう。
そして、第一のノストラダムスの大予言の解釈にしろ、あるいは聖書や旧約聖書の解読にしろ、あるいは仏典の解読にしろ、そこで使われるアルファベット----まあ、視聴者諸君は、アルファベットというと、エービーシーを考えるかもしれないけど、それだけではなくて例えば、ドイツ語だと、これがアーベーツェーになるわけだし、あるいは、これがギリシャ語になると、これがアルファ、ベータ、ガンマ、となるわけなんだよね。で、今日はね、実は、わたしの、この予言の解読に、いつも一緒にお手伝いをしてくれていて、そして、特に、わたしの目と、それから手の代わりをしてくれている、二人の弟子を紹介します。
まず弟子の一人目はマンジュシュリー・ミトラ供養値魂です。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)マンジュシュリー・ミトラです、よろしくお願いします。
(尊師)そしてもう一人は、オウム真理教だけではなく、日本のノストラダムス研究の第一人者ではないかとわたしは考えてるわけだが、V君を紹介いたします。
(V)Vです。よろしくお願いします。
(尊師)彼ら二人の略歴を簡単に紹介すると、マンジュシュリー供養値魂は、もともと宇宙物理学を専攻していて、そして大阪大学の大学院を卒業してるれっきとしたエリートです。そしてV君は、京都大学の理学部を出家のために中退したわたしの弟子です。
ところでなぜ、わたしがこのアルファベットにこだわるのかというと、実は一つの重要なノストラダムスの予言詩がここにあるのです。これをね、君たちは聞くことにより、わたしがこの、アルファベットにこだわり、そして経典にこだわってる理由が理解できるようになります。では、その予言詩のまずフランス語版を、V君に読んでいただきたいと思います。
(V)Dans la maifon du traducteur de Bourc
Seront les lettres trouuees fus la table,
Bourgne, roux, blanc, chanu tiendra de cours,
Qui changera au nouueau conneftable.
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、ではわたくしたちの検討した訳を紹介したいと思います。
《九章の一》
彼の岸へ導くキリストの住宅で
アルファベットがテーブルの上で解釈される。
片目、あるいは盲目、赤、透明な輝いている長老が、
事態の推移の途中で掌握する。
彼は新しい大元帥と交代させる。
(尊師)つまり、この詩では、キリストがどのような魂である彼の予言と、そのキリストの仕事内容について触れた詩なわけです。ここで一つ検討しておかなければならないことは、このアルファベットの解読にどのような資料を必要とするのかということなんだね。で、この詩の具体的な解釈は、来週にゆずるとして、今週は、「ノストラダムスの大予言」のスタートだから、どのような資料を、わたしとそれから弟子たちが、検討しながら、翻訳を進めてるのかについて、少しお話を進めたいと思います。
あの、重要なもの、重要なものというか最も信頼されてるものは、一五五五年版だと思うんだけども、そのほかに、何年版があったかな? V君。
(V)え、一五五五年版のほかに、一五五七年版、あるいは、一五六八年、あるいは、偽物であるという疑いが強い一五六六年と、あとそのほかに、数限りないほど、本は出ていますね。
(尊師)そうだよね。で、ノストラダムスの存在というのは十六世紀になるわけだから、当然辞書も、現代のフランス語だけではなく、十六世紀の時代に使われてたフランス語の辞書が必要だよね。で、それは当然、入手して使われてるわけだよね。どうだそれはV君。
(V)はい、そうです。
(尊師)で、そのほかに、ノストラダムスは、マンジュシュリー供養値魂、使ってる言語としては?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、そうですね。ギリシャ語、それからラテン語、それからえっとヘブライ語、その他あの様々な言語に通じていたようです。
(尊師)ではそれを使ってるわけだよね。で当然、オウム真理教のその翻訳、訳語を出してくるときには、それらの辞書もすべて用意されてる、ていうことになるよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)ええ、もちろんその言語に基づいた辞書を使っております。
(尊師)そのほかに、フランス語の古語の辞書も使っているんだよね。
(V)はい、そうです、十六世紀以前に使われていた言葉の辞書ですね。
(尊師)うん。で、まああのう、それだけではなくてスピードを速めるために、今フランス語の、CD−ROM化されたコンピュータ検索も使っているわけだろ?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)ええ、もちろんコンピュータ化された辞書も使っております。
(尊師)うん。で、だいたい、一個の詩をアルファベットから、その訳語の捻出、そして決定までは一週間ぐらいかかるんだよね。
(V)はい、そうです。
(尊師)ま、このようなかたちで、オウム真理教では、ノストラダムスの大予言を解読してるわけです。そしてこのノストラダムスの大予言は、わたしたちにとって、重要な予言詩であることが判明されてきています。したがってこの「エウアンゲリオン・テス・バシレイアス」を聞いている視聴者の方々は、少なくともこのノストラダムスの大予言だけは、毎週しっかりと聞いて、そして自分自身の生き方、あるいは身の振り方について、考えていただきたいものです。
それでは来週は、九章の一、キリストの予言について徹底解説したいと思います。さよなら。
◆『ノストラダムスの秘密の大予言』 第2回
(尊師)さあ、それではノストラダムスの大予言の第二回目。今日も同じように、聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂と、そしてVをスタジオにお招きしています。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)マンジュシュリー・ミトラです。よろしくお願いします。
(V)Vです。よろしくお願いします。
(尊師)今日はいよいよ、詩の解釈をスタートしたいと思います。まず、問題の九章の一の詩から入りたいと思います。まずフランス語から、V君お願いします。
(V)Dans la maifon du traducteur de Bourc
Seront les lettres trouuees fus la table,
Bourgne, roux, blanc, chanu tiendra de cours,
Qui changera au nouueau conneftable.
(尊師)まず、この一行目だけお願いします。
(V)はい。
(尊師)一行目のフランス語読みからね。
(V)「Dans la maifon du traducteur de Bourc」
(尊師)これには、一行目には何語の単語が入ってますか?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)七語です。
(尊師)七語。そして、この単語の訳は、一語一語訳するとどういう意味合いになりますか、これは。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)一つ目からですか?
(尊師)はい。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)まず、一つ目は『Dans』ですね。
(V)はい。
(尊師)『Dans』はどのように訳語をとりましたか?
(V)一語目『Dans』、これは「〜で」という訳にしました。で、二語目『la』、これは定冠詞、次が『maifon』、これは「住宅」、で、次は『du』ですが、これは前置詞の『de』に定冠詞の『le』が加わったものです。で、「〜の」という訳。で、『traducteur』というのは、これは「彼の岸へ導く人」で、次がまた『de』が出てきまして、これは「〜の」ですね。で、最後の単語『Bourc』、これは、「キリスト」としました。
(尊師)うん。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)で、一行目。「彼の岸へ導くキリストの住宅で」となります。
(尊師)うん。この、ポイントとなる言葉「キリスト」というのは、もともとほかにどういう意味があるのかな?
(V)はい。ここは、「私生児」。そのほかに同じ意味ですが「非嫡出児」、あるいは形容詞で「私生の」…。
(尊師)わかった。ということはこれは、このキリストというのは、父母との大変縁が薄いとか、あるいは長男ではないとか、そういう意味があるわけだねこれには。それでいてこれは文頭でないにかかわらず、大文字の単語が使われてるわけだよね。
(V)はい。
(尊師)ということはこれは、ここで名詞が大文字で表現されるということは、特殊な意味があると考えられるということだね。
(V)はい。
(尊師)うーん。わっかりました。では、二行目行こうか。
(V)はい。二行目。
「Seront les lettres trouuees fus la table,」
一語目が『Seront』、これは、英語のbe動詞にあたるわけですが、ここで、受動態の形を作っていると。で、次が、『les』、これは定冠詞の複数系。で、三語目『lettres』、これは「アルファベット」。で、次、『trouuees』これは、「発見する」という動詞の過去分詞です。で、次が、『fus』、これは「〜の上で」。で、次が、『la』は定冠詞。で最後に『table』これは、「テーブル」です。
(尊師)これは、聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂。訳は?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。
「アルファベットがテーブルの上で解釈される」。
(尊師)うん。ということはこれ一行目と二行目から見ると、キリストは、どうもアルファベットを解釈して何かを探ろうとしてるみたいだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。
(尊師)うん。ではV君三行目行こうか。
(V)はい。
「Bourgne, roux, blanc, chanu tiendra de cours,」
一語目の『Bourgne』、これは「盲目の」、あるいは「片目の」。で、二語目『roux』は、黄色っぽい赤色。で、次が『blanc』、これは「透明な」「輝いている」。で、『chanu』これは「長老」。で、『tiendra』これが、「掌握する」。
(尊師)うん。
(V)で、これは、時間を表わしていると。で、最後は『cours』、で、これは「事態の推移」と。
(尊師)うん。では、マンジュシュリー供養値魂お願いします。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、三行目です。
「盲目、あるいは片目で、黄色っぽい赤色の透明な輝いている長老が事態の推移の途中で掌握する。」
(尊師)この詩の意味合いは、これは今、少しインスピレーションとして気づいたんだけども、大変重要な意味合いのある詩だと思うね。その事態の途中、つまり推移している事態の途中で掌握する。何を掌握するんだろうかといったら、やはりこれは世の中の流れ、あるいは霊的な流れといったようなものを掌握する、と考えるべきだろうし、そしてこの、「長老」というのは、これはあくまでもその仏教的ボーディサットヴァという言葉と、同じ意味ではないかと思うんだけどどうだV君。これは?
(V)そうですね、はい。
(尊師)で、聖者マンジュシュリーはこの、赤っぽい黄色についてはどのように理解してるかな?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。やはり日本人の皮膚の色、これあのう、色素とそれから血液が透けて見えるっていうので黄色っぽい赤色に見えるんではないかと思うんですけれども。
(尊師)ということは、日本人の中で盲目、または片目のキリストが現われて、で、その人は輝いていて、しかもボーディサットヴァであると。で、その、事態の推移の途中で、何かを掌握する、と解釈すべきだね。どうかな?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。
(尊師)うん。さあいよいよ四行目。だいたい詩の四行目というのは、結論にあたると思うんだけど、どのようなことが書かれてるのかな?
