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小学生の真理

◆小学生の真理 NO.1
カルマについて/殺生について

 こんにちは、小学生の皆さん。麻原彰晃です。
 今月から「小学生の真理」がスタートしました。第一回は、「カルマ」についてお話しします。
 君たちは、「カルマ」という言葉を知ってるかな? カルマというのはね、いいことをしたら、いいことが返ってくる。悪いことをしたら、悪いことが返ってくる。これがカルマなんだ。
 例えば、人に叩かれたら痛い。君たちが人を叩くと、相手の人は同じように痛みを感じる。人間については、よくわかるよね。しかし、君たちがだよ、普段意識していない、動物、あるいは虫、魚、彼らは痛みがあるんだろうか? 苦しみがあるんだろうか? もちろん、痛みや苦しみはあるよね。だとすると、今まで君たちが、いじめてきた動物・虫・魚、この苦しみのデータは、カルマの法則によって、だれに返ってくるのかな?----もちろん、君たちに返ってくるよね。
 だから、君たちはケガをしたり、虫に刺されて、その部分が腫れ、かゆみを覚えたり、あるいは友人にいじめられたりして苦しみを感じるんだよ。
 「そんなことを言ったって、そんなのわかんないよ」と言う子がいるかもしれないけど、それはね、三カ月間でいいから、まずは虫、魚、あるいは動物たちをね、いじめたり、傷つけたり、しないでいてごらん、とっても心が豊かな気分になるんだよ。
 そしてね、悪いことをしないだけではなくて、例えば、いいことをすると、いいことが返ってくるんだ。例えばね、君たちのお小遣いから、シヴァ神にね、お布施をすると。それは一日一円でもいいから、例えばお布施をすると。そうするとね、半年後にはきっといいことが返ってくる。
 もう一度、言うよ。いいことをしたら、いいことが返ってくる。悪いことをしたら、悪いことが返ってくる。これがカルマの法則なんだ。
 ほかに、いいことはないかなと考えている君たちに、二つのことを教えてあげよう。一つはね、君たちのお友だちが困っているとき、その困っている子どものね、お友だちの苦しみを一緒に聞いてあげて、心を軽くしてあげること。これは安心施≠ニいわれているんだよ。それから、「小学生の真理」の内容でね、君たちが覚えたこと、これをお友だちに話して、お友だちに真理を知ってもらうこと。これを法施≠ニいうんだ。そして、一日一円でもいいからお布施をすること。これを財施≠ニいうんだ。
 この三つの修行をね、行なっている君たちは、必ず豊かな心、素晴らしい友だち、そして素晴らしい家庭に恵まれるだろう。
 話が少し難しいかもしれないけど、わからないところは、大師に相談をしたり、あるいはお父さんお母さんに聞いてちょうだい。
 それではここでね、少し休憩しよう。A大師が作曲した「復活」のね、アレンジ版をここで聞こう。
《復活》
 とってもいい曲だろ。この曲が、アストラル音楽というんだ。そしてこの音は、君たちが修行していってね、到達する世界、アストラル世界にある音を組み合わせて作ったものなんだよ。早く生の音を聞けるように修行してちょうだい。

 はい、それでは、今月のマントラ。マントラというのはね、君たちが神様になるための言葉、あるいは君たちが神様に会うための言葉なんだ。わたしの音と同じ音が出るまで、たくさん練習してね。最も大切なマントラ、「オーム」の練習をここでしよう。
《「オーム」》
 この「オーム」はね、君たちがシヴァ神に会うときのマントラなんだよ。たくさん練習してちょうだい。そして、君たちと「ポア・セミナー」で会ったり、あるいは「超能力セミナー」で会うことを楽しみにしているからね。参加してちょうだいね。
 ではまた、来月会いましょう。さよなら。

