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青年真理


◆青年真理創刊号
カルマ/不殺生の戒と三つの布施

 青年真理 創刊号!
 麻原彰晃です。このテープは中学生・高校生を対象とした、君たちを人間を超えた人間、そして菩薩、最終的には大乗の仏陀にするための拳スを吹き込んだものです。何度も何度もよく聞いて勉強してください。中学生にとって少し難しいかもしれないけれども、わからないところは辞書を引いたり、お父さんやお母さんに聞いたり、あるいは全国にある支部・本部に行って大師に聞いてください。
 今月のテーマはカルマです。君たちはカルマという言業を知っているかな? カルマというのはね、ヒンドゥー語で、日本では「業」と訳されている言葉なんだ。簡単に意味を説明すると、善業は善業を生み、悪業は悪業を生む」ということなんだね。そして、悪業の最も悪いもの、これは殺生であると仏典に書かれています。
 殺生というのは何かというとね、要するに、生き物を殺すことなんだ。だれだって殴られたら痛いし、傷つけられたら痛いし、あるいは人に苦しめられたら苦しいと。しかし、わたしたち人間は自分たちのエゴを満足するためにね、他の生き物の苦しみについては全く考えないんだね。例えば、アリにだって、毛虫にだって、ヘビにだって、あるいは魚にだって、痛みを知覚する力というのは当然存在するはずなんだね。しかし、わたしたちは他の生き物の傷つけられたときの苦しみ、あるいは死ぬときの苦しみについては全く考えていない。そして自分たちだけがよければ、それでいいと考えてしまうんだね。
 ところでね、例えばここにお父さん、お母さん、君たちがいたとしてね、お父さんやお母さんも自分たちだけよければ、それでいいと考えると。君たちも同じように自分たちだけよければ、それでいいと考えるとしたとしよう。そうするとどうだ? 家庭生活はうくいくと思うか? 当然うまくいかないよね。なぜならば、それぞれが自分勝手に生きるわけだから、当然そこにはエゴのぶつかり合いが起こり、お互いがお互いを傷つけ、殺伐とした空間になるはずだ。
 しかしね、その殺伐とした空間を作るための根っこ、これはわたしたちの心の中に絶えず存在しているんだよ。その現われが、例えば虫がたくさんいると殺虫剤をばらまいて殺す、ね、あるいは人の悪口を言う、あるいは味覚を満足させるために、生き物を殺して食べるというね、行為にその心の働きが現われているんだよ。そしてカルマの法則というのはちゃんと存在しているから、生き物を苦しめたら、当然自分たちが苦しめられるはずだよね。現代ではほとんどの人がたくさんの苦しみを持っていると言われている。しかしそれはカルマの法則を考えてみたら当然のことだよね。なぜならば、わたしたちはたくさんの苦しみを生き物たちに与えているわけだから、その与えた代価として苦しまなければならないわけだ。
 でもね、わたしがそんなことを言ってもだよ、君たちはこう反論するかもしれないね。そんなことは見える世界の話ではないから、俺は信じないぞって。わたしはね、そこで君たちに次の提言をしたい。そねはね、君たちが六ヶ月問のあいだ、友人を含めた人間ね、そしてすべての生き物を傷つけないように努力するということ。そうしたらね、君たちの心、これは必ず豊かになるはずだ。約束しよう。
 そしてね、悪いことをしたら悪いことが返ってくる、これだけだったら片手落ちだよね。当然いいことをしたら、いいことも返ってこなければならない。このことについて仏典ではね、三つの布施をまず説いているんだ。
 その第一は、真理に対して、つまり君たちにとってはね、オウム真理教に対して布施の実践をしてごらんと説いているんだね。そして、お父さんやお母さんを含めた君たちの周りの人すべてにやさしい心で接しなさいと説いてるんだ。
 そしてね、真理の法施をしなさいと。法施というのはね、例えば『実践真理』を友達に読んでもらうだとか、あるいは『マハーヤーナ』を読んでもらうだとかね、あるいはアストラル音楽を聞いてもらうだとか、あるいはこのテープを一緒に聞いてもいいかもしれないね。
 それを行なうことによって、まず、布施を行なったならば、君たちは物質的に豊かになると。安心施を行なったならば、君たちの心は軽くなると、そしていい友達に恵まれると。法施を行なったならば、君たちは真理との縁がよりいっそう強くなり、決して真理から離れることなく幸福に生きることができると仏典では言っているんだ。ともかくまず、君たちは実践すること。そして、わからないことがあったら、必ず、君たちの大好きな大師にそれを相談しなさい。きちんとした答えが君たちに返ってくると思うよ。
 ではね、ここで、A大師が作曲した「マハーカーラ」という曲を一緒に聞こう。この曲はね、心を浄化する上においてとってもいい曲だから何度も何度も聞こうね。