(V)はい。
「Qui changera au nouueau conneftable.」
この、最初の『Qui』は、これは関係代名詞で、英語の『Who』にあたると。二語目は『changera』、これが「交替させる」。で、次が『au』これは前置詞の『a』に定冠詞の『le』ですが、「〜に」とか変化の向かう方向を指してると。で、次が『nouueau』、これが「新しい」。で、『conneftable』が「大元帥」です。
(尊師)じゃ、聖者マンジュシュリーお願いします。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。
「彼は、新しい大元帥と交替させる。」
(尊師)さあ、一行目から四行目まで、聖者マンジュシュリー通して読んでもらおうか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。
彼の岸へ導く、キリストの住宅で
アルファベットがテーブルの上で解釈される
盲目、あるいは片目で 黄色っぽい赤色の透明な輝いて
いる長老が事態の推移の途中で掌握する
彼は、新しい大元帥と交替させる
(尊師)さあ、来週は、この、キリスト、そして大元帥の謎について、大いに迫ってみたいと思います。それではまた、来週まで、さよなら。
◆『ノストラダムス秘密の大予言』 第3回
(尊師)「エウアンゲリオン・テス・バシレイアス」の視聴者の皆さん、今日も「ノストラダムス秘密の大予言」の時間がやってまいりました。いつもと同じとおり、聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂と、そしてV君に同席を願っています。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)マンジュシュリー・ミトラです。
(V)Vです。
(尊師)それでは早速、先週の続き、まず、このキリストの正体とは、そして、大元帥とは、について検討を加えましょう。
まず、聖者マンジュシュリー・ミトラ、意見があるそうだから、まず聞きたい。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。この、キリストというのは、いわゆるキリスト教のキリストではないのではないかと思って調べてみました。と、ギリシャ語におけるキリストは本来固有名詞ではなく、「油を注がれた者」を意味するヘブライ語『マーシュヤハ』、つまり『メシア』にあたるギリシャ語、これ正確には『クリストス』である。と書かれており、古来「王」を指していたそうです。
(尊師)そうだね。例えばダビデなども、やはりユダヤ人にとってはキリストであるわけだから、それは当然であるといえます。しかし、キリスト教の人たちは今から約二千年前に登場したイエス・キリストのみをキリストと考えているんだよね?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)は、そうだと思います。
(尊師)ただ、仏教的な輪廻転生観からいくと、キリストのような偉大な救世主が、しかも、神に召されて天に帰ったわけだから、高々二千年でこの人間の世界へ降りてくるということは、とうてい考えらんないし、実際問題として『新約聖書』でもキリストは、今度来るキリストは、自分とは違い、しかも自分以上の実力を持ってるんだと言ってるよね?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、そのとおりです。
(尊師)したがって、今から二千年前のキリストではなく、新しい救世主、メサイアが登場すると。
ではこの、キリストの特徴についてもう一度検討をしたいわけだが、まず、盲目か片目である。あるいは盲目であった時期、片目である時期の両方が存在するのかもしれないと。まずこれは第一いえると思うんだけど、どうだ? この訳語の選定からいくと。
(V)はい、そうです、その二つの意味をかけているんではないかと思います。
(尊師)うん。そして、第二の特徴としては、大変、成熟した魂であって、しかも肌の色が黄色っぽい赤と。これは日本人の可能性、あるいはアジア人の可能性が大変高いね、どうだ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。ただ南方のアジア人の場合は、日焼けしてかなり褐色に見える場合が多いです。
(尊師)うん。ということは、聖者マンジュシュリーとしてはだいたいどの辺のエリアの人を指すか? この色からいくと。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)日本・中国・韓国辺りじゃないでしょうか。
(尊師)うーん、
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)緯度的に見ると。
(尊師)じゃあ、日本・中国・韓国辺りで、片目、または盲目の人が救世主だろうという一応目星をつけられると。で、この人はこれアルファベットで書いてあるわけだけどアルファベットというのはもともと、英語のエー・ビー・シーだけではなく、あらゆるその、言語の源をなしてる音というか、表音文字をアルファベットというんだよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。
(尊師)ということは、この救世主は、英語・フランス語、あるいはサンスクリット語、チベット語、ギリシャ語等の研究をしながら、何かを探し求めてるみたいだね、どうだ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。Vさん。
(尊師)V君はどう思うか、これについては。
(V)はい、そう思います。
(尊師)うん。で、次にその、救世主が日本に現われるのか、韓国に現われるのか、それとも中国に現われるのかで、一つ面白い予言詩があったよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)ありました。
(尊師)「血塗られた五つの島」という、その詩の一つの特徴は、まずキリストというのは先程も述べたとおり、王であるわけだけども、この「王」というのは、神々の系譜を持つ王、もっと仏教的言葉を使うならば、神聖世界の王、ということになるわけなんだよ。で、この、神聖世界の王を探していけば、その神聖世界の王がどこへ登場するのか、っていうのがわかると。で、V君、あの五つの島と神聖世界の王とが、両方出てる詩があったよね。
(V)はい。六章の二十七番ですが。
(尊師)じゃあ、それをちょっと読んでもらえるか。
(V)はい。
五つの流れを持つ一つのまとまりの島々で
偉大な千の王国の天に属する十字架の半神によって
数々の闘争によって怒りの様子から一つのものに
六人の免れた者たち、一族の重荷は隠される
(尊師)この「六人の免れた者たち」「一族の重荷は隠される」とはどういうことかというと、六人の最終解脱者が登場し、一族の重荷、つまり一族の悪いカルマが隠されることになっているんだよ。で、「五つの島」というと、皆さんも気づいてのとおり、北海道・本州・四国・九州・沖縄と、これが五つであり、しかもこれは歴史的に見るならば、それぞれその系統の違う五つの流れの島、ていうことになるよね。特によく知られてるのが、北海道、これは蝦夷があったわけでしょ? で、アイヌ民族がいたわけだよね。それから、沖縄は琉球と。で、この沖縄については、中国帰属説と日本帰属説と両方あるわけだけども、行けばわかるが大変熱い地方で、ちょっとインド的な雰囲気があるよね、あそこは。それから九州が、熊襲だね。それからもう一つは四国では剣山を中心として、またこれも別の系譜の魂の集合体、そして本州だよね。そう意味でいったらその五つの違った流れが統一されている国に、しかも、十字架をしょった神聖世界の王が登場する、という予言詩だよねこれは。どうかな。
(V)はい、そうです。
(尊師)そして、彼は六人の最終解脱者を出すことになってるよね。でこの、六人の最終解脱者というと、これあのキリストと共通すると。つまり、キリストの家では、彼岸に至るための修行をしてたんだよね、彼の岸へ至るための。それが、前回までの詩の中にあったと思うけどどうだったかな?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、一行目。「彼の岸へ導くキリストの住宅で」となっております。
(尊師)だよね。この二つの詩を総合すると、救世主は韓国に登場するわけでもなく、中国に登場するわけでもなく、やはり日本に登場すると。
で、ここで一つ問題。じゃあ、なぜ日本に登場するのかという検討しなければならないわけだけど。これは、わたしが世界を歩き回って経験した内容からいくと、最も物質文明の進んでいる国、最も機械文明により合理化された国、これが日本だと思うわけだけど、マンジュシュリー・ミトラは、わたしとずいぶん外国を一緒に回ってるわけだけど、どうだ、それについての印象は?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。この地球ではやはり、日本が最も進んでいると思います。
(尊師)で、その物質文明の進んだ日本にキリストが現われ、その物質文明を超えるような、やはり宗教、精神文明、霊的文明を打ち立てない限り、今の地球人類というものは、今のその物質的段階に執着している魂のステージから、飛躍しないんではないかと思うけど、これについては、聖者マンジュシュリーあるいはV、どう考えますか?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)同感です。
(尊師)うん。そこで、日本に登場し、そして、物質文明よりより高い精神文明、霊的な文明を打ち立てる、これがどうやら、キリストの役割のようだね、どうかな?
(V)はい、そう思います。
(尊師)で、現に、そのキリストの再臨と同時に、キリストの弟子たちがこの日本に生まれ変わっている、という予言詩が、もう一つあったよね。
(V)はい。二章の七十八番にあります。
(尊師)どういう詩かな? マンジュシュリー・ミトラ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。
海の底の 偉大なネプチューン
罰せられる状態にある人々と 神の黄金の法の血統が混ぜられる
野蛮で無智な者のために島々は血の中に
島々は悪い隠された神秘的なものよりも彼を妨げる
(尊師)この「ネプチューン」については、まだ要検討で、今実際にはっきりとこうだ、という断言ができない状態にあるわけだが、この全体的な詩の内容そのものは、血塗られた島々、これは明らかに歴史をいろいろ調べていくと日本以外に考えらんないと。つまり第二次世界大戦で、最も多くの人が死んだ島、それはどこかというと日本だよね。
で、その、日本の中にその前後、黄金の法の系譜の魂が混ぜられると。ところでこの黄金の法とは何かというと、これは、デーヴァ、つまり愛欲世界以上の世界へ輪廻転生することが約束されている魂が混ぜられるという内容だよね、これは。となると、日本の救世主、彼は盲目、あるいは片目で、しかも解脱を説き、そして、これからの人類を高い精神文明・霊的文明へと導く。
さあこれから、わたしは、この視聴者の方々と一緒に、その魂を探したいと思いますが、聖者マンジュシュリーにしろ、Vにしろ、一緒に探しましょう。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)わかりました。
(V)はい。
(尊師)ねえ。
では今日の、要約、ポイントをまずマンジュシュリー・ミトラに整理してもらって、今日の番組の終わりとしたいと思います。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。今日はキリストについて徹底研究いたしました。キリストは、正確には神聖世界の王を意味し、救世主としてこの日本に登場する。彼の特徴は盲目、あるいは片目で肌の色は黄色っぽい赤色、そして精神は成熟しており、人々を解脱へ導く、そのような新しい精神文明を興す。彼はあらゆる言語に通じており、その解釈をしている。彼の登場するのは、五つの流れを持つ島々、そして、その島々は血塗られた歴史がある。
(尊師)さあ、日本は、このキリストを大切にしなければならない。それは、日本の大いなる悪業を、キリストの登場、そして六人の最終解脱者の登場によって、いったん覆い隠す。つまりその時代に住む日本人は、そのキリストによって平安になると予言されている。
◆『ノストラダムス 秘密の大予言』 第4回
(尊師)皆さんこんばんわ。今日も「ノストラダムス秘密の大予言」の時間がやってまいりました。今回もいつもと同じように、聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂と、そしてV君をスタジオにお招きしております。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)マンジュシュリー・ミトラです。
(V)Vです。
(尊師)二十世紀最大の日本の予言者といわれている、大本教団の教祖である出口王仁三郎が、二十世紀末、つまり一九九〇年代、あるいは八〇年代の終わりに、救世主が登場すると予言しています。この救世主は「みろく」と呼ばれると。つまりマイトレーヤであると予言しているのです。
もちろん皆さんもご存じのとおり、かくいうわたしはマイトレーヤの化身であり、そしてこれから数十億年後、この地上へ登場し、真理を解きあかす魂であることは言うまでもありません。したがって、このマイトレーヤが、ノストラダムスのいう救世主と同一であるかどうかの検討をこれからしばらく続け、これは五回から十回くらいになるかもしれませんが、その後に一体、今世紀末一九九〇年代の後半、つまり九七年、九八年、九九年あるいは二〇〇〇年代の前半、つまり、二〇〇〇年、二〇〇一年、二〇〇二年等に、どのような大破局が起き、そしてそれは何を意味するのか、そしてどのようにすればすべての魂は救済されるのかについて徹底研究したいと思います。
まずノストラダムスの重要な予言詩の一つ。V君、何章の何だ?
(V)六章の二十七番です。
(尊師)では原詩を読んでいただこうか。
(V)はい。
--原文朗読--
(尊師)聖者マンジュシュリー。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。
(尊師)これはどういう意味かな?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)それでは一行目、五つの流れを持つ一つのまとまりの島々で。二行目、偉大な天の千の王国に属する十字架の半神。三行目、数々の闘争によって狂気の様子から一つのものに。四行目、解脱した、あるいは煩悩から解放された六人、一族の重荷は隠される。
(尊師)この予言詩は、この日本にとって最も大切な予言詩の一つである。ではこの予言詩は、どのような意味合いをなしているのだろうか。まず一行目、もう一度原詩を読んでいただけるかな。
(V)--原詩朗読--
(尊師)これは、もう一度訳を言ってくれるかな。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)五つの流れを持つ一つのまとまりの島々で。
(尊師)まさにこれはマンジュシュリー。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。
(尊師)まとまりの島々といったら島国ということができるんじゃないか、どうだ?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。一つの国として複数の島を所有している。
(尊師)そして、日本を取り囲んでいる潮流、つまり日本に接している……は五つあったよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。日本近海の潮流としては、五つですね。名前を挙げましょうか。
(尊師)お願いします。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)まず、黒潮、対馬暖流、津軽暖流、宗谷暖流、この四つの暖流と、親潮という一つの寒流、あわせて五つです。
(尊師)これは、どの辺を流れているか、簡単に説明してくれるか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)え、それぞれですか。
(尊師)はい。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。まず、黒潮は沖縄からと、日本の太平洋岸ですね。九州、四国、そして関東までを日本に沿って流れています。対馬暖流は裏日本側、対馬を経て山陰地方から新潟の方に流れています。そして北海道の宗谷岬を回り込む宗谷暖流。津軽海峡を流れる津軽暖流。親潮は、そうですね、千島列島の方から三陸海岸を三陸海岸に向けて流れ込んでいます。
(尊師)わかりました。ところでわたしは、この五つの流れに加えて、この日本の系譜、これが五つあると考えているんだ。例えば例を挙げるならば、大和の流れ、あるいは熊襲の流れ等だけども、これについてはまだ検討がなされていないからここでは発表しないとして、この二つがかけられているんだと思うんだね。しかも、五つの島、本州、四国、九州、北海道、沖縄という五つの島。これに小さな島々が絡んで、日本は形成されているわけだけど、まさに一行目の詩の意味合いは、この現状にぴったりと思われるわけだけど、V君どう思うか。
(V)ええ、そうですね、はい。
(尊師)で、これは、要するに、二行目の魂が登場する場所を表わしているわけだよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そう思います。
(尊師)では、二行目に、ちょっといってみようか。
(V)はい。Par, le croiffant du grand Chyren Selin:
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)偉大な天の千の王国に属する十字架の半神によって。
(尊師)これは大変意味深長な詩だとわたしは考えているんだ。というのは、まず、この天という言葉は、スペルは?