◆小学生の真理 No.2
偸盗について

 小学生のみんな、元気に修行続けてるかな。今月は、偸盗≠ニいうことについて、お話ししましょう。
 偸盗≠ニいうのはね、要するに、盗み≠ニいうことだ。つまり人の物を盗るということだね。この盗み≠ェ一体どういうカルマになるのか、ね、それについてお話ししましょう。
 例えば、君の持っている鉛筆を、君のお兄さんやお姉さんが黙って使って返さないとき、一体、君はどういう気持ちになるかな? 例えばここにお菓子が六個あって、力の強い友だちがそれを全部食べてしまった。一体、そういうとき、君はどういう気持ちになるかな? 例えばここにお母さんからもらったお金があって、そのお金を上級生が力ずくで君から取り上げた。そのとき君はどういう気持ちになるかな?
 ねえ、それと同じように、君が黙って友だちの物を取ったり、あるいは父親や母親の財布からお金を抜き取ったり、あるいはデパートやスーパーから、いろんなものをお金を払わないで持って返ってくると、それを取られた人は大変に困るんだよ。
 そしてね、カルマの法則からいくと、盗んだら必ず盗まれる。あるいは盗んだら必ず、君の持っている物がなくなるといったカルマが生じてくるんだ。
 だから一見、盗みを働いたら得をしたような気分になっているけど、それをよく考えてみると、心は嫌な気持ちになってるし、しかも、のちにね、カルマが返ってくるわけだから、少しもいいことがないんだよ。
 このテープを毎日聴いて、もし盗み癖のある人、つまり偸盗のカルマを積んでる人は、それをやめましょう。いいね。

 それでは、今月はね、わたしの大好きな曲、「ロード・シヴァ」。これを君たちと一緒に聴きましょう。とってもいい曲なんだよ。そしてね、心が洗われるような気持ちになるんだね。
《ロード・シヴァ》
 どうだったかな、「ロード・シヴァ」。ロード・シヴァという意味はね、統治するシヴァ神≠ニいうことなんだ。統治する≠チて何だかわかる? わたしたちに正しい道を説き、そしてわたしたちを正しい方向に導いてくれる、これが統治≠ネんだね、正しい意味ではね。そしてそれがシヴァ神ですよと。ロード・シヴァというのはそういう意味なんだね。そしてわたしたちを守ってくださってる方ということもできるね。

 はい、それでは今月の修行に入ろう。今月は、「オームナマ シヴァヤ」の修行だよ。「オーム ナマ シヴァヤ」って、どういう意味だか知ってるかな?「オーム、シヴァ神に帰依いたします」と。これが、「オーム ナマ シヴァヤ」なんだ。帰依というのはね、「あなたの教えにしたがいますよ」と、「あなたの教えを奉じますよ」と、「あなたの教えを実践しますよ」と、それがナマ≠ネんだよ。日本で、「なむあみだぶつ」だとか、あるいは「なむみょうほうれんげきょう」だとかあるけどね、そのなむ≠ニいうのは正しい発音じゃないんだね。ナマ≠ェ正しい発音なんだ。そして、「オーム ナマ シヴァヤ」、これが最も正しい、ね、マントラなんだよ。
 それではこれからね、わたしが六回、このマントラを唱えるから、君たちもー緒に練習してください。そしてきちんと、音のヴァイブレーションをつかむんだよ。いいね。
《「オーム ナマ シヴァヤ」》
 どうだったかな? きちんと正確に「オーム ナマ シヴァヤ」と発音できたかな? そしてこのマントラを唱えることによって、シヴァ神のね、君たちに対する祝福はどんどん大きくなるんだよ。
 ではまた次号、会いましょう。さよなら。

◆小学生の真理 No.3
邪淫について

 小学生の真理。今月は、邪淫についてのお話です。邪淫て何だか知ってるかな? 修行者が性エネルギーを漏らさないこと、これが不邪淫なんだ。つまり邪淫とは性エネルギーを漏らすことなんだよ。
 では、性エネルギーを漏らすとは一体、何だろうかね。それはね、例えば、おしっこするところを触って気持ちがいいと感じる。例えば、おしっこするところを、ね、何かの物にこすりつけて気持ちがいいと感じる。これが、邪淫なんだ。そして、邪淫を行なうことによってエネルギーが下がる。
 人間の心というものは、心臓にあるんだよ。そして心臓と、おしっこをするところ、つまり性器との、ね、高さを比較してごらん。当然、心臓の方が上にあるよね。そして、上に意識があれば、その人は高い心の働き、ね、高い精神の働きというものを持つことができるんだ。ところが、心の働きが下にあれば、その人の精神状態は低くなるんだよ。そしてね、死後、餓鬼の世界へ生まれ変わるといわれているんだ。
 今、邪淫を行なっている人は、邪淫をやめよう。そして、今、邪淫を行なっていない子は、ずっと邪淫をしないようにしよう。そうすることによって、高い世界へ生まれ変わることができるんだよ。

