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◆91/1/25 富士山総本部
真の超越神力とは

 はい。じゃ、わたしの欲しがってる体験を、これから述べます。例えば、変化身の体験というのはクンダリニー・ヨーガの成就の条件だから、これはみんなやってるということは、わかりました。で、その次に来る、例えば天耳通、これはどういうことかというと、例を挙げれば、例えばマハー・ケイマの保釈申請を出すと。で、法務でも、「今回絶対大丈夫ですよ」と。ね。で、わたしは、天耳の神々に聞くと。「今回は例えば、マハー・ケイマとマルパは大丈夫だろうか」と。そしたら今回は、「保釈、却下、保釈、却下、保釈、却下」と聞こえると。で、調べさせたら案の定保釈却下であると、それから数時間後して出てくると。これはまさに天耳通の体験であると。ね。
 あるいは、そうだね、ちょっと道場を離れて秘密の用事をしてると。で、天耳の神々に聞くと。わたしの恐怖のカーリー女神であるマハー・マーヤは、怒ってるだろうか怒ってないだろうかと。ね。「大いに怒ってる」と。「こころしてかかれ」と。こういう返事がかかってくると。で、帰ってきたら案の定、大変な騒ぎになっちゃうと。ね。あるいは、今回『天耳遠』でも述べたけども、例えばT君の例でね、彼がどうなってるかと。「いや、薬が使われてる」と。そして、「軟禁状態である」と。「監禁状態である」と。「家にいるんだ」と。で、周りの状況がそれを否定的に言ったとしても、それがそのとおりであると。これが天耳通ですと。OKかな、これは。
 あるいは、これはウルヴェーラ・カッサパが経験した例で、これ実は正しいわけだからここで述べるけども、識華がおなかの中に入ってるとき、オーム・マニ・ペメ・フームのマントラがアストラル空間に鳴り響いていたと。これはまさに、わたしも聞いたわけだけども、彼女がトゥルクである証明であると。これも天耳通であると。OKだね。
 次、他心通。他心通はどういうものかというと、例えば、ここに対象となる人がいて、その人の心をバシッと見極めると。「この人は貪りの多い心である」と。「この人は無智の多い心であると」と。例えば「この人は、信仰心が大変篤い」と。「この人は布施の心に篤い」と。こういうものが一目瞭然に見える、感じられる。あるいは他心通の初期のものとしては、相手に痛みがあった場合、その痛みが自分の中に伝わってきて同じような同じ場所が痛むと。これはXとか、多くのわたしの弟子たちが経験してることです。ね。他心通って相手の、まず心に感応する。次は切り離して相手の心を見つめることができる。最終的には視覚的に相手の心が見えると。これが他心通です。いいですか。
 例えば、宿命通に関しては、これ二つの方法があって、いきなり視界に前生がダーツと流れ出すと。ね。あるいは、バルドを通って経験すると。ね。しかもそれは経典の内容と一致してると。例えば阿修羅の世界の場合は花畑、あるいは人間を食らうとか、いろいろあるわけだけど、智慧が優れてるとかいろいろあるわけだけどね、例えば天界の場合は、大変綺麗な空間であると。美しいものが存在してると。そこでの五妙欲は大変素晴らしいものであるといったようなものがあります。例えば先程のG君の言った、動物の前生あたりはもうまさに、ぴったしだね、これは。宿命通としては。ね。
 例えば例を挙げるならば、ミラレパ正倍師とマンジュシュリー正悟師が前生、セットで動いてたことがあると。これは、今の阿修羅界と今から二千五首年前の阿修羅界は違っていて、車が、とかまあいろいろあるわけだけど、大変豪華な車に若い女の子を乗せて、ね、誘惑するのかなと思ったらそうじゃないと。崖っぷちからその車を落とすと、一緒に乗ってて。そして、その女性の首が折れた段階でその女性をむしゃむしゃ食べてしまうと。これがまさに阿修羅の鬼神の行なっている内容と全く同じです。ね。
 あるいは先程のSさんの例にあるとおり、例えばトンネルを抜け出すとその先が花畑であって、大変綺麗な花畑であると。これも阿修羅の象徴的なバルドです。ね。
 次の天眼通に入ると、どういうふうになるかというと、まず相手のバルドが、その輪廻転生をなすバルドがしっかりと見えるということ。そしてその次は、そのバルドの光が実際に射してきて、その中に溶け込んでいくと。そのときのバルドの一粒一粒がヴィジョンに変わっていくと。ね。で、例えば他人を見る場合も、他人にずっと集中すると、他人を取り巻いてる光が何を意味してるかよくわかり、次の転生が理解できると。これが死生智です。ね、いいですか。
 天耳、他心、宿命、死生智、そして漏尽だね、最後はね。漏尽というのは何かというと、例えば対象がそこにあって、その対象のどこでエネルギーが漏れてるかはっきりわかると。例えば、アナハタで漏れている。例えばのどで漏れている。例えばスヴァディスターナで漏れている。例えば今日ちょっと会ったサマナがいるわけだけども、そのサマナの、例えばスヴァディスターナから動物界の世界へ通ができてると。ね。それ実際に感じることができる、見ることができる、ね。そしてその漏れがはっきりわかると。これが、漏尽智です。
 そして、今回『超越神力』では、まずわたしの体験のこの六神通の中の五つの神通について、お話をしたいってことで、ペンを進めてるわけだけど、これと関係のある体験を欲しいと思って来たわけです。特に今の人たちは、ひたすら修行していますから、こういう経験はたくさんあって当たり前であるとわたしは考えています。集中していれば必ず起きるはずであると。
 いいですか。言ってる意味はわかりますか。
(弟子)はい。
 なんか声が、ほとんどないねえ。で、そういう体験を欲しいわけ。つまりどういうことかというと、『生死を超える』『イニシエーション』のレベルはもう終わったと。そこは、初期の段階であると。次は、神変、神通を現わす段階にオウム真理教は入りつつあるので、それについてのわたしは体験を集めたいと考えてるわけです。いいかな。