(V)『selin』です。
(尊師)これは普通、あの、天は『c』から始まるわけだけど、この時代はsとcは入れ替えられたんだよね、たしか。
(V)そうですね。多くの単語で『c』と『s』が、発音が同じということで、入れ替わっていたと。
(尊師)しかも、それだけではなく、これを分解すると、天だけではなく、おもしろい意味合いが出てくるんだったよね。
(V)ええ、『sele』で、「聖母マリアの胎内と」、で、『in』、接尾語で「〜から出た、出身の」、で二つ合わせると「聖母マリアの胎内から出た」、あるいは「聖母マリアの胎内から出た人」……ということになります。
(尊師)そうだね。これは明らかにキリストを表わしているよね。
(V)はい。
(尊師)で、次の……
(V)千の王国です。
(尊師)この千の王国も大変おもしろい分解ができるよね。千の王国の他に……。
(V)はい、綴りは『chyren』なんですが、この最初の『chy』、これをキー≠ニ発音すると、これはギリシャ語のキーなんですが、あの『x』と書く。で、これは、キリストの頭文字であって、で、このキリストを象徴していると。で、次のrenですが、これもギリシャ語でレーンというのがあって、これは小羊を表わしていると。
(尊師)ということは、どうやら小羊であるキリストとか、キリストと小羊とか、複数に考えることができるが、しかし、その前の聖母マリアの胎内というところを考えると、小羊であるところのキリストと訳するのが一番よく、しかもそれは千の王国と同義語であると……言えると思うわけだけど、どうだそれは?
(V)はい、そう思います。
(尊師)聖者マンジュシュリー、よく仏典でも神聖世界、神聖世界つまり千の王国からサキャ神賢やあるいはヤソーダラー等の偉大な魂が人間の世界に宿るという話はあるよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。よく見受けられます。
(尊師)これはそのことを意味しているのではないだろうか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)妥当な解釈だと思います。
(尊師)ということは、この日本に神聖世界から降りてきた魂が登場すると。しかも、その魂は、次の言葉ではっきりとその要素がわかるよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)十字架の半神と書かれていますね。
(尊師)その十字架の半神というのは、フランス語では?
(V)はい、これは、『croiffant』。三日月、通常の意味は三日月なんですが、これを分解して考えて……
(尊師)うん、分解して考えた場合、十字架と半神が出てくるんだね。
(V)はい、そうです。はい。
(尊師)これは十字架の半神とは、別の言い方をすれば、十字架をしょった半神、これもまたキリストを表わしていると考えられると思うんだが、どうだそれは。あるいは、すべての魂の煩悩をしょっている、苦悩をしょっている半神、半分の神、と考えることができると思うわけだけど、どうだ。
(V)はい、そう思います。
(尊師)つまり聖母マリアの胎内、そして小羊であるところのキリスト、そしてもう一つ、十字架をしょった半神。この三つの単語が羅列した以上、やはりこれの品詞分解、および意味合いについて、だれも否定できないと思うわけだけど、聖者マンジュシュリーは、どう考えますか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、かなり確度は高いと思います。
(尊師)うん。ここで半神という意味合いだけども、わたしはこれは在家に身を置きながら、つまり要するに妻帯をしているとか、現実的な現世的な生活を営んでいるとかいう意味が絡んでいると思うわけだけど、これについては聖者マンジュシュリー、あるいはVはどうだ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)その半分というのは、俗を現わしているわけですか。
(尊師)生殖能力を表わしていると。つまり、あのここはすごく重要なところだけれども、聖者には、救済のその段階に応じて二つのタイプが存在するわけだが、まず第一のタイプは俗にいうところの、まさに性的なものを完全に捨断している聖者、神。第二の段階は、それをわざわざ残しているという神の二段階に分かれるわけだね。
で、半神、半分神と言っている場合、その性的な機能を残している、生殖機能は残していると、とらえるべきだと思うわけだけど、どうだそれについては。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そこまでは気がつきませんでした。
(尊師)これは実際、仏典の中で例えば阿修羅、意識堕落天だとか、あるいはナーガ、龍の世界だとか、あるいはガンダッパ、そうだね音楽を司っている神々の世界だとかいうのは、半神に属するんだね例えば。ところが例えば、神聖世界、完全なる神聖世界に入ると、その神聖世界の偉大なる王になると、もう半神ではなく完全なる神なんだね。
で、キリスト教的な検討をなすならば、これを天使と一般的に言われているわけだけど、単純に半神イコール天使と言えないところがあるんだよ。それは救済をどのようなかたちで行なうかによって、救済者は降りてくるフォームが違うわけだから、そこは大変その、そこら辺は大変人間の煩悩的見解からは、とらえづらい内容ではないかと思うわけだ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)なるほど。じゃあ、半神のフォームをとって降りてきている魂というかたちになりますか。
(尊師)そうだね。そのとおりだね。Vどうだ、これについては。
(V)ええ、この千の世界から降りてきた半神ということでしょうか。
(尊師)そうだね。ここですごく問題なのは、なぜそうなのかというと、救済には段階があるわけで、今の時代もし完全なる聖者が降りてきた場合、逆に救済はできないんだね。
(V)それは、思います。
(尊師)だから、それゆえのフォームであると考えるべきであると。では、三行目行こうか。
(V)はい。
--原文朗読--
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)数々の闘争によって狂気の様子から一つのものに。
(尊師)これはまさにオウム真理教の社会的レッテルが、例えば波野村騒動だとか、あるいは選挙のあの闘争だとか、いろいろあるわけだけど、その闘争のかたちをとりながら、一つのもの、本当はそういうことは、その単なる表現の一形式であって、その背景にあるものは、偉大なる神聖世界の絶対の真理であるということが徐々に世の中に知らしめだしているよね。しかも一般の社会が使っていた「狂気の宗教」、これがまさにこのノストラダムスの予言詩の中に載っているということは、何ともノストラダムスの予言の能力というものは素晴らしいと言わざるを得ないわけだけど、どうだ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)やはり驚きです。
(尊師)そして、最後の四行目だね。
(V)はい。--原文朗読--
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)解脱した、あるいは煩悩から解放された六人、一族の重荷は隠される。
(尊師)これは日本にとって、大変重要な詩であるといえる。つまり六人の最終解脱者が登場するということだね、これは。それによって一族の重荷、つまり日本の大いなる悪業が隠されると言っているわけだ。ところで、この一族の重荷とは何かというと、日本の場合いろいろな第三国に対して、あるいは貧しい国々に対して、経済援助と称して逆に経済侵略を行なったり、あるいは先進国間での経済摩擦等が存在しているわけだが、どうもその六人の解脱者がそれを緩和し、そして日本自体には天変地異やあるいは戦争の被害がないということを予言している詩だと思われるわけだけど、これについてはどうかな。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)やはり、意味的にはそう取るのが正しいのではないかと思います。
(尊師)ところで第三国の評価、例えばラオス、あるいはブータン、あるいはスリランカ等のオウム真理教の経済援助、教えの援助、あるいはロシアに対する宗教的教えの援助等、これを検討すると確かに日本の評価は、もし世界最高の宗教を有するとするならば、高まって当然だよね、どうかな。
(V)そう思います。
(尊師)そして、それによって日本は災難から免れるという予言ではないかと、わたしはとっているんだよ。
さあ、いよいよキリストの実態が明らかになった。このキリストは一体どのような活躍をなすのか。そして、どのような教えを示し、すべての衆生にどのような利益を与えるのか。その内容について、また来週検討しましょう。今日はどうも、聖者マンジュシュリー、V、ありがとうございました。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)ありがとうございました。
(V)どうもありがとうございました。
◆『ノストラダムス 秘密の大予言』 第5回
「ノストラダムス 秘密の大予言」の時間がやってまいりました。今日もいつもと同じようにスタジオに、聖者マンジュシュリー供養値魂と、Vをお呼びしています。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)マンジュシュリー・ミトラです。
(V)Vです。
前回の放送の中で、「五つの流れ」というのがあったよね。そしてそれは、海流についてが一つあり、もう一つは日本の系譜についてもそうじゃないかという話があったわけだけど、その後の調査でどうなったかな、それについては。
(V)はい。日本人の人種系統で、なされている推測なんですが、一つに「日本縄文時代人」ていうのがありまして、次、「南中国人」、南中国の系統の人。あと、三番目に「朝鮮人」、で、四番目「アイヌ」、で、五番目に「南方人」ですね、南方系の人々と。で、この五つがあると。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)それから神話的な歴史の伝統といたしましては、「倭」「出雲」「隼人」「熊襲」そして「東国」、この五つが挙げられます。蝦夷も、この東国の中に含まれるのではないかと、思います。
(尊師)これだけの要素から検討すると、間違いなく、日本がこの五つの流れの島々、ということは間違いないよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)間違いないと思います。
(尊師)そこへ天から転生した救世主が存在すると。ではこの救世主に対する別の詩にちょっと入ってみようか。
まずV君、ネプチューンの出る、例の詩を読んでくれるかな。
(V)はい。
Le grand Neptune du profond de la mer
De gend Punique & fang Gauloys mefle,
Les Ifles a fang, pour le tardif ramer:
Plus luy nuira que l'ocuult mal cele.」
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)
二章の七十八
海の底の偉大なネプチューン
罰せられる状態にある人々と、神の黄金の法の血統が混 ぜられる
野蛮で無智な者のために島々は血の中に
島々は悪い隠された神秘的なものよりも彼を妨げる
(尊師)さあ、では、一行ずつ検討していこうか。まず、一行目の原文をもう一度読んでくれ。
(V)「Le grand Neptune du profond de la mer」
(尊師)訳は?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)「海の底の偉大なネプチューン」
(尊師)うん。このネプチューンという意味は、要するに海神、海の神ととらえることができるね、また水の神ととらえることもできると。しかしこれは別のとらえ方を、わたしたちは行なったんだよね。それについて少し、V君の方から説明していただけるかな?
(V)はい。え、まず、三叉戟を常に持っている姿が描かれていまして、これはインド神話におけるシヴァ大神との共通性があると。で、あるいは川の神であるということで、これもまたこのシヴァ大神がこの頭にこのガンジス河を受け止めて、それを地上に下ろしたと。で、その部分での共通性、あるいは馬の神であるというところから、これもまたインドの神話のカルキとの共通性があると。それからあと大地の神、あるいはこの大地の下を車を駆ると。そういう記述がありまして、で、この部分から、シャンバラですか、が出てくると。以上ですが。
(尊師)ネプチューンについては、マンジュシュリー・ミトラ正悟師はどうかな?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)これは、ギリシャ神話におけるポセイドンとよく共通的に用いられるわけですけども、果たしてノストラダムス自身がポセイドンという語を調べてるかどうか、全部の詩をサーチしたところ、一つもなかったということで、このポセイドンを意味してこのネプチューンを使っていると考えてもおかしくはないと、こう思います。それで彼は今そのポセイドンの属性についてね、説明してくれたわけです。
(尊師)二行目はどうなってるかな?
(V)「De gend Punique & fang Gauloys mefle,」
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)「罰せられる状態にある人々と神の黄金の法の血統が混ぜられる」
(尊師)この「黄金の法の血統」については、いろいろ異説があるわけだけども、おそらく愛欲神の世界から降りてくると、仏教的にとってもかまわないと思うんだけどどうだ、それについては。
で、なぜ、これが神聖世界でなくて愛欲神なのかというと、「黄金の法」ということが一つのキーワードなんだね。形状界入る場合例えば、神聖世界を含めて入る場合は、この黄金だけじゃダメでやはり、白銀のエネルギーがミックスされて初めて形状界へのパスポートを得たことになるんだよ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)わかりました。じゃあこの「血統が混ぜられる」ということは、そういう集団の中に、生を受けるというかたちで考えていいでしょうか。
(尊師)そうです。それでいいと思います。三行目は?