 はい。それではね、今月は、「幸福へのシンフォニー」を、君たちにプレゼントしよう。これは、アストラル音楽が始まって、初めての曲なんだ。とっても心地いい曲だから、何度も聞いて、心の平安を得てちょうだいね。
《幸福へのシンフォニー》
 どうだったかな? とってもいい曲だったでしょ。

 はい、それでは今月のマントラ。今月は「オーム ソーハム シヴァム」のマントラの練習をしましょう。「オーム ソーハム シヴァム」とは何かといったらね、「我はシヴァなり」と。ソーハム≠ニいうのは、我は何とかですよと。ね。例えば、「オーム ソーハム ヴイシュヌ」と言ったらね、「我はヴイシュヌ神ですよ」と。「オーム ソーハム パールヴァティー」と言ったらね、「我は、パールヴァティー女神ですよ」と、「わたしはパールヴァティー女神なんですよ」ということなんだよ。
 では、「オーム ソーハム シヴァム」を、これから十三回、わたしが唱えるから、みんなよく、この音のヴァイブレーションを聴いて、そのヴァイブレーションと同じ波動が出せるように練習してちょうだい。
《オーム ソーハム シヴァム》
 どうだったかな? よく聞き取れたかな。きちんと練習しようね。そして、学校生活で、例えば友だちにいじめられる、例えば楽しくないことが起きたとき、このマントラを唱えてごらん、とっても心が安定するからね。
 はい。それでは来月、また会おうね。頑張って、お父さんお母さんのお手伝い、そして勉強してちょうだい。さよなら。

◆小学生の真理 No.4
妄語について

 小学生の真理、第四回。今回はね、十戒の中の第四番目、妄語についてお話しします。小学生のみんなは、これをよく聴いて実践しょうね。
 わたしたちは日常の生活の中で多くの悪いことをやっている。そして、その悪いことがお父さんやお母さんや先生に見つかると、自分を守るための嘘をついてしまう。この嘘、これが妄語なんです。
 この妄語をね、つき続けると、そのうち、自分の言っていることが何が本当で何が嘘なのか、わからなくなってくるんだ。そして、口に出す言葉に力がなくなり、言葉に出せば、それは現実化しなくなるんだね。
 逆に、もし君たちが妄語を離れ、つまり嘘をつくことをやめ、真実を語る訓練をするならば、初めのうちは、心が苦しいかもしれない。しかし、これに慣れてくるとね、いつも心は晴れ晴れで、そして面白いことが起きるんだよ。
 面白いことって、わかるかな? つまり、君たちが話したことが現実化・現象化するんだね。現実になるんだよ。
 例えば、「俺は次の試験で百点を取るぞ」と言ったらね、百点が取れる。「わたしは次のオウムのセミナーに出たいな」と言ったらね、オウムのセミナーに出れるんだよ。例えば、お母さんだけが修行していて、お父さんが修行していない場合、「お父さんが修行してくれたらいいな」と言ったらね、お父さんが修行を始める。このように、言葉に力が生じるんだ。
 少し難しい話にしようね。この宇宙はデータ、あるいは光のデータね、だけのコーザル世界、そして微細なヴァイブレーションによって、あるいは言葉によって、あるいは音によってできているアストラル世界、そしてこの粗雑な現象界という三つの世界があります。そして、心で思うことはコーザル世界とつながり、言葉に発した音はね、アストラル世界とつながります。そして、行為は、わたしたちの日ごろの行為、ね、活動は、現象界とつながる。
 よって、心に思ったことを口に出すと。しかも、心と口とが結びついていれば、コーザルとアストラルが結びついて、それがこの現象の世界に音として現われると。ということは、この世の中はすべて心の現われだから、語った言葉が現象化するわけだね。
 さあ、小学生の君たち。今日から早速嘘をつかない訓練をしましょう。

 それでは今月の楽しい曲、「ダンシング・シヴァ」、これを一緒に聴こう。
《ダンシング・シヴァ》
 どうだったかな? 大変、楽しい曲でしょ。何度も何度も、よく聴いてちょうだいね。

