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◆88/8/4 富士山総本部
三つの毒の浄化と三つのヨーガ
カール・リンポチェのね、最後の話、ね、それは小乗、大乗、それから金剛乗の教えにおいてだ、三つの毒の浄化があるということをおっしゃつたよね。その第一番目の放棄すること。放棄することは、わたしたちは否定という言葉を使っているよね。ラージャ・ヨーガの否定のことを言ってるんだよ、これは。いいか。そして次のエネルギーの昇華、トランスフォームね、これ。これは何かというと、クンダリニー・ヨーガのエネルギー上昇を言っていらっしゃるんだね。そしてなんとヴァジラヤーナの最後の苦を苦とそのまま見つめるというのは、ね、別な言い方をすると苦の生起と結果を見つめるという、これは、ね、わたしたちがジュニアーナ・ヨーガという言葉を使っている、あるいはマハームドラーという言葉を使っている----これに対してわかるか。つまり今オウムで実践している修行体系というのは、この小乗、大乗、そしてタントラの教えというものをね、ヴァジラヤーナの教えというものを完璧に含んでいるということを表わしているよね、これは。わかるか、言っていることは。
わたしはインドでね、ちょつと錯覚を起こして、タントライコール、トランスフォーム、エネルギーを変化させると。そして大乗イコールありのままに見つめるというふうに考えてたんだけども、考えていたんだけども、そうじゃなくて今日の話でね、つまりオウムのステージと同じようにまず小乗があるとしているわけだ。そして次に大乗があると。そして、ね、ヴァジラヤーナがあるということを言っていらっしゃるわけだ。だからあなた方にとって今回カール・リンポチェ師がいらっしゃったっていうことは、別の角度から見てもね、素晴らしい恩恵を与えてくださったんだとわたしは考えています。
そしてね、これはあなた方はまだ、今生で修行した人、修行に入った人もいるし、あるいは前生から入った人もいるけども、ね、カルマの力によってすべてのものが正しく見えるようになる。だから例えば人にものを学ぶ場合の礼儀みたいなもの、これはきちんと押さえなきゃなんない、いいね。つまりここでカール・リンポチェ師が説法なさるときはあなた方の先生なんだから、そういう感じで集中すること。そのためにはまずきちんと礼拝をして、ね、そして講義を受けること、いいね。で、わたしの教えとカール・リンポチェ師の教えというのは全く変わらないから、それはあなたがオウムの今の教学を進めてくればくるほどわかる。いいね。
はい。では、あなた方だけに教えを特別にわたしは明かすわけにはいかないから、明日はスタッフがそろってから、この三日間の締めくくりをしたいと考えています、一応ね。そのときには少し長い説法をするつもりでいる、いいかな。