(V)「Les Ifles a fang, pour le tardif ramer:」
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)「野蛮で無智な者のために島々は血の中に」
(尊師)これは、まさに第二次世界大戦を勃発させた、日本の中の無智の者たちを批判した詩ではないかと思うけど、どうだ。
(V)ええ、そのように考えられると思います。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)この、歴史を調べてみたのですが、その島国で大変な虐殺、あるいは大量死ですね、これのなされているのがやはり第二次大戦の日本、ていうかたちになりました。
(尊師)では次、四行目いってみようか。
(V)「Plus luy nuira que l'ocuult mal cele.」
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)「島々は悪い隠された神秘的なものよりも彼を妨げる」
(尊師)これはオウム真理教にとって大変、重要な部分だと思うわけだけど、まず黄金の法の系統とそれから日本人が混ぜられると。で、その混ぜられる状況と同時に、日本の状況を表わしてると。つまり第二次世界大戦後の荒廃、そして、復興とあるわけだけど、この予言詩では、まだ荒廃を見ているばかりで、復興を見てないように思われるわけだけど、どうだ、それについては。マンジュシュリー。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、そうですね、戦後の混乱状態、
(尊師)マンジュシュリー、君は、四行目の詩の意味合いをどう考えるか?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)やはりそこに、その島々における、邪宗といいますか、誤った宗教が存在するということが一つと。それから、それが救世主に対して当然肯定的ではないわけですけれども、それよりもさらに、何ていうか社会的な、その島々の政治機構といいますか、それがその救世主に対して迫害をなすという具合に思いました。
(尊師)いや、そうだね、まさにそれは。で、この詩はもう少し深く検討する必要があるから、次回に、深く検討したいと思うわけだけども。とにかく、この日本そのものが、その救世主を叩く、あるいは救世主を阻害する、と予言されてるわけだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。
(尊師)さあ、これからこの詩の展開どうなるか。そしてまた、来週新しい詩をね、検討しよう。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)よろしくお願いいたします。
◆『ノストラダムス 秘密の大予言』 第6回
さあ、いよいよ皆さん待望の「ノストラダムス秘密の大予言」の時間がやってまいりました。今日もいつもと同じように、聖者マンジュリュリー・ミトラ供養値魂と、そして、V君を、このスタジオに呼んでいます。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)マンジュシュリー・ミトラです。
(V)Vです。
(尊師)今日は前週に続いて、まず、問題の予言詩、これを徹底解明し、そしてそののちに新しい予言詩を皆さんに、提供したいと思います。ではまず、前回の予言詩のフランス語、および翻訳を一行ずついきましょう。そしてわたしの解説をつけることにしましょう。
(V)「Le grand Neptune du profond de la mer」
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)「海の底の偉大なネプチューン」
(尊師)この「海の底の偉大なネプチューン」という「海の底」というのは、この海の底には、意識堕落天、あるいは龍の世界、あるいはガンダッパの世界が存在しているわけですが、この世界の偉大なネプチューン、偉大な海の神、という一行目の詩がまず存在します。この偉大な神、海の神ネプチューンは、前週でも検討したとおり、ポセイドンと同義語であるっていうことがわかりました。
ところでここでいう「海」とは何か、という問題があります。これは、例えばアジア大陸やアフリカ大陸というような大陸に対する、海ではなくて、この宇宙空間を表わすと考えるべきです。つまり、地球、あるいは月、あるいは太陽といった、陸に対する海、つまり空間を表わすのです。そしてそこの支配者、つまり宇宙の支配者は、もちろんポセイドン、つまりシヴァ大神のことである、ということが前週でわかったわけです。そしてここでいう「偉大な」というのは、このネプチューン、シヴァ大神こそは、救世主の中の救世主であり、また、主の中の主であり、王の中の王であり、そしてすべてを超越した魂である、ということが経典にうたわれてるからなのです。
ところでこの偉大なネプチューン、ポセイドンであるシヴァ大神は、第二行目に、どのような展開をするのでしょうか。
(V)「De gend Punique & fang Gauloys mefle,」
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)「罰せられる状態にある人々と 神の黄金の法の血統が混ぜられる」
(尊師)罰せられる状態にある人々。これはまさに日本だけではなく、世界、今の世界全体を表わしているのです。今の人類は大変残酷です。例えば、自分の子供を経済的理由や、あるいはプライド、名誉等によって平気で殺生したり、あるいは利益の為に他を害し、あるいは殺し合うといったようなことを平気で行なっています。このような罰せられるべき魂、もちろん個々分析するならば、それは当然十の戒め、不殺生・不偸盗・不邪淫・不妄語・不綺語・不悪口・不両舌・不慳貪・不瞋恚・不邪見というこの十の戒めを守っていないことはいうまでもありません。これに対して、神の黄金の法の血統が混ぜられる、と言っているのです。血統、ということは一人かもしれないし、あるいは複数かもしれないし、混ぜられるといわれるわけですから、これは複数、しかも人類に対してですから、ある程度の数のセレクトされた神に祝福された魂が混ぜられる、と見るべきです。
ところで、一般的には意識堕落天の色を赤で表わし、また愛欲神天の色を黄金色で表わし、神聖世界の神々の色を白銀の色で表わします。この色の分析から考えるならば、黄金の法の血統ということは、愛欲神の世界の魂が多数存在する、ということになるでしょう。
ところでこの愛欲神の世界とは何を意味しているかというと、ナーガつまり竜、ガンダッパつまり音楽の神々等を含む第一天界や、あるいはそれを支配する有能神のインドラ、そして第三天界の夜摩神、第四天界の都史多神、そして第五天界がスニンミタ、そして第六天界がバサバッテイ、という具合いに六つの天界、この六つの天界には、六つだけではなくいろんな衆生が存在しているわけですが、その神々、この神々が、黄金の法則、神の黄金の法則なのです。そしてその系統ということは、そこから転生、生まれ変わった魂ということができるでしょう。
ところで、この第一天界から第六天界を、もう少し機能的に分類するならば、まず第一天界は、例えば天候、あるいは音楽、あるいは医学、あるいは国家間の政治等を担当しています。そして第二天界は、徳について担当しています。そして第三天界は、裁きについて担当しています。そして第四天界は、愛、慈愛について担当しているのです。そして第五天界は、個人的な神秘的な力、神通について担当し、第六天界はそれを集合的に、つまり神通の集合的なかたちでの担当を行なっている、ということができるでしょう。これらの天界の神々がこの地上に降りて来る、と予言しています。しかも、どうやらこの偉大なネプチューンと大変関係があるようです。
では、この偉大なネプチューン、および神の黄金の法の系統の魂はどこへ降りて来るのか。それは、三行目にはっきりとうたわれています。
(V)「Les Ifles a fang, pour le tardif ramer:」
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)「野蛮で無智な者のために島々は血の中に」
(尊師)これはまさに、太平洋戦争、あるいはその前の中国侵略戦争、そして第二次世界大戦という流れ、この流れが表わすように、もともと負けるとわかっている戦争を引き起こし、そして惨敗した日本の状態が示されています。これは前週、聖者マンジュシュリー・ミトラ供養地魂が皆さんに説明したとおり、そのときの死者の数は当然島国ではナンバーワン、しかもその死に様は大変悲惨なものであったということがいえるでしょう。
ところで、この血塗られた島に、偉大なネプチューンは登場することになっているのです。では、四行目いきましょう。
(V)「Plus luy nuira que l'ocuult mal cele.」
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)「島々は悪い隠された神秘的なものよりも彼を妨げる」
(尊師)この悪い神秘的なもの、というのは、前週マンジュシュリー・ミトラが皆さんに説明したとおり、邪宗、あるいは拝み宗教、あるいは、念力宗教といったようなものを表わすことは間違いありません。なぜかというとそれは、悪いエネルギー、低級のエネルギーを使い、それによって一時的に願望を満たし、その後に不幸へと魂を至らせるからです。そして、それらを実践した魂は、動物界より一つ上の低級霊域か、あるいは動物界、あるいは地獄へと転生すると仏典にはうたわれています。
ところで、これらのものより島そのものが、このネプチューン、救世主を阻害するとこの予言詩では説いています。それは、すでにこの救世主が大きくなったとき、その国全体の意図が一つの方向に走り、それによって救世主の動きを封じ込めるということを、この詩では述べているのでしょう。
ところで皆さん、今週はもう一つ、大変大切な予言詩を紹介しようと思いましたが、時間がありません。よって、時間がある限りまず詩を読んでみたいと思います。V君、一行目。
(V)「La barbe crefpe & noire par engin」
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)縮れて黒い髭の者が智慧によって。あ、尊師、お時間です。
(尊師)大変残念です。それではまた来週。
◆『ノストラダムス 秘密の大予言』 第7回
(尊師)「ノストラダムス秘密の大予言」の時間がやってまいりました。今夜もいつもと同じように、マンジュシュリー・ミトラ供養値魂、そしてV君をこのスタジオにお招きしています。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)マンジュシュリー・ミトラです。
(V)Vです。
(尊師)今日は皆さんに、ノストラダムス研究家のだれも解明できなかった「CHYREN」の謎、そして新しい詩を一つ紹介したいと思います。V君、今日の新しい詩は何章の何かな。
(V)はい。二章の七十九番です。
(尊師)よし。じゃまずそれをフランス語、あの原文から行こう。
(V)はい。
La barbe crefpe & noire par engin
Subiuguera la gent cruede & fiere
Le grand CHYREN oftera du longin
Tous les captifs par Seline baniere
(尊師)マンジュシュリー・ミトラ供養値魂、この詩の意味は。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。
ちぢれて黒い髭の者が、智慧によって、
残酷で高慢な人々を征服する。
永遠の千の王国の偉大な者は解放する。
すべての捕虜たちを天の命令によって。
(尊師)この「征服する」という物騒な言葉が出てきたが、この征服するというのは、例えば転輪聖王がすべての国々を征服するときの征服、これは全く武力を使わないわけだが、これと同じ意味であるとわたしは考えているわけだが、これについてはどうだ。マンジュシュリー。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。やはり、徳によって自然に人々が従うようになるという状態も「征服する」でいいと思いますが。
(尊師)うん。ではあのうV君。
(V)はい。
(尊師)あのう、この一行目から詳しく単語の分析をしたいと思うが、どうだ。
(V)はい。
(尊師)まず一行目、読んでください。
(V)--原文朗読--。
で、一語目。『La』ですが、これは定冠詞。で、『barbe』、これが「髭」です。で、『crefpe』、これが「ちぢれた」。で、次が『&』、これは等位接続詞で、まあ英語の『and』に当たります。次が『noire』、これが「黒い」。で『par』、これが「手段」を表わして「〜によって」。で、『engin』、これが「智慧」としました。
(尊師)うん。ということは、ちぢれていて、しかも黒い髭のどうやら男が現われるようだね。
(V)はい。
(尊師)で、そのちぢれて黒い髭の者が智慧によって征服するということだね。
(V)はい、そうです。
(尊師)うーん。マンジュシュリー供養値魂はこの詩についてどう思います。この一行目については。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)あっ、これは明快だと思いますが。
(尊師)うーん。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)ちぢれて黒い髭を持ち、しかも大いなる智慧を持っている、そういう者が現われるということですよね。
(尊師)うんうん。そうだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)しかも、この黒い髭、この色からして金髪ではないと。だから少なくとも西洋人ではなさそうな感じがしますねえ。あと、「ちぢれて黒い髭の者が」ということで、そのものを表現するということから見て、まず第一にその髭が目につくと。で、しかもそのときの周り大衆はそれほど同じような髭を持っている人はいない。ちょうど、尊師が雑誌で叩かれたときに「髭もじゃの男」と形容されたような、そういう感じじゃないでしょうか。
(尊師)うん。それは確かに正しいだろうね。じゃ、V君、二行目行こうか。
(V)--原文朗読--
(尊師)意味はどういう意味だ、マンジュシュリー供養値魂。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「残酷で高慢な人々を征服する。」
(尊師)うーん。じゃあ、この髭もじゃの男が残酷で高慢な人を征服すると予言されているんだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、「人々を」です。
(尊師)「人々」をね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。
(尊師)うーん。三行目は。
(V)はい。--原文朗読--
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)「永遠の千の王国の偉大な者は解放する。」
(尊師)この「千の王国」という言葉が「CHYREN」だな、V。
(V)はい、そうです。
(尊師)この「CHYREN」はいろいろとノストラダムス研究家の研究の対象となっているわけだが、これはそれほど難しい意味はないよね。
(V)はい。
(尊師)千の王国については、別に「小羊であるキリスト」という意味があるよね。
(V)はい。
(尊師)これについては少し言語的な説明をしてくれるかな。
(V)はい、わかりました。最初の「CHY」、これをキーと発音できるわけですが、これはギリシャ語の「X」に当たると。で、これはキリスト、で、ギリシャ語のクリストスの頭文字であって、で、このキリストを象徴する文字であると、このシンボルの辞典には書かれていました。
(尊師)うーん。
(V)で、次の「REN」ですが、ギリシャ語で『(pnv)レーン』という小羊という単語があります。で、その二つが重なっていると。
(尊師)うーん。ということは、小羊であるキリストは黒髭の持ち主であり、かつちぢれた毛を有していると考えるべきだね。
(V)はい。
(尊師)しかもこのキリストは千の王国の使命を受けてきたということだね。
(V)はい、そうです。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)この千の王国というのは?