 はい。それではこれから今月のマントラ修行に入りましょう。今月からね、ガヤトリー真言、ガヤトリーマントラ、ね、これを練習しましょう。
 まず、わたしたちの、地元素を強める「オーム ブフー」、ね、ブフー。このブフー≠ニいうのはね、初め≠ニか、地≠ニか、地球≠ニかいう意味があるんです。ではわたしが唱えるから、君たちも一緒に、ね、何度も何度も聴いて練習してちょうだい。
《オーム ブフー》
 どうだったかな? 何度も何度も、よく聴いて、そして同じヴァイブレーションが出せるように練習してちょうだいね。
 では、いつもと同じようにね、「アストラルへの旅」を聴きながら、君たちとお別れの挨拶をしましょう。

◆小学生の真理 No.5
綺語について

 小学生の真理、第五回。「綺語」。小学生のみんな、「綺語」って知ってるかな? 何だろう、「綺語」って。ちょっとわからない?
 「綺語」というのはね、必要のない言葉、ということなんだ。そしてこの、必要のない言葉をしゃべらないと、語らないというのはね、十の戒めの中の、第五番目に来るんだね。それは、不殺生・不偸盗・不邪淫・不妄語・不綺語、ね、不というのはあらず≠ニいう意味だね。つまり綺語をしゃべらない。ね、という意味なんだ。
 そして、綺語って一体、どういうものがあるんだといったら、君たちの話している会話のほとんどが綺語≠セと。
 「じゃあ、楽しくないじゃないか」と。初めはそうかもしれないね。しかし、この綺語をしゃべらない訓練をしていると、内側の世界、アストラル、あるいはコーザルの世界がどんどん浄化されるんだよ。そして、本当の意味で楽しくなるんだ。これはね、実践をしてみなければ、わからないんだよ。だから実践をしてちょうだい。
 例えば、そうだね、わたしは綺語についてあんまり詳しくないから、ちょっと、今回はあの、綺語の天才がいるんでね、U大師という綺語の天才がいるんで、ちょっと登場してもらおう。例えばどういう綺語があるかなというんで、五つぐらい挙げてもらおうか。じやあちょっとね、あの、U大師に繚語を五つぐらい話していただきますから、「ああ、こういう言葉は、しやべっちゃいけないんだ」と理解してちょうだいね。
(U大師)「だからぁ」とか、「まいっかぁ」とか、「ガッチョーン」とか、「パープリン」とか、……。
(尊師)綺語の天才のU大師も四個しか浮かばなかったみたいだけどね。例えば、総編集長のS大師のことをだよ、「スッテンカー」と言ったりとかね、こういうことが綺語に入るんだね。つまり、必要のない言葉。例えば、「だからぁ」とか、ね、「ま、いいかぁ」とか、こういう言葉は話さなくても会話としては通じるよね。あるいは、S大師のことを「スッテンカー」とかね、これも言わなくてもいい言葉だよね。こういう言葉を話していると、言葉に力がなくなります。言葉に力がなくなると、君たちの話す言葉が現象化しなくなる、この世に現われなくなるんだね。
 つまり、「次の試験では、八十点以上取りたいなあ」と言っても、綺語の力によって、五十点になったり、四十点になったりするんだよ。そしてもう一つ怖いのは、アストラル世界をけがすということだ。
 教学の進んでいる小学生の君たちは、アストラル世界をけがすことが、いかにクンダリニー・ヨーガの成就を遅らせるだとか、あるいはラージャ・ヨーガの成就を遅らせるというのはわかるよね。そして逆に、綺語を許さなくなれば、あしたの、あるいはあさっての言葉でも、自分の言った言葉が現象化するんだよ。例えば、「あしたのお弁当はスパゲティがいいな」と思ったら、という話をしたらね、あしたのお弁当はきっとスパゲティになるよ。
 さあ、綺語を離れ、そして真実だけを語る訓練をしましょうね。

 それでは、今回の、アストラル音楽は、「マハーカーラ」。この「マハーカーラ」というのは、シヴァ神の別名だね。では、みんなと一緒に聴こう。
《マハーカーラの詩》
 どうだったかな? とってもアナハタ・チァクラに来る曲でしょ。アストラル音楽の中で、最も一般の人に受けている曲がこの「マハーカーラ」なんです。なぜかというと、この曲は、アナハタ・チァクラ、つまり人間界とすごくつながってる曲なんだね。何度も何度も聴いて、口ずさめるようになってちょうだい。

