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◆93/1/7 富士山総本部(狂気の集中修行)
アパーナ気の強化と捨断・撤退

 今行なわれている狂気の集中修行は、第二サティアンで行なわれている師の特別集中修行に比べるとまだゆとりがある。そのゆとりとは何かというと、今第二サティアンで行なわれている集中修行は、三時間の究竟以外は不眠不休、プラーナーヤーマとツァンダリーをひたすら回すという修行だけどもね。で、実際問題として、それでコン眠に陥った場合、もうその場から即修行を断念させられるか、あるいは叩かれることによってエネルギーを上げるか、というどちらかであると。でまあ、今例えば第二サティアンの二階の修行者のアパーナ気というものは、もう九十五パーセントぐらい捨断されていて、間もなく完全にアパーナ気が撤退してしまうと。
 今ここで修行している狂気の集中修行の方々のエネルギーを見ていると、アパーナ気が強くなってると。この「アパーナ気が強くなってる」というのは一見悪いことのように聞こえるが、正確にいうとそうではなく、全体の気が強くなってると。そしてその気がまだ上昇する、つまりラージャ・ヨーガの成就やあるいはクンダリニー・ヨーガの成就に必要な 完全に上昇しきる状態には至っていないと。
 したがって、一息一息のプラーナーヤーマにおいてクンバカを長くすること、それから肛門の締めつけをしっかり行なうこと、それからバンダをしっかり行をつこと等のヨーガ的な技法、これを徹底的に行なうということが一点と、もう一点は記憶修習----集中することによってスピードを速め、正確に唱えることによって雑念に巻き込まれないということ、この二点を心がけるべきである。そして当然、現世ではかなりゆったりした生活をしてた人もいるだろうから、「つらいな」と感じる人もいるかもしれないが、そのつらさを厭逆し捨断することにより、あなた方が例えば今回の狂気の集中修行の終了後得られる恩恵というものは膨大なものであるということができる。そこで培った精神力を持ってなせば、この世の中がいかに不況になろうとも、あるいはハルマゲドンが来ようとも、大した問題ではない。そして、それらを達成させることが狂気の集中修行の第一の狙いである。
 次に第二の狙いは、ラージャ・ヨーガの成就者あるいはクンダリニー・ヨーガの成就者は、より高いステージへ至るためのステップ台としてこの狂気の集中修行を活用すべきであるし、成就寸前、ナーディーもかなり浄化されている人は、瞬間瞬間に対して全力を尽くすということをモットーとすべきである。「自分は成就するぞ、成就しないぞ」ということはどうでもいい。今、一秒、一分をいかに全力で尽くすか、いかに集中するか、これ以外に道はない。そして、その経験の構成の結果としてラージャ・ヨーガの成就があり、あるいはクンダリニー・ヨーガの成就があるんだということを認識すべきである。いいね。
(一同)はい。
 結局自分にエンジンをかけるのは自分自身である。そして、自分にエンジンをかけるのが自分自身であるということに気づき、自分で自分にエンジンをかけられるようになった人、この人はすでに上流の道に入ったということができる。まだ例えば正悟師や他の監視についてる者たちの励ましによって修行してるうちは、自分はエネルギーが下降してるんだと意識すべきである。わかるね。
(一同)はい。
 つまり補助されて初めて上昇するという状態であることを認識しなさい。いいね。
(一同)はい。
 全力を尽くせ。そして、九三年、この一瞬で成就するんだ、この一瞬で解脱するんだと、その思いを持て。いいね。