(尊師)これは、神聖世界の意味で、もともと創造主、ブラフマン、あるいはこの宇宙を維持するヴィシュヌ、あるいはこの宇宙を破壊するシヴァという、ヒンドゥーの三神の考え方があるわけだが、この創造主の世界、神聖世界を千の世界と仏典でも表現されている。その意味で言ったら、間違いなく神聖世界の特命を受けて小羊であるキリストが黒い、しかもちぢれた髭を有してこの地上に生まれ変わったとみるべきではないかと思うけど、どうかな。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)よくわかります。
(尊師)ところでV君。
(V)はい。
(尊師)この「CHYREN」は一般的にはどのように解釈されているのかな。
(V)はい。この綴りを並べ変えると、「Henry-C」となるんですが、この「C」というのはフランス語で五ですから、アンリ五世というふうに……
(尊師)ところでこの並べ変えるという作業だけども、
(V)はい。
(尊師)わたしは大変、このスペルを並べ変えることに疑問を持っているんだね。というのは、スペルを並べ変えたら、かなりの多くの単語ができあがると思うんだけど、どうだそれは。
(V)はい、そう思います。
(尊師)やはり、それは「こうありたい」「こうあってほしい」と願う心が作り出した過ちではないかと思うんだけど、これはマンジュシュリー供養値魂、どう思いますか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。特に予言を残す側の立場からすると、自分の詩の単語を勝手に並べ変えられて意味を勝手につけられたのでは、これは予言にならないと思うんですが。
(尊師)うーん。その通りだね。では、四行目行こうか。
(V)はい。--原文朗読--
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)すべての捕虜たちよ、天の命令によって。
(尊師)ここでいう「捕虜」というのは、他にどういう意味があるのかな。
(V)自由を奪った者の力、権力に落ちたというか……。
(尊師)マンジュシュリー供養値魂どうかな。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)この「捕虜たち」という言葉ですが、その必ずしも戦争で捕まったりとか、そういうかたちではないようですねえ、どうも。例えば束縛された、あるいは虜になった、偏見にとらわれているとか、激情の虜になっているとか、そういったかたちでも使えられております。
(尊師)うーん。ということは、どうやらこの意味合いは、千の王国の小羊であるキリストが全世界に多くの法則を説き明かし、それによって煩悩に、つまり悪魔に支配されている魂を済度するということをこの詩は言っているんじゃないだろうか。
(V)はい。そう思います。
(尊師)つまり、これは二行目の詩と四行目の詩は、同じ現象を違ったかたちで説いてると見るべきだと思うけど、どうだろうか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)おっしゃるとおりだと思います。
(尊師)では、最後にもう一度二行目と四行目の詩の意味合いを言ってくれるかな。まず、二行目。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)残酷で、高慢な人々を征服する。
(尊師)四行目は。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)すべての捕虜たちを天の命令によって。
(尊師)ということは、この残酷で高慢な人たちを真理の法則によって偏見から解放する、あるいは悪魔から解放する、しかもそれは天の命令によってととらえるのがこの詩の正当な考え方であると思われるわけだけど、どうかな。V君。
(V)はい、そう思います。
(尊師)また逆に、これは一行目と三行目も、あのうダブってるよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)同じ意味を表わしていると思います。
(尊師)一行目は。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)ちぢれて黒い髭の者が智慧によって。
(尊師)三行目は。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)永遠の千の王国の偉大な者は解放する。
(尊師)うーん。要するにこれは、ちぢれて黒い髭の者イコール永遠の千の王国、これはこの千の王国というのが小羊であるキリストだよね。
(V)はい。
(尊師)が、解放すると。
(V)はい。
(尊師)つまり智慧によって解放するというとらえ方ができるよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、そのとおりですね。
(尊師)では、この一行目から四行目までの詩をマンジュシュリー供養値魂、まとめてくれるかな。どういう詩の内容であると。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。まず神聖世界、偉大な千の王国から救世主が、この世界に降りてくると。それは小羊であるキリストなどとも表現されておりますが、その特徴は、ちぢれて黒い髭を持っており、大いなる智慧を有していると。で、その方がその智慧によって、人々を解放する。その人々というのは、残酷で高慢な人々と表現されておりますが、それによって結局、悪魔にとらわれた捕虜というかたちをしていると。その方はその天の命令によって智慧を用いて法則を説き、その人々を済度するというかたちになると思います。
(尊師)そうだね。ところで、ここで小羊について少し説明をしておきたい。小羊とは、羊飼いの言うがままに目的地へ送られる羊、しかも、それはイダー、ピンガラが通っていると。それを二本の角で表わし、そして白い衣は功徳に満ちたことを表わしている。性格は従順で、決して羊飼いから離れることなく、そして大きくなったら多くの人に羊の毛を与えることによって功徳を積む。そして、自分の肉すら人間のために食として供養する。こういう複雑な意味合いがあるんだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そこまでちょっと考えたことはなかったですね。
(尊師)したがって、この小羊であるキリストとは多くの人のカルマをしょい、そして多くの真理の法則を説き明かし、この地上をシャンバラと化す魂であると考えるべきだと思う。それではまた来週、さよなら。
◆『ノストラダムス 秘密の大予言』 第8回
(尊師)『ノストラダムス秘密の大予言』の時間がやってまいりました。この「エウアンゲリオン・テス・バシレイアス」を聴いてらっしゃる皆さん、毎週楽しみに、この『ノストラダムス秘密の大予言』の時間を聴いていますか。今夜もいつもと同じように、わたしの高弟である聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂、そしてV君を呼んでいます。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)マンジュシュリー・ミトラです。
(V)Vです。
(尊師)今夜は「エウアンゲリオン・テス・バシレイアス」の聴取者の皆さんに、また一つ新しい詩をご紹介しましょう。では、V君、お願いします。
(V)はい。六章の五十六。
La crainte armee de l'annemy Norbon,
Effrayena fi fort les Hefperiques:
Parpigunan vuide par l'aueugle darbon,
Lors Barcelon par mer donra les piques.
(尊師)この詩には、重要語があります。それは「ナルボン」あるいは「ダルボン」といわれる言葉です。この言葉は「アルボン」の変形であるというのが今、わたしたちの見解ですが、これについて少し聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂とV君の意見を聞いてみましょう。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、まずノストラダムスのあらゆる版、そしてあらゆる詩が今コンピュータにデータベース化されておるわけなんですけど、その中で使われているこの「アルボン」というのをサーチしました。それによって「アルボン」「ダルボン」「ナルボン」という要素が出てきたわけですね。で、そのうちの二つ、「ダルボン」と「ナルボン」がこの詩では使われていると。
(V)はい。で、この語の意味を探るために分解してみたんですが、まずこの「アルボン」の「アル」、「AR」これに「相続人」という意味があります。そして「ボン」、「BON」これに「聖なる」という意味がありまして、二つ合わせて「聖なる相続人」と。で……
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)一般的には、こうどこかの地名に対応づけようというのがね。多いんですけど……
(尊師)ノストラダムスの言葉というのは、ひっかけの言葉があるというか、例えば地名にありそうでないとか、あるいはその三つの言葉のうちの一つは地名にあるんだけども、二つが解明できないということがあると思うわけが、この「アルボン」「ナルボン」「ダルボン」についてはどうなのかな。三つとも地名に対応するのかな、これは。
(V)「ナルボン」については「ナルボンヌ」というフランスの地名があるんですが、これは「ナルボン」にさらに『NE』と後ろについて「ナルボンヌ」という地名があります。
(尊師)つまり、「アルボン」も「ダルボン」も「ナルボン」も、ないわけだよね。地名として正確には。
(V)はい、そうです。はい。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)正確に同じ綴りの地名はないですね。
(尊師)うん、しかしどうしても人間というのは観念が強いから、地名に当てはめたがると。ところで、これは、わたしの見解というよりも、そうだね、普通、言語学者の見解と言った方がいいのかもしれないが、言葉というのは必ず語幹があり、接頭語があり、接尾語があると見るべきだよね、一般的には。そのようなかたちで例えばノストラダムスが後世のわたしたちに一つの単語を分解し、語幹、あるいは接頭語、あるいは接尾語といったようなかたちで一つのワードを提供したとしても、これは少しも不自然ではないと思われるわけだが、それについてはどうかな。
(V)はい、そう思います。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)で、それこそ「アルファベットを解く」という言葉に対応する行為だと思います。
(尊師)そうだね。では、この詩の意味について、これから検討してみよう。
(V)はい。では一行目。最初が「La」これは定冠詞。で「crainte」、これが形容詞で「恐れられる」。で、「armee」、これが「軍隊」。次が前置詞の「de」、これは「〜によって」という意味。で、次が定冠詞の「l'」。次が「ennemy」、これが「悪魔」。そして「Narbon」、「ナルボン」ですが、これは「アルボン」の前にNが、否定の意味でついて、で、「聖なる相続人ではない」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、それをまとめますと、一行目。「聖なる相続人ではない悪魔によって恐れられる軍隊は」となります。
(尊師)これは、ということは、聖なる相続人ではない悪魔がもうすでに登場していることを表わしているね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。
(尊師)つまりこれは聖なる相続人ではない、つまり悪魔に対して軍隊が存在するということを意味しているわけだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そのとおりです。
(尊師)では、二行目行ってみよう。
(V)はい。「Effrayera」、これが動詞の未来形で「恐怖させる」。次が「fi」、これが強調の副詞で、次がまた「fort」という強調の副詞が来ます。そして、定冠詞複数形の「les」。次が「Hefperiques」、これが「西に属する人々」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。これをまとめますと、二行目は、「西に属する人々をひどく恐怖させる」となります
(尊師)これは、一行目、二行目を検討すると、「西に属する人々」イコール「悪魔」、あるいは「聖なる相続人でない」というふうに解すべきだね、これは。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。一行目と二行目は、同じ現象を別の面から表現しているだけだと思います。
(尊師)ということは、今は東側、特にアジアはひどい状態であるわけだけど、このアジアの状態から何かが立ち現われると見るべきかもしれないね、これについては。また、もう一つここで検討しなきゃならないことは「悪魔」という意味だ。この「悪魔」という意味は、これはキリスト教においてもそうだし、仏教に置いてもそうだけれども、要するに死を司り、死によってコントロールする、死の恐怖によってコントロールする、あるいはこの生というものを与えることによって、つまり生存というものを与えることによって、その生存の中で喜びを与え、それによって縛りつけるという意味があるわけだね。
したがって、その意味においては、この物質文明はまさに悪魔の現出した文明であると見ることができるわけだ。したがって、この現代文明と呼ばれる文明は、明らかに悪魔の勝利宣言した文明と見るべきなんだよ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうしますと、この死によってひどく恐怖させると。恐怖という言葉が出てくるんですけども、これ以前にはその恐怖というのは、ほとんど存在しないと考えていいんでしょうか、西側に。
(尊師)そのとおりだ。つまり、聖なる相続人でない人たちには、全く恐怖する対象がなかったわけだけども、どうやらその恐怖させる対象の軍隊が登場することを予言してるね、ここでは。では、三行目行ってみようか。
(V)はい。一語目が『Parpignan』、これは「ペフピニアン」という都市名があるんですが、その最初のAとEが変わっているんですが、これを、が「松本を姓とする」。で、次が『vuide』、これが「大乗の悟りである空に到達した者」。『par』、これが前置詞で状態・様態を表わすと。次が「l'」、これが定冠詞で、「aueugle」、これが「盲目の」。そして『darbon』、これが「光輝く聖なる相続人」。
(尊師)この詩はすごいねえ。えっ、松本?