 はい。それでは今月のマントラ。今月のマントラは、ターラー女神のマントラです。「オーム タレ トウタレ トゥレ スワハー」のマントラだね。この意味は、「オーム、ターラー女神よ、障害を取り除きたまえ、成功させたまえ。スワハー」という意味なんだ。スワハー≠ニいうのは、「供養しますよ」という意味なんだね。この「供養しますよ」という意味も、お父さん、お母さん、あるいは大師に聞いてちょうだい。それではこれから、十三回唱えます。初め五回はゆっくり、あとの八回は速く唱えるから、よく聴いてちょうだい。
《「オーム タレ トウタレ トゥレ スワハー」》
 どうだったかな? 何度も何度も練習してちょうだいね。さあ、小学生の君たち、今回もこれでお別れだ。いつもと同じように、わたしの大好きな「アストラルへの旅」を聞きながら、お別れしましょう。

◆小学生の真理 No.6
悪口について


 小学生の真理、第六回・悪口をなくそう。
 今回は、第六回。殺生をしない、盗みをしない、邪淫をしない、嘘をつかない、必要のない言葉を話さない、そして「悪口をやめよう」が今月の、そして今回のタイトルです。
 「悪口をやめようって、そんなこと言ったって、周りから悪口を言われるから、自分だって悪口を言わなきゃ」、あるいは「悪口に参加しなかったら、仲間外れにされちゃうよ」って言う小学生のみんなの気持ち、とってもよくわかるんだ。でもね、悪口を言ったら、悪口を言い返されるんだよ。そして、悪口に参加しなければならない、そうでなければ友達としてやっていけないような、そんな仲間だったら、君たちの口のカルマを積ませ、そして、身のカルマ、心のカルマも積ませるんじゃないかな。だとしたら、当然、悪口を一緒に話してはいけないし、またそういう仲間とおつきあいすることは、下の世界へ落っこちるカルマを作ると思うよ。やめようね。
 そしてね、悪口を言うときの心の状態を考えてごらん。あまりいい気持ちじゃないよね。どんどんどんどん心がけがれるよね。もちろん、悪口を言って、今度悪口を言われるときのカルマも同じように、聞いていてどんどんどんどん心が重たくなるよね。そして、この十戒の第六番目の悪口は、人に嫌われるカルマも作るんだよ。
 わたしの知っている大師の中で、とっても頭のいい大師がまあ、たくさんいるわけだけども、その中のある大師方は、もし悪口さえ言わなければアストラルがもっともっと浄化され、例えば「マハームドラーの成就が起きるのにな」と思う、そういう大師もいるんだよ。でもなかなか口のカルマが切れなくて、まだマハームドラーの成就をしていないと。結局、わたしたちの修行というものは、身の行ないと、口の行ないと、心の働きを浄化・強化することにあるんだよね。だからわたしの在家の弟子である君たちは、一生懸念頑張って、悪口を言わないように、悪口の制御に努めよう。頑張れよ。
 さあ、それでは今月も、みなさんと一緒に、とっても素晴らしい音楽を聴きましょう。シヴァ大神は今我らに。
《シヴァ大神は今我らに》
 どうだったかな。とっても明るい曲でしょう。きちんと覚えるんだよ。

 はい、それでは今回のマントラ修行。これはね、「オーム マハー シヤクティ」「オーム、偉大なるシャクティ女神よ」と。タンダリニーを覚醒させる一つのマントラなんだよ。ではわたしが十三回唱えるからその中の初め五回はゆっくり、後の八回は速く唱えるから、君たちはこのヴァイブレーション、音、感覚をよくつかんで、一緒に唱えてちょうだい。いいね。
《「オーム マハー シャクティ」》
 どうだったかな。ちょっと難しいよね。もう一度言うよ。「オーム マハー シャクティ」「オーム、偉大なるシャクティ女神よ」と。「偉大なるクンダリニーよ」という意味だね。

 今回は、悪口について君たちに話したけれども、もちろん殺生を離れ、そして生き物を慈しみなさいと。盗みを離れ、そして施しなさいと。邪な愛欲にふけってはいけないと。嘘をついてはいけないと。必要のない言葉を許してはいけないと。この五つを守り、かつ悪口の制御に努めようね。はい、それでは、これでお別れにしましょう。大好きな「アストラルへの旅」を聴きながら。
 では、道場でまた、会いましょう。頑張って修行するんだよ。さよなら。