 どうだったかな、とってもいい曲だろう。他にも十曲以上のすばらしいアストラル音楽があるんだよ。他の曲についても青年真理で紹介していきたいと考えるから、楽しみにしておいてちょうだい。

 はい、それではね、君たちの修行の手助けをするマントラの修行に入ろう。
 今回は、オームだ。オームというのはね、サンスクリット語で、宇宙の創造・維持・破壊を表わしている言葉なんだ。
そして、シヴァ神とあいさつをするときの言葉、あるいはシヴァ神と合一をするときの言葉、あるいは宇宙と合一をするときの言葉だと言われているんだ。わたしが三回、ね、このオームを唱えるから、君たちもよく聞いて、このオウムというわたしのヴァイブレーションにね、君たちの言業のヴァイブレーションが一致するまで練習してください。きっと、おもしろい体験をすると思うよ。
《オーム》
 わたしと同じヴァイブレーションを出すことができたかな?
 それではね、わたしの大好きな「アストラルへの旅」を聞きながら、今回は君たちとお別れしよう。また来月、青年真理で会おう。そしてね、もし君たちに時間があるんだったら、必ず本部・支部道場に行って、ポア・セミナーに、あるいは超能力セミナーに参加してください。それでは一緒に真理を実践して、この地球を、すべての魂を清らかにしましよう。また会いましよう。さようなら。