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)これは尊師のことですねえ。
(尊師)これはわたしの姓ではないか、まさに。しかも盲目とくれば……。これはまさに今のわたしの状態を表わしているねえ、これは。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)さらに「大乗の悟りである空に到達する」これは尊師の最終解脱の状態ということができるんじゃないでしょうか。
(尊師)全く同じだね、これは。で、その松本を姓とし、大乗の空に到達した、大乗の最終解脱に到達した魂が、聖なる相続人であると言っているわけだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)しかも「光り輝く」となっておりますが、これは清らかな目で見ると、尊師が光り輝いているのがわたしたちの弟子の間でもよく見られます。
(尊師)これについては、例えばチベット仏教のカール・リンポチェ、カムトゥール・リンポチェ、あるいはテーラヴァーダのアーナンダ・マイトリー僧も、わたしが光り輝いていると言ってらっしゃるから、間違いないだろう。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。世界の聖者と言われる方の中でステージの高い方たちには尊師の光輝いている様子が明らかなようですね。
(尊師)そうだねえ。ということは、「聖なる相続人」イコールわたしなのか、ちょっと重荷のようだけど。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)三行目まとめて訳しますと、「盲目の光輝く聖なる相続人である松本を姓とする大乗の悟りである空に到達した者」となります。
(尊師)うーん。では四行目行ってみようか。
(V)はい。『Lora』、これが「そのとき」。で、『Barcelon』、これが「秘密の船から来た人」。「par」、これが通ってきた場所を表わす前置詞です。で、次が「mer」、「海」です。で、『donha』、これは「与える」という動詞の未来形です。そして定冠詞の複数形で、そして最後が『piques』、これが「患難」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。四行目、「そのとき海から来た秘密の船から来た人が患難を与える」となります。
(尊師)まずここで、二つのポイントがあると思われるわけだが、一つはこの「海」からというのは、前回解いた詩の中の「ネプチューン」、まあ「ポセイドン」とわたしたちは同義だと考えているわけだが、これと同じだね、この「海」というのは。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、やはり同じ存在のことを表わしていると思いますね。
(尊師)しかも「秘密の船」というのは、これは同じ訳語をサンスクリット語に当てはめた場合、タントラヤーナとなるんだね。つまり、タントラヤーナの船から来た魂ということにねるよね、これは。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)尊師の説かれている教義、ヒナヤーナ、マハーヤーナ、タントラヤーナ、ヴァジラヤーナ、テーラヴァーダとありますが、特にタントラヤーナも重要な意味を持っておりますよね、オウム真理教において。
(尊師)まあ、特に速く解脱・悟りへ到達するための最高の方法であるという定義があるよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。
(尊師)で、そのタントラヤーナをこれは成就していることを表わしているよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。
(尊師)つまり、タントラヤーナの船から来た魂。しかも、この「海」というのは、わたしたちの定義では宇宙だから。ということは、その魂が「患難を与える」、これはだれに患難を与えるんだろうか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)やはり、世界中の救われるべき人々に対してではないでしょうか。
(尊師)そういう見方と同時に、もう一つは悪魔に支配されてる西側の人と見るべきだと思うが、どうだろう。つまり、二行目を四行目は補足していると。そしてこの聖なる相続人でない、つまり悪魔の支配下にある人々をも結局患難を与えることによって救済するというふうにこの予言詩はとるべきだと思うんだよ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)ああ、そうしますと、この「患難を与える」というのは、やはり大いなるカルマ落としを表しているんでしょうか。
(尊師)そうだね。カルマ落しと同時に、今まで自分たちが実践してきた教えと全く違う高次元の教えを与えられることによって、その人たちが自分の生き方を変え、生き方を変えることによって、多くの一時的にカルマ落しがあるわけだが、それによって患難が与えられると見るべきだろうね、これは。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)わかりました。ところで、この「松本を姓とする」なんですけど、
(尊師)うん。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)日本でも予言者がいまして、出口王仁三郎という方なんですが、「松の世」という表現をしているんですねえ。
(尊師)ああ、そうなんだ。出口王仁三郎はわたしもよく知っているんだが、大本教の二大教祖、出口ナオの婿養子として入られた人だね。そして、かなり、いろいろな予言、あるいは大事業を展開なさり、国家の弾圧を受けたということをわたしは聞いてるわけだけども、その出口王仁三郎がどのような予言をしているのかな。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。「いよいよ弥勒出現の暁となり、弥勒の神下生して三界の大改正を成就し、松の世を顕現するためここにしんちゅうを立て」云々と続いております。
(尊師)ほうほうほうほう。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)つまり、「松の世」、これが彼のいうところの理想的な社会のような感じがするんですけども、それを作り上げるのが「弥勒」であるというかたちで説いているんですね。
(尊師)ところでわたしは、一九九一年の『朝まで生テレビ』で、「わたしはマイトレーヤである」という発言をしたわけだが、このマイトレーヤと弥勒とは全く同じ意味合いだよね。つまり、マイトレーヤを漢訳して弥勒となったわけだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうです。
(尊師)しかし、その麻原が、つまり松本が弥勒であるという証明がいくつか必要となるわけだが、それについては聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂、どうかな。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)ええ、まずこれはわたしたちも驚いたんですが、尊師が『マハーヤーナ・スートラ』という本を出された後、チベットに行かれまして、で、そこでチベットの聖者と話されたときのことですけども、「マイトレーヤが降誕し『マハーヤーナ・スートラ』を著わす」と、そういう具合に彼らはあの認識していたんですね。
(尊師)そうだね。うーん。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)これはまさに、尊師のことをマイトレーヤであると、何の予備知識もなしに彼らが表明したということになったと、わたしたちも非常にあの感銘深かった事件です。
(尊師)ふんふんふん。それからマイトレーヤは、もともと中東でミトラと呼ばれていたよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。
(尊師)で、このミトラはアフラに属し、アフラとはインド宗教に至り、そこで阿修羅という発言に変わったわけだけど、もともとは非天、つまり愛欲天でないという意味があったわけだね。つまり「ア」は否定であり、「スラ」、「スラ」とは天界、天であると。つまり天ではないと。で、「天ではない」イコール「天より下である」と説いたわけだが、実際はそうではなく、愛欲神より上であると見るべきだね、これは。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。
(尊師)なぜならば、ゾロアスター教においてデーヴァより高い神としてアフラが規定されているよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そのとおりです。このアフラの世界というのは、そうしますとわたしたちの神聖世界のさらに上にある光音天を表わしているわけですよね。
(尊師)ところでこの光音天というのは、仏教的に見て大変重要な役割があるんだね。つまり、この宇宙が、一千世界が創造されると、そして維持され破壊されると。破壊された段階で徳のある魂は光音天界に入り、そして徳のない魂は地獄へ至るとなっているんだ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)完全に二分化されるわけですか。
(尊師)そのとおりだ。したがって、このアフライコール光音天と見るならば、この光音天は大変重要な意味合いがあるわけだね。つまり、すべての魂が救済されるということは、まず第一の条件として、この光音天界へ入る要素を蓄積させる、形成させるということが狙いになるわけなんだよ。そうなると、このミトラがアフラに属する、つまり光音天に属するということは大変重要な意味があると。というのは、例えばキリスト教の救済にしろ、ユダヤ教の救済にしろ、この世界へ導き戻すということなんだね。しかもここでは今のわたしたちの粗雑な身体がなく、微細な身体しかなく、しかも喜びそのものが食事であり、わたしたちは空中を飛び、そして自由にお互いに疑うことなく喜びわかちあうことができると経典には載っているんだよ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうしますと、少し高い世界へ転生するというようなレベルではなく、やっぱり完全な救済を意味しているわけですね。
(尊師)そのとおりだ。例えば今のキリスト教徒にしろ仏教徒にしろ、五戒も守れないような状態では、あるいは教えの何たるかを理解できないような状態では、だれも救済されない。ちょうどそれはキリスト教学校、あるいは仏教徒学校に入り、何の勉強もしない状態で存在するのと同じで、結局救済されない魂だということになるわけだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)でも、ほとんどの世界のすべての人々が、その定義からいくと救済されない魂に入るんではないでしょうか。
(尊師)よって、そこで救世主が登場するんだよ。そして、法則をいろいろなかたちを使って、例えばマスメディア等を使って、あるいはミニメディアを使って広め、それによって、まず徳のある魂に気づかせ、そして徳のある魂の実践により、この世界を光輝く世界にし、徳のない魂に自分たちのなしていることがどのような結果を招くのかを理解させる。そして、徳のない魂をも救おうとするのが、この救済計画の大いなる意味合いなんだよ。
ところで、マンジュシュリー供養値魂は、わたしの前生をかなり知っていると思うわけだけども……
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)ええ、やはり一番印象に深いのは、阿修羅界の王であったとき、このときはわたくしもいたわけなんですけども、阿修羅の世界を法によって統一し、そして戦いのない崇高な世界に作り変えたのが尊師でしたよね。
(尊師)そうだね。今生もわたしたちは一切武力を使わず、真理の法則により、その法輪を回すことにより救済をしたいと考えているわけだが、まさにこの非天に属するマイトレーヤイコール麻原という公式は、客観的に見てそれほど飛躍したものであるとは思えないと思うわけだけど、どうかな。
(V)はい、そう思われます。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)その阿修羅が一般的には海に住んでいるといわれていることからも、それが重ねて証明されますね。
(尊師)そうだね。ところで、儒教的なものの考え方をするならば、このように「わたしは〜である」と言い切るのは、大変傲慢に聞こえるかもしれません。しかしね、仏教には「獅子吼」という言葉があります。これは、わたしは例えば「偉大な聖者である」、「わたしは覚者である」、「わたしは王である」、これを大いに周りの人に吠えなさいと。しかし、それと同時に、その確証を見せる必要がある。そして確証のある場合、それを見せ、吠えることこそが救済であると説いているんだね。したがってわたしもその例にもれず、今日は少し獅子吼をしたわけだけど、皆さんがこの「ノストラダムス秘密の大予言」によって真理に気付いてくれたら大変うれしいなと思います。
それではまた来週会いましょう。
◆『ノストラダムス秘密の大予言』 第9回
(尊師)「ノストラダムス秘密の大予言」エウアンゲリオン・テス・バシレイアスの視聴者の皆さん、こんばんわ。麻原彰晃です。今夜もみなさんにノストラダムスの新しい詩を紹介したいと思います。そして今晩もいつもと同じように、このスタジオに聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂、およびスワミV君にを呼んでいます。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)マンジュシュリー・ミトラです。
(V)Vです。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)尊師、始めにまず先週の詩を復習したいと思うんですが
(尊師)お願いします
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)先週は6章の56を紹介しました。
聖なる相続人ではない悪魔によって恐れられる軍隊は
西に属する人々をひどく恐怖させる
盲目の光輝く聖なる相続人である、松本を姓とする大乗 の悟りである空に到達した者
その時海から来た秘密の船から来た人が患難を与える
(尊師)この詩の内容については先週深く突っ込んでくれましたが、簡単にもう一度触れますと、要するに救世主は大乗の空の悟りに到達している松本を姓とする盲目の人であると。そしてその魂は西側の人々に患難を与える。つまり試練を与えるという詩でした。ところでV君。今週の詩は何章の何番ですか?
