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◆93/10/31 札幌支部(参入の儀式の後)
ビデオ教学システムの導入----会員と信徒の違い

 現代の日本は何かが狂っている。じゃあその何かとは何か。それは一人一人が、対象、つまり周りの人に対して、真に優しさ、あるいは真に哀れみというのを持たない、ということである。それゆえに、完全なるエゴイズムのようなかたちの政治、あるいは教育といったものが展開され、そしてわたしたちの心はすさんでしまう。
 これに対してメスを入れるためにはどのようにしたらいいのか。それは、今まで五十年、百年かかって駄目だったものが、これから先、良くなるはずはない。じゃあどうしたらいいのかというと、それは、ちょうど濁り水の中に清らかな水を増やすように、清らかな水、つまり真理を実践する魂を増やす以外に救済の道はない。
 今回のビデオ教学システムの導入は、オウム真理教の信徒であるということはすなわち教えを学んだ者、そして実践する者という意味が加味されなければならない。したがって会員・信徒の別をつけ、そして時間をできるだけ多く取っていただき、まずビデオ教学をし、そののち五根五力セミナー等の基本的な修行・土台を固めることによって、皆さんのステージを引き上げることを願って改革されたものである。つまり、「信徒」とは本当に真理を実践する者、「会員」とはまだ入会し、そして「真理とは何であるか」を追求しょうとした者という定義に分類できるのである。
 このシステムの背景には、先程も述べた、オウム真理教の信徒ということは多くの人を救済する----つまり真に慈愛を持ち、真に哀れみを持ち、すべての魂を引き上げない限り、つまり、しっかりと入会させて真理の実践をさせない限り救済の道はないんだ、ということを自覚させるためである。
 では、なぜ自覚させることができるのか。それは、ビデオにしろ本にしろ、五根五力にしろ、そこでなされる体験というものは----もちろん真面目にやったらの場合だけども----この世界以外の世界からのメッセージをそれぞれが多く受け取ることができる。ある人はそれを光として受け取るかもしれない。ある人はヴァイブレーションとして受け取るかもしれない。ある人は直感として受け取るかもしれない。この多くのメッセージをあなた方が受け取るとき、そのメッセージを発信している魂は、つまり、聖なる空間、あるいは聖者である。それらの魂と感応することにより、あなた方が今、何をしなきゃならないのか、つまり、この聖なるヴァイブレーションを受けられる、聖なる光を受けられる、そして自分自身が聖なる光を発することができるような魂を多く作り出すこと、自分自身がそうなること、あなた方の周りがそうなることによってのみ、本当の未来世界、二十一世紀は幕開けをするのである。したがって、全力で奮闘し、あなた方の周りの、今はまだ悪趣である魂を済度してほしい。
 わたしたちは今、チャンスを与えられている。これは、予言どおり九三年、自民党が大敗し、そして政権がひっくり返ったと。今自民党が躍起になって政権を奪取しようとしていると。一方創価学会を中心とした今の政権与党は、それを守ろうと必死になっていると。つまり、オウムバッシングが一時的に鎮まった時期、これが九三年ということになる。この時期に、一気にこの札幌、北海道に、真理の光を広げようではないか。いいね。
(一同)はい。
 必ず結果は出ます。君たちも知ってのとおり、ロシアもすでに五千名ほどの信徒がいる。これは、活動信徒という点から考えたら日本と変わらなくなってきている。しかし日本にはもともと、土台となる信徒数、つまりあなた方を含めた、今まで一生懸命真理を実践してきていた魂があるはずだ。マスコミのような悪魔に負けて、真理の光が大きくならないということは、わたしたちの実践がいかに生ぬるいものであるかということを表わしている。しつかり救済しようじゃないか。いいね。