◆青年真理No.2
不偸盗の戒

 青年真理 第二号!
 今月は「十の戒め」の中の第二番目「不偸盗」、つまり盗みをしないということについてお話ししましよう。この不偸盗の戒はね、正しく説明するならば、「人のものを盗まず、人に施しの実践を行なう」ということが正しい意味合いなんです。
 そして偸盗というのは、人のものを掠める、ね、黙って人のものを掠めるということと、それから、力ずくで人のものを奪うという意味があるんだね。よって、不偸盗の戒というは、それをなさないと、そして、できるだけ多くのものをね、施すというがあるんだ。
 では一体、偸盗を行なうと、どういうカルマが返ってくるんだというとね、まず、当然、盗むときに心の緊張が起きるわけだから、心は苦しくなると。それから、盗むことによって逆に貧しくなると。
 これはね、あるところのお嬢さんの話だけど、まあ彼女は高校・短大と大変盗みをね、行なっていたわけだ。そして、大学を卒業して、一流の企業に入社したと。しかし、そこでも彼女は派手な生活をくり返し、そして結構給料はいいんだけども、貯金をするどころか借金をたくさんなしたと。彼女自体はそのカルマについて気づいていないけども、これは彼女が盗みをしたために起きた現象なんだ。
 一般的に言われていることは、一つの悪業をなせば、それは十倍になって返ってくると。一つの悪業をなせば、それもまた十倍になって返ってくるといわれていると。ということは、百万円、仮に盗んだとするならば、一千万円借金をするカルマをつくったと、あるいは一千万円損をするカルマをつくったと、そのように考えたらいいと思う。
 それは一体なぜなんだろうねと。例えば君たちが君たちの持っているのものを盗まれたとき、どういう気持ちがするかな? 例えば鞄の中に入れていたお金が盗まれたと。とってもくやしいし、いやな気分だよね。例えば両親からもらったお金を先輩に力ずくで取り上げられたと。これもとっても悲しいし、それから憎しみの感情がわいてくるよね。
 そして君たちの悲しみや憎しみの感情はアストラルに影響を与え、それをなした人のアストラルがけがれるわけだ。そしてその影響によってこの現象界にね、そのデータがバックするときには、十倍以上のカルマとなって返ってくるわけなんだ。
 ということは君たちが人のものを盗むとして、当然同じことがなされるわけだね。盗んだ人の心の影響を受けて君たちのアストラルはけがれると。そしてそれが現象化するわけだ。
 だとするとだよ、偸盗というものは、一体だれかに利益を与えるだろうかというとね、だれにも利益を与えないんだ。盗んだ人は、盗んだという行為によって心が苦しいと。それだけではなくて、他の人の憎しみや、あるいは悲しみや空しさを受けるわけだから、二重三重の損失であると。そして盗まれた人も、悲しみや憎しみといった感情が起きるわけだから、同じように損失であると。
 だからこのテープを聞いた人は、今までもし、ね、盗みの経験があるなら、それを恥じ、そしてやめよう。そしてできるだけね、施しをするようにしようじゃないか。もちろん最も素晴らしい施しというのは真理に対する布施だ。頑張って実践しよう。
 それでは、みんなと一緒に今月の曲を聞こう。今月は少し明るい曲で「花園の妖精たち」、これを聞こうね。苦しみにぶつかったとき、この曲を聞くととっても明るくなるんだよ。
《花園の妖精たち》
 どうだったかな。とっても明るい気分になったでしょう。

 はい、それでは今月のマントラに入ろうね。今回は、「オーム ナマ シヴァヤ」、「オーム、シヴァ神に帰依しますよ」というマントラだ。帰依というはわかるよね、君たちは。帰依というのはその教えを、ね、実践する、その教えを学ぶ、そしてその教えを奉じるということなんだね。では、わたしが見本として、六回このマントラを唱えるから、あなたがたも一緒に唱えなさい。マントラというのは、いつも言っているとおり“言葉”ではないんだね。“言葉のヴァイブレーション”なんだ。だからできるだけわたしの音とヴァイブレーションに合わせて、このマントラを練習しなさい。いいね。
《「オーム ナマ シヴァヤ」》
 よく理解できたかな。
 ところで「南無阿弥陀仏」あるいは「南無妙法蓮華経」という「なむ」。これが「ナマ」から来た言葉であることを君たちは知っていたかな? つまり、例えば「南無阿弥陀仏」にしろ、「南無妙法蓮華経」にしろ、ね、これを正確に唱えるとするならば「ナマ アミターバ」、あるいは「ナマ 妙法蓮華経」になるんだよ。君たちは徳があるから、正しい言葉を聞けてうれしいね。
 そろそろ時間になったみたいだから、今回はこれで終わりにします。また次回まで頑張って修行しようね。さよなら。