(V)はい。四章の八五番です。
(尊師)ではお願いします。
(V)はい。
Le charbon blanc du noir fera chaffe,
Prifonnier faict mene au tembereau:
More Chameau fur piedz entrelaffez,
Lors le puifnay fillera l'aubereau.
(尊師)ではこれを一行ずついつものように検討しましょう。
(V)はい。最初の一行目、最初の単語が『le』で定冠詞です。『charbon』これが聖なる相続人の教団。『blanc』けがれのない。『du』これは前置詞の『de』プラス定冠詞の『le』です。で、この前置詞の『de』の意味が「〜によって」というものです。で、『noir』これが悪、『fera』がこれが受動態を作る英語のbe動詞にあたるものです。『chaffe』これが「追いかける」という意味の動詞の過去分詞です。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)これをまとめますと、けがれのない聖なる相続人の教団が悪に追いかけられる、となります。
(尊師)うん。このけがれのないというのは、煩悩を止滅しようとしている、あるいは止滅した聖なる団体とみることができるね。これは明らかにビック、このビックという意味は深い意味があって、実際には向煩悩滅尽多学男、あるいはビックニー、これは向煩悩滅尽多学女、つまり煩悩の滅尽に向かっている、その教えを多く学んだ男性、あるいはその教えを多く学んだ女性の教団ということができるね。その教団が悪に追いかけられる。さあ、この悪の実体とは何か、ということが二行目に出てくるわけだけど、では二行目お願いします。
(V)はい。
『Prifonnier』これが「捕らえられたもの」、『faict』これが「〜される」、『mene』これが「連れていく」の過去分子です。『au』これが前置詞の『a』プラス定冠詞の『le』でこの前置詩の意味は「〜へ」という移動する方向ですねを表します。で『tembereau』これが「不死の反対側」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)二行目。捕らえられた者は不死の反対側へ連れていかれる。
(尊師)これはすごく重要な意味があって、これは、例えば聖なる相続人の教団、イコールオウム真理教と単純に考えられないところがあるんだね。それはどういうことかというと、前生のわたしの弟子たちは、相当多く今の人間界に輪廻転生しているわけだが、それが悪魔に追いかけられる、つまり悪魔の罠にはまって死と反対側に連れていかれる。つまり要するに意識の不連続な状態、あるいは化身の出せない状態、光を発することのできない状態、あるいはエネルギーを上昇させることのできない状態に連れていかれるという意味なんだね。
つまり、この悪というのはなにかというと、これは明らかにマスメディアであり、そのマスメディアの影響を受けた魂は、もともと聖なる相続人のけがれなき教団に入らなければならなかったはずの者が、悪の力によって追い回され、そして不死を捨てざるを得ず、結局死と生を繰り返す無明の状態に没入し、そこから脱却できない、ということをこの一行目と二行目は言っているんだよ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)尊師、今不死について四つの状態が説明されたんですけども、一般的には不死というと、肉体が死なないという具合に考えている人が多いと思うんですが、もう少し詳しく説明していただけないでしょうか。
(尊師)そうだね。わたしたちは、本質的には五つの要素から構成されていると言われているんだよ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。
(尊師)その五つの要素とは、まずこの身体、それから次に感覚。この感覚というは神経系統と考えてもいいかもしれない。そして三番目はイメージ、これは大脳の働きと考えてもいいと思う。それから経験の構成、これは要するにわたしたちを形成しているカルマの、そうだね、データバンクとでも言おうか、そういうものがあるんだね。そしてもう一つは識別。これはわたしたちの深い意識の中に存在しているもので、わたしたちの生き方を決定している要素のこの五つがあるんだよ。
そしてわたしたちがこの五つ目の識別に到達するならば、わたしたちは輪廻転生のありようをすべて理解することができるわけだ。つまり連続した意識状態でいることができる。で、この連続した意識状態に到達すると、わたしたちは結局過去世から今生、来世へと連綿と続くその意識の流れを理解することができるから、それをもって不死ということができるんだね。ところでこの識別までをシャットアウトしてしまい、そして本質的に喜び、本質的に自由、本質的に歓喜の状態を得ることが、ヨーガや仏教の最終段階である離解脱と言っているんだよ。
したがって、聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂の質問における不死というのは、連綿とした意識を完全に経験し続け理解できている状態ということができるんだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)わかりました。
(尊師)で、その場合だと、当然聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂も経験あるだろうけども、この肉体ではない別の身体も自分であるし、あるいは過去世の身体も自分であるし、あるいは未来の身体も自分であることが理解できるよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。肉体というのは、例えて言うならば、車を乗り換えるようなもので、そこにその肉体そのものではない、自分の本質というのが連続しているというのがよくわかります。
(尊師)そうだね。それが、結局肉体イコール我ではないと定義する、真理の立場なんだよ。そしてその識別に心が集中するのではなく、例えばこの肉体や、あるいは感覚、イメージに集中してしまうとどうなるのかというと、これは聴視者の皆さんも経験があるだろうけど、連続していないんだね。例えば快感が連続するかといったらそれは連続しないと。
例えばこの肉体は当然、今まで過去世から、あるいは過去からずっといろんな魂を見てきて、だれ一人としてこの肉体を持ち続けた人はいないと。そして同じようにイメージも連続したイメージの状態が続くわけではなく、途切れ途切れのイメージである。そしてその状態に心がとらわれ一回一回区切りのある状態を死と呼んでいるんだよ。そして、悪魔、つまりマスコミを中心とするこの現実の世界に縛ろうとする力は、その肉体や感覚や、あるいはイメージに対してわたしたちを固定しようとし、それによって、わたしたちの本質である識別の連続した状態を経験させないようにしているんだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)よくわかりました。
(尊師)うん。
(V)では三行目。『More』「盲目の」、『Chameau』[海のハム]、『fur』これは「〜と一緒に」、で『piedz』「部下たち」、『entrelaffez』これが「途中で罠にはめられる」です。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、三行目。盲目の海のハムは部下たちと一緒に途中で罠にはめられる。
(尊師)この盲目のハムイコール、これはわたしのことを表しているわけだが、これは実際にサンスクリット辞典でそのハムの意味合いについて、V君のほうから若干の説明が補足されると思うわけだが、これはまさに一九八九年の選挙当時から、現在に至るまでのわたしと、それから社会との関係を示しているんだね。
実際問題として、例えば警視庁のある刑事たちは、わたしが選挙に出たときから、麻原を必ずひっかけてやるという言葉を使っていたという話だから、まさにこの予言詩にぴったりなんだね。ところでV君、あるいは聖者マンジュシュリー・ミトラ正悟師、あのどうかな。そのハムについては。
(V)はい、これはサンスクリット語で、ハというのがありまして、これの意味にシヴァ大神、あるいはその対格系の
(尊師)ハムだね。
(V)ハムです。でこれに最高の精神という意味があります。
(尊師)もともとオウム真理教では、シヴァ大神のことを主の中の主だとか、王の中の王だとか、仏陀の中の仏陀だとかいう言葉を使うわけだけども、これは別の言い方をすれば「最高の精神」ということができるよね。そしてシヴァ大神とわたしの関係というのは、これは密教的な考え方だが、シヴァ大神の意識を具現化したもの、つまり化身、化ける身とかあるいは変化身、変化の身体と呼ばれる身体としてわたしはこの世に生を受けているんだよ。つまりシヴァ大神の御意思を個の世に現象化することこそわたしの役割である。したがって別の言い方をするならば、わたしとシヴァ大神は同体だと言うことができるんだね、密教的には。そしてこれは密教におけるグルと弟子の関係はすべてそのように規定できるとも言えるんだよ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)わたしたちは尊師をシヴァ大神と同体のものとして絶えず意識しております。
(尊師)したがってここでは、「ハム」イコール「最高の精神」イコールシヴァ大神あるいは「最高の精神」イコールシヴァ大神の化身ととらえることができるんだね。では、なぜその最高の精神が罠にはめられるんだろうかと。これはすでに予言の時が来ているからなんだよ。つまり大変重要なことなんだけども、ゾロアスター教における光と闇の対決、あるいはキリスト教における審判の時が来ている、というのがわたしの立場なんだね。そうなると当然、悪魔つまりこの世に縛り付け、魂を支配しようとする意識は最高の意識であるシヴァ大神と対決をせざるを得なくなる。そして実際に対決が始まったと見るべきだろう。これについてはどうだ、聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね、今のやはり社会の情勢の変化等を見ていると、最終的なその審判、現象的には破局的なイメージがあるんですけども、そこに向かって一気に突っ走りだしているような、そういう感じがあると思います。それで三行目の解釈であったように、いわゆるその国家権力の側というのはやはり、悪、悪魔の軍勢に支配されているんだなという感じですね。
(尊師)そうだね。国家権力の側に属している人たちの中でも、聖なる相続人の系譜、つまりわたしの前生の弟子だった人たちもある程度存在するはずだから、その人たちが目を覚ましてくれたらこの日本、あるいは地球は変わるんだけどもね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)早く目覚めていただきたいと思います。
(尊師)うん。では四行目いこう。
(V)『Lors』「その時」、『le』は定冠詞、で『puifnay』「後から生まれた、悪意のあるもの」、『fillera』これが「〜の目を潰し大損害を与え苦しめる」、で『le』が定冠詞で、『aubereau』これが「海の許された白い衣の聖職者」です。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)四行目。その時、後から生まれた悪意のあるものは、海の許された白い衣の聖職者の目を潰し大損害を与え苦しめる。
この白い衣ですけども、今尊師は赤紫色の衣を着ておられますが、当時は真っ白でしたよね。
(尊師)そうだね。一九八九年、九〇年に関しては、真っ白い衣を着てたね。で、これも予言どおりであると。で、後から生まれたというのは、例えばオウムパッシングの中心の一つとして、坂本事件等があるわけだけども、これやあるいは、そうだね、被害者の会の弁護士の方々等はわたしより年齢が若いんだね、だいたい。で、彼らが要するにわたしに対してあるいはオウム真理教の教団に対して、いろいろと誹謗中傷を繰り返し繰り返し行ったと。
しかしそれもわたしは必要なことだったんではないかと考えているんだよ。それはなぜだけ聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂、わかるか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)これも、やはり予言の成就ということでしょうか。
(尊師)そのとおりだ。つまり、予言は成就しなければならない。予言は成就されなければならいんだね、これは。したがって、プロセス的にこの予言ももう成就してしまったとみるべきだろうね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)ここで「目をつぶし」とでてきますが、尊師はもともと盲目だったわけではありませんよね。
(尊師)そうだ。ちょうど一九八九年、それから九〇年、九一年とものすごい精神的負担をわたしも、それから教団も負ったわけだが、そのときにちょうど外的なものが見えなくなったんだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)ではまさに、その衣の時期も目の時期もこの予言詩と一致しているわけですね。
(尊師)そのとおりだ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)ここにある「海の許された」とありますが、海については先週説明されていると思うんですけども、ではこの許されたというのはどういう意味を含んでいるんでしょうか。
(尊師)この許されたとは、要するに過去世、あるいは過去のカルマから許された、解放されたという意味があるんだね。つまり、別の言い方をするならば解脱した、あるいは離解脱した魂といえることができるだろう。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)ところで聖職者とはどういう意味なんでしょうか。
(尊師)これは、ノストラダムスほどの偉大な予言者が聖職者といっているんだから、もちろん真理を解きあかし、そしてすべての魂を真理に導き入れようとする魂ということができるだろうね。つまり一般的な聖職者、例えば教会の主、あるいは、例えば仏教の僧侶を単純に指していると見ないほうがいいと思う。しかも条件としては白い衣を着ているものであり、罪から時放たれたものであり、しかも盲目のハムである、という条件がつくだろう。
そろそろ今夜も時間になったようだね。ではまら来週、みなさんと一緒にノストラダムスの研究をしましょう。
◆『ノストラダムス秘密の大予言』 第10回
(尊師)「ノストラダムス秘密の大予言」の時間がやってまいりました。麻原彰晃です。こんばんわ。今日もみなさんと楽しくノストラダムス研究を行ないましょう。このスタジオにはいつもと同じように聖者マンジュシュリー・ミトラ供養値魂と、そしてスワミV君にを呼んでいます。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)マンジュシュリー・ミトラです。
(V)Vです。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)先週は四章の八十五の詩を研究しました。
けがれのない聖なる相続人の教団が悪に追いかけられる
捕らえられた者は不死の反対側に連れて行かれる
盲目の海のハムは部下たちといっしょに途中で罠にはめられる
その時後から生まれた悪意のあるものは
海の許された白い衣の聖職者の目を潰し大損害を与え苦しめる
(尊師)今日は、何番の何をV君検討するのかな
(V)八章の十一です。
(尊師)そうか、ではさっそく、皆さんも待ちに待ったノストラダムスの大予言の時間だから詩に入っていこうではないか。
(V)はい。
Peuple infiny paroiftra a Vicence
Sans force, feu brufler la bafilique
Pres de Lunage deffait grand de Valence,
Lors que Venife par mort prendra pique.
