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◆91/6/17 富士山総本部 『流行通信』の取材用の説法
味著・過患・出離

 ……その三つとは何であろうか。それは、その愛欲を経験する主体が、対象に対して没入し、愛し、執着する。この第一の様態は、これは、味著と呼ばれる。そして、その第二の様態は、その対象が壊れたり、あるいはその対象が他の対象に対して移行するときの過患である。これが第二の様態である。
 そして第三の様態は、この味著と過患を経験し尽くした魂が、その第一の様態と第二の様態から出で離れるという状態である。そしてこの味著・過患・出離を経験した魂は、真我本来の状態へと還元される方向に動く。これが心の成熟であり、そして諸君が経験しなければならない心のプロセスである。
 修行者というものは、すべての現象におけるこの三つのプロセス経験し、証智し、捨断し、そして現証し、自分自身が本来持っている最高の状態へと至るための修行を修習しなければならない。いいね。