◆青年真理No.3
不邪淫の戒

 <オウム三唱>
 はい。青年真理!
 今日はね、十悪の一つ「邪淫」、これを題材とします。
 邪淫というのは一体どういう意味だか君たちは知っているかな? 邪淫というのは正しくない性的な交わり、そして修行者にとっては、性エネルギーを漏らすこと、これを邪淫といいます。
 そして、この邪淫にはね、深い意味合いがあるんだ。それは例えば、正しくない性的な交わり、つまり正しくないセックスのことだよね、これを行なうならば相手のカルマを受けると。シャクティーパットと同じだからね。そして相手のカルマを受けることによって煩悩が増大すると。煩悩が増大することによって、正しくない生き方が生じると。正しくない生き方が生じることによって、今生、あるいは来世、苦しみを受けなければならないと。これが一つの意味合いだ。
 それからもう一つの意味合いは性エネルギーを漏らすと。性エネルギーを漏らすと無気力になると。無気力になると、当然修行ができないと、あるいは勉強ができないと。そして、今生不幸になるし、来世も不幸になると。よって、邪淫をしない、これが十の善行の一つに数えられているわけだ。
 もっと具体的に言うと邪淫とは何かというとね、例えばオナニー。オナニーって知っているよね、自分で自分の性欲を満足させると。例えば自分が本当に愛している人じゃない者とセックスをすると。これが、やわらかい意昧での邪淫なんだね。そして固い意味での邪淫、つまり厳しい意味での邪淫とは何かというと、これは性エネルギーを漏らすと。例え愛していても、性的な交わりをしないと。これが厳しい意味での不邪淫の戒めなんだ。
 よって、もし、邪淫の行為を行なわなければ肉体は強くなり、ね、そして、特に火元素が強くなってくると、ね。そして風元素も強くなると。そして、いろんな霊的経験をしますよと。心も当然強くなりますよと。だから、君たちがね、邪淫をしないということは、それだけ大きな果報があるわけだ。
 そしてね、邪淫のときの快楽は瞬間的なものです。これはちょうど給料みたいなものなんだね。この給料をできるだけ使わないで貯金すると。そうすると利息も生じると。そして体一杯に、いつも歓喜をみなぎらせることができると。これが邪淫をしないときのメリットなんだよ。ところがもらった給料はいつも使っていると、あるいは借金をすると、どうなるかな? 精神はずたずたになると、ね、そして借金苦で苦しまなきゃなんないと。同じようにエネルギーが足りないということで苦しまなきゃなんないと。だから邪淫をするとね、少しもいいことがないんだよ。
 またね、心の働きを考えると、身体における性器の位置と、それから心の位置、これを比較してごらん。心は心臓に宿ると言われているから、当炊心臓の方が高い位置なんだよ。そうすると下にね、つまり性器に絶えず意識があると、低い意識レベルで生活することになる。するとその人は、餓鬼の性質を帯びる、あるいは来世餓鬼道に生まれ変わるカルマを作ってしまう。このような理由から、君たちが邪淫をせずエネルギーを貯えるということは大きなメリットがあります。ぜひとも実践してください。
 それでは今月はね、君たちに、アストラル音楽の中で「幸福へのシンフォニー」をプレゼントします。とっても柔らかい曲だからよく味わって、何度も何度も聞いてちょうだい。
《幸福へのシンフォニー》
 どうだったかな? 単純な音の構成だけども、とっても心地いい曲でしょ。これはわたしがね、アストラル世界で鳴り響いているナーディー、ね、これを元に、アポロン大師が作曲したものです。

 はい。それでは、今月のマントラに入ろう。今月は「オーム ソーハム シヴァム」。この「オーム ソーハム シヴァム」とは何かといったら、これは、「オーム」は知ってるよね、宇宙だったよね、「ソーハム」というのは「わたしはなんなんですよ」と、英語で言ったら「I am」なんだよ、ね。そして「シヴァム」というのは「シヴァ神なり」と。つまり「オーム ソーハム シヴァム」というのは、「我はシヴァなり」というマントラなんだ。これから十三回わたしがこのマントラを唱えるからみんなもよく聞いて、同じようなヴァイブレーションが出せるまで、一生懸命練習してちょうだい。
《「オーム ソーハム シヴァム」》
 どうだったかな? きちんとこの音を覚え、ヴァイブレーションを覚え、練習してちょうだいね。

 はい。それでは今月の目標はね、邪淫をしないこと、つまり、不邪淫という善行を積もうということなんだけども、それまでの二回、生き物を殺さない、盗みをしない、これも一生懸命実践しよう。そして三つのマントラのね、練習に励んでちょうだい。
 それでは、また次会会いましよう。いつもと同じように、アストラルへの旅をね、聞きながらお別れしようね。頑張ってちょうだい。