(尊師)では1行ずつ検討に入ろう。
(V)「Peuple infiny paroiftra a Vicence」
一語目『Peuple』これは「信者たち」、『infiny』「おびただしい」、『paroiftra』これは「区別される」、前置詞の『a』これは「〜によって」、で『Vicence』これが「真理の法則をけがした結果」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、一行目は、「おびただしい信者たちが真理の法則をけがした結果によって区別される」となります。
(尊師)この真理の法則という言葉を使っているということは、考えられるのは二つあるわけだね。一つはキリスト教。これはイエス・キリストそのものが、自分自身は真理を携えてきただとか、あるいは真理であるだとかいう言葉を使っているところからみても、間違いなく真理イコールキリスト教と考えることができるだろう。もう一つはより高度な宗教である仏教。ここでは偉大な聖者サキャ神賢は、絶対の真理サッチャを説いたわけだね。そしてサッチャとタターこれは相対的な真理なわけだけど、この両方を兼ね備えた宗教である仏教と。そしてこのそれらの真理の法則をけがしたと言っているから、おそらくキリスト教か仏教を実践している人たちを表わしていると。いや別の言い方をするならば、実践している人たちではなく、何とか徒、つまりキリスト教徒だとか仏教徒だとかいう徒、つまり従う者という言葉を自分たちに当てはめながら、実際は真理をねじ曲げている人たちが区別されると言っているわけだね。つまり、この区別されるとは何かというと、この人たちは悪趣へ致らしめられる、あるいは地獄へと導かれるというふうにとってもいいんじゃないだろうか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。その先ほどの二つの真理についてなんですけども、尊師、キリスト自身があの聖書に自分の後に来る真理の御霊が自分を解きあかすというぐあいに言っていますよね。
(尊師)あの、マイトレーヤのことか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、そうです。これは後に来る者が自分の教えを包含した教えを携えているということを意味していると思うんですけども。
(尊師)そのとおりだね。それはまさにそのとおりで、キリストは創造主の子供として登場したと。そしてわたしは創造主ではなく形状界の最高神であられるシヴァ大神の息子として登場していると。そういう意味においてキリストの後に来る、ショウコウ・アサハラ、松本がイエス・キリストの教えを包含した法則を解きあかすことは間違いないだろう。では二行目いってみようか。
(V)はい。『Sans』これが「〜なし」に。『force』これが「武力」。『feu』これが「真理の炎」。『brufler』これが「焼き尽くす」。『la』が定冠詞で、『bafilique』これが「大聖堂」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、真理の炎は武力なしに大聖堂を焼き尽くす。
(尊師)まあ、これは状況的にみたら大変荒っぽいイメージになるわけだけども、実際にはそういう意味ではなく、ようするに今までの真理の法則をねじ曲げた人たちの建てた教会が必要なくなり、絶対の真理を解きあかすその真理の教えが人々の心を感化し、教化し引き上げ、それによって大聖堂が意味をなさなくなるというふうにとらえるべきだと思うけど、どうだマンジュシュリー。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。つまり一行目、真理の法則を汚す、その集大成みたいなものがこの大聖堂にあるわけですよね。
(尊師)もともと、神というものは大げさなものを嫌うんだね。つまり心の中にこそ大聖堂をつくるわけであり、外側をいくら飾りたてたとしても、それは本来は何の価値もないわけだ。しかし人間は自分たちの不品行を隠すため、どうしても外的に威圧する、威厳のある建物を建て、それによって、自分たちの主張である宗教を正当化しようとする心の傾向があるんだよ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい。
(尊師)だから例えばに衣にしろもそうだし、あるいは建物にしろそうだし、あるいは儀式にしろそうだけど、本来はそういうものは一切いらないんだね。つまり本当の聖者であるならば、僧衣をまとい、そして粗末な空間に、あるいは粗末なという言葉は実際正しくなくて飾り気のない空間に存在していたとしても当然威厳は備わっているわけだし、それから神秘的な力も備わっているわけであると。
しかし、そういうものがないがゆえにわざわざ仰々しい建物を建て、そして自分自身の威厳を誇示したくなる人間の心のけがれ、これが大聖堂に現れているんだよ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)よくオウム真理教に取材に来られたマスコミの方々が、宗教の殿堂らしくないと、非常に質素な建物であるという具合の評価をされますね。
(尊師)それはわたしのもともと弟子たちに対する要求、修行の目的そのものが、そういう外側を飾るんではなく、自分の心の中に大聖堂、光これを打ち立てなさいということが目的であるから、要するに空間さえ確保してあげれば後は問題ないんだよ。その意味においてはこのノストラダムスの予言詩もそのポイントをついて予言しているんだろうね。では三行目いってみようか。
(V)『Pres』これは次の前置詞の『de』とともに、一つの句を構成して、「〜の間近で」、で『Lunage』これが「不思議な、驚嘆すべきもの」、『deffait』これが「壊される」、『grand』これは「大国」、『de』これは「〜の」、で『Valence』これが「価値あるもの」。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)三行目。「不思議な驚嘆すべきものの間近で大国の価値あるものが壊される」。
(尊師)あれ、マンジュリュリー、それは「驚嘆すべきものの登場の間近で」と検討すべきではないのかな。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。意味的に言うと、登場というのが明かですので、これは訳としては、「不思議な驚嘆すべきものの登場の間近で」と訳したほうがよさそうですね。
(尊師)だよね、というのは、この間近という意味は、時間的、空間的な接近を意味しているわけだよね。で、何かが接近しているイコール、もしそれが魂であるとするならば、当然登場と考えるべきだね。ところでこの驚嘆すべきというのは、この後分解するといろいろと意味が出てくるんだろ。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)ええ、そうです。この『Lunage』という言葉ですが、「光輝く者」という意味が出てまいります。
(尊師)うん、つまり「光輝く驚嘆すべき者」という意味だね。で、ここで問題になってくるのは、このワードがなぜ大文字なのかという問題があると思うわけだけども、これについてはどうかな、マンジュシュリー正悟師。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、やはり大文字として使われる語は重要な語、非常に独特な性質を持っているものだと思うんですね。で、例えばそのノストラダムスの目からみて光輝いて見える。しかも彼自身がま不思議な力を持っていたわけですが、その彼から見てもさらに不思議な驚嘆すべき者というと一体どういうものがあるんでしょうか。
(尊師)そうだね、ここではやはりキリストと捉える以外に考える方法はないと思うわけだがどうかな。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)救世主ということでですか?
(尊師)そうだね。それは救世主という意味においては、そのもともと光輝く者という特質があるから、これは間違いないんじゃないだろうか。ところでこの言葉は月と関係のある言葉だよな、V君。
(V)はい、そうです。
(尊師)月というのは、もともと太陽の輝きを受けて光輝くわけだよね。そのもの自身は輝いていない。そして例えば、救世主にはいろいろな特徴があるわけだけども、キリストはもともと例えば今から2000年前のキリストも大神聖天の威光を受けて光輝いていたと。そして今回登場する救世主も、シヴァ大神の大いなる光を受けて輝いていると見ることができるよね。そうなるとここは当然この「月」をからめた単語である
(V)『Lunage』です。
(尊師)『Lunage』、この単語でしかも大文字で表している、イコールキリストととらえることはそれほど不思議ではないと考えるわけだ。
(V)そうですね。
(尊師)しかもそれは仏教的な表現を使うならば、シヴァ大神の変化身という言葉とぴったりくると思うんだけども、これはどうかな、マンジュシュリー供養値魂
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)変化身というのはわたしたちの肉体ではない、別の身体ですよね。いわゆる化身という。
(尊師)そうだね、そういう考え方と同時に、ある例えば最高位の意識体----シヴァというのはもともと最高位の意識体と訳すことができるんだね----その最高位の意識体の投影物として肉体を有して登場するイコール、肉体イコール変化身というとらえ方もあるんだよ。したがってここではノストラダムスは具体的な人を表しているんではないかと思います。ところでこの詩の後半部分が非常に重要であるとわたしは考えているんだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)確かにこの『grande de Valence』、普通は大国と言うと大文字のGを用いるわけですが、ここでは小文字ですね。そして後ろの方の価値あるもの、これは大文字ですよね。
(尊師)そうだね、ここはしたがって、大国の価値が崩壊すると。しかもその価値は大文字で表わさなければならないほど重要なものである。ということができると思うね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)それと『g』が小文字であるということは、その国土自体はまあ物理的には壊れない。
(尊師)そうだね、物理的には壊れないということができるだろう。ところでこの価値あるものは何かというと、これはまさに共産主義といえることができると思うんだよ。つまりこの大国イコールソビエト連邦であり、あるいはロシアであり、そしてその支配体制を支えていた大いなる価値、つまり共産主義体制の崩壊、これこそがこの三行目の意味だと思うんだね。ところでこの三行目にはもう一つ重要な意味があって、それはソビエト連邦の崩壊、それと同時にオウム真理教のロシア進出、そして布教活動の大々的な展開、等の現象を見ると、まさに先ほど述べた『Lunage』、これはわたしのことを指しており、そしてキリストをさしていると見て間違いないんではないだろうか。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうですね。ちょうどこの放送もロシアから行なっているわけですが、はじめソ連でしたよね。接触していたときには。
(尊師)そうだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)それが実際に放送される時には、もうすでにロシアに変わっていた。やはり、まさにこの時期の一致というのは驚くべきものがあると思います。
(尊師)そうだね。しかしね、この時代がいかにひどい時代であるかというのは四行目で表されているわけだけど、わたしたちはまだまだ用心してかかる必要があるんだよ。ところでV君、四行目いこうか。
(V)はい。『Lors』これが「当時」。『que』これが「しかも」。『Venife』「神秘的な資質」。『par』これが「〜によって」。『mort』これが「黒いもの」。『prendra』これが「受ける」。『pique』「患難」、です。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、当時しかも神秘的な資質は黒い者によって患難を受ける。
(尊師)この「黒いもの」という意味は、悪魔という意味があるから、まさに悪魔によって患難を受けるわけだね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)そうしますと、この神秘的な資質というのは、この三行目の救世主キリストと同義ということになりますか?
(尊師)そうだね、つまりその神秘的な資質は、つまりわたし自身は患難を受けるということになるだろうね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)じゃ、「神秘的な資質の者は」と表わした方がよさそうですね。
(尊師)そうだね、ところでわたしたちのこのような研究に改めて協力を申し出た人が一人いたよね。
(マンジュシュリー・ミトラ正悟師)はい、厚いお手紙をいただきました。
(尊師)大変残念なのは住所と名前が載っていなかったことが残念なことだけど、その協力なさった方の資料も、丁重にオウム真理教では丁重に保管したいと考えています。それではまた、来週。