◆青年真理No.4
不妄語の戒

 青年真理 第四回!
 今月は、妄語について話します。君たちも知っているとおり、妄語というのは、十戒の中の、十の戒めの中の第四番目に属する。嘘という意味だね。この、嘘をつかない、不妄語、これを君たちに実践してもらいたいために、今回は題材として取り上げました。
 例えば君たちが普段の生活をしているとき、ね、たくさんの悪いこと、あるいは、隠しておきたいことをなすだろう、ね。悪いことをしたとき、あるいは隠しておきたいことをなしたとき、心の働きによってタマス優位の状態になります。そしてこれが発覚したとき、例えば君のお父さんやお母さん、あるいは大師、あるいは先生にね、発覚したとき、君たちの心にはそれを隠しておきたいという気持ちが働く。すると、よりいっそうタマス優位の状態になる。タマスというものは、すべてを愚鈍にするわけだから、当然君たちの身体的な活動だって、あるいは心の働きだって愚鈍になります。そして、君たちの発する言葉、発する言葉一つ一つが全く力のない言葉になる。
 ところが、君たちが妄語を離れ、ね、そして不妄語の実践を行ない、真理を絶えず語るという訓練をなすならば、君たちの言葉には大きな力が備わってくる。それはね、ちょうど、汚れきった鏡がここにあって、何かものを映そうと考えた場合、映し出すことはできない。しかし、それを締麗に磨きあげるならば、すべてをありのままにはっきりと映し出すことができるのと同じだ。
 そして別の見方をするならば、宇宙観を考えてごらん。まず、この世というものは三つのね、要素から構成されていると。それはアストラル世界、ね、コーザル世界、そしてこの現象界の三つだ。コーザル世界はデータ、ね、光の世界であると。アストラル世界は音、声ね、といったヴァイブレーションの世界であると。アストラル世界は粗雑な物質で構成されている世界であると。この肉体は、まさに現象界の産物だね。
 そして絶えず嘘をついていると心の働き、つまりコーザル世界と、言葉の働き、つまりアストラル世界の間にギャップが生じます。心と言葉が切り離された状態になると。ということは、心の働きはアストラル世界を通って現象化するわけだから、この現象化を、心の働きがしなくなるわけだね。ところが、嘘をつかないで真実を語る訓練をすると、心の働きが即、アストラル世界----音のヴァイブレーション、声のヴァイブレーションといった、ね、ものと結びつくと。そして現象化すると。つまり心の働きが即、現象化すると。よって、君たちの普段話していることが現実化するわけだ。例えば「俺は絶対、未来においてシッシャになり、菩薩としての道を歩くぞ」だとかね、例えば絶対、何々大学に入るんだ」だとかね、例えば「次のイニシエーションは絶対に受けるぞ」だとかいったことが現象化するんだ。
 よって、妄語をなすならば、一時的にはものをごまかすことができるわけだから得をしたような気分になるけども、それは実際は大きな過ちであると。もちろん、金剛乗だとか、あるいは真言秘密乗だとかいった教えにはね、妄語を超えたね、つまり妄語を超えた妄語、つまり救済をするための嘘といったような内容もあるけども、まだ君たちのレベルではそれを実践してはならない。まず、君たちは小乗の道を歩き、そして心には四つの無量心を持ち、大乗の道に入れる準備をしなさい。今日この瞬間から、妄語を離れ、真実を語る実践をしよう。

 それでは、今月のね、ねたしの君たちに対するブレゼント、「ダンシング・シヴァ」。とっても明るい曲で、楽しい曲だから、ね、何度も何度も聞いてちょうだい。
《ダンシング・シヴァ》
 どうだったかな? とっても楽しい曲だったでしょ。

 それでは、今月のマントラ修行に入ろう。今月は、ガヤトリーマントラの中のね、「オーム ブフー」。この練習をしよう。「ブフー」というのは起点・初め・始まりね、あるいは地元素・地というです。このマントラを唱えると、地元素が強化されます。何度も何度もよく聞いて実践するんだよ。いいね。
《オーム ブフー》
 どうだったかな。わたしの発するヴァイブレーションと同じヴァイブレーションが出せるまで、何度も何度も練習してちょうだい。
 それでは、今回はこれで終わりにしましよう。また、次回会いましよう。



◆青年真理No.5
不綺語の戒

 青年真理 第五回!「綺語」。
 今回は、綺語について話そう。君たちは綺語によって楽しんではいないかな。確かに、無智を根本としている君たちにとって、綺語というものは楽しみの一つかもしれない。しかしそれは、大きな落とし穴があるんだということを理解しなければならない。
 例えばね、マントラについて考えてみよう。なぜ、マントラは力があるんだといったら、言葉の意昧合いと、そして発する人の心のヴァイブレーション、この二つが決め手となってマントラは力を持ちます。では、綺語はどうだろうか? 言葉の意味合いは? もちろんないよね。ではヴァイブレーションは? そのときの心の働きは? もちろん無智に陥ってるよね。だとするならば綺語を話すこと、必要のない言葉を話すことが、わたしたちの心をいかに無智化するか、そして言葉をいかに力のないものにするかということは理解できるはずだね。
 ところで、綺語には一体どういうのがあるだろうかと。これは例えば「だからぁー」だとか、「まっ、いいか」だとかいったね、その言葉がなくても会話として通じるこういうもの、これが綺語なんだね。だから君たちの普段の会話の中で、必要のない省略できるものは省略する。そして逆に、もっと付け足したほうが相手に正しく自分の意志が伝えられると思った場合は、付け加えるという訓練をなすならば、正しい言葉の使い方を君たちは会得したということになるだろう。
 第一回目・殺生を離れる、第二回目・盗みを離れる、第三回目・邪淫を離れる、第四回目・嘘をつかないね、そして今回は綺語をやめると。まずこの五つの戒めを君たちが守るならば、君たちのアストラル世界は浄化され、そして心は強いものとなるだろう。仏典やヨーガの経典では、真実のみを語る人の言葉というものは必ず現象化する、と言われています。逆の言い方をするならば綺語の多い人の人生は、言っている言葉の力がないわけだから、現象化しないわけだから不幸なものとなるだろう。これは君たちがね、グルに対する約束として、今回からできるだけ綺語をやめますと、いうことを誓ってちょうだい。

 それでは今回のわたしからのプレゼント曲、「ダンシング・シヴァ」を一緒に聞こう。
《ダンシング・シヴァ》
 とっても楽しい曲でしょ。一緒に踊りたくなるね! 現代生活はたくさんのストレスがあります。そのストレスでうつうつとしてるとき、この曲を聞いて明るくしてちょうだい。

 はい、それでは、今月のマントラ。今月のマントラはターラー女神のマントラです。「オーム タレ トゥタレ トゥレ スワハー」のマントラだね。この意味は、「オウム、ターラー女神よ、障害を取り除きたまえ、成功させたまえ、スワハー」という意味なんだ。「スワハー」というのは、「供養しますよ」という意味なんだね。それではこれから十三回唱えます。初め五回はゆっくり、後の八回は速く唱えるから、よく聞いてちょうだい。
《「オーム タレ トゥタレ トゥレ スワハー」》
 よく、ターラー女神のマントラのマントラが練習できましたか? だいたい一つのマントラは、十万回から百万回唱えるようにしましよう。
 それでは、今回はこれで終わりにします。また次回会いましょう。さようなら。



◆青年真理No.6
不悪口の戒

 青年真理 第六回!
 みなさんは、日々の修行の中で、口のカルマの制御についてきちんと実践をしていますか? 今回は、十戒の中の六番目、悪口の制御について、つまり悪口を話さないことについてお話ししたい。
 悪口を聞くってどうだ。楽しいか、楽しくないか。もちろん、楽しくないよね、そして、仏典にも悪口を離れ、人に心地よい言葉を話しなさいよと載っている。そして、悪口を離れ、人に心地よい言葉を話す人には、心地よい言葉が返ってくると。悪口を話す人には悪口しか返ってこないと。確かに頭に来たとき、悪口を話すと、これはいったん気分がすっきりするように見える。しかし実践は、単に新しい悪口というカルマを積んでるにすぎない。そして、君たちがこの悪口を話し続ける限り、口と最も密接な関係のあるアストラル世界は、なかなか浄化されない。そして、心地よい言葉の楽しみも生じない、ということだね。よって、君たちが悪口を制御し、そして心地よい言葉を話す訓練をするならば、君たちの耳から入る情報は、とっても楽しいものになります。
 しかし、そんなこと言ったって現代は、友達が悪口言ってて、自分だけ参加しないと仲間外れにされてしまうよと。そういう質問、あるいは意見がよくわたしのところに来るわけだけど、しかしそんなのは、ね、例えば君たちは地獄や餓鬼や動物へ落ちるということを知っていて、そういう仲間に入り、そして悪口を話すということは、一時の心の拠り所を得るがために、本質的な、永遠の心の拠り所を失うようなものじゃないのか? そしてそんな友達は、今度は他の友達のところに行ったら、君たちの悪口を言ってると。だからもし、君たちが悪口に参加しなくなって、友達の心が離れるようだったら、そんな友達とはもう、ね、縁を切ってしまいなさい。君たちを堕落させるだけだから。
 そしてね、三カ月続けてごらんなさい。悪口をやめ、人に心地よい言葉を語り続けると。きっと三カ月後には、君たちの周りの人が、君たちに優しい言葉をかけるようになるはずだ。今、君たちが立ち上がらなければ、そして今、君たちが悪口を離れ、心地よい言葉を話す訓練をしなければ、この世の中はマスコミによってどんどんどんどんけがされていくんだよ。いいね、しっかりやろう。

 それでは今月のわたしからのプレゼント。それは、U大師作曲・編曲、今、U大師をサポートしている、N作詞、「はばたけ、明日に向かって」。とってもいい曲なんだよ。
 一緒に歌おう。
《はばたけ、明日に向かって》
 どうだったかな。とっても楽しい曲でしよう? これをそらで歌えるように、きちんと記憶してちょうだいね。

 はい、それでは今月のマントラ修行。今月は「オーム マハー シャクティー」のマントラを一緒に唱えましよう。
 この「オーム マハー シャクティー」、「オーム、偉大なるマハー・シャクティ女神よ」と。「オーム、偉大なるシャクティ女神よ」というマントラだ。これはクンダリニーを覚醒させるときのマントラだね。では初めにゆっくり五回、そして速く八回唱えるから、このヴァイブレーション、それから音を記憶して、同じようなヴァイブレーション、音を発することができるように努力してちょうだい。
《「オームマハーシャクティー」》
 どうだったかな。オームマハーシャクテイー、オーム、偉大なるシャクティ女神よ、ね。これが今月のマントラでした。

 一回目は、殺生を離れ生き物を慈しむ、ね、殺生を離れ生き物を慈しむ。ニ回目は、盗みを離れ人に施す。三回目は、よこしまな行為を離れエネルギーを保全する。四回目は、嘘をつかず真実を語る。五回目は、必要のない言葉をしゃべらず、できるだけ心を内側に向ける。そして、今回は悪口を話さず、人に心地よい言葉を話す、だったね。第一回からこの第六回まで、何度も聞き直し、そして徳の保全に努めてちょうだい。そして、悪業を、新しい悪業を積まないように努力してちょうだい。
 それでは今回も、アストラルへの旅を聞きながらお別れしましょう。必ず道場に来て一緒に修行しよう。さよなら。また会おうね。