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◆90/3/17富士山総本部
上向・下向のデータ--二つの道の選択
J、本持ってきてくれ。
ここにね、くだらない本が四冊あると。これは要するに君たちの低次元の煩悩をそそる、性欲をかき立てる本だけど、これをシッシャになって読んだ人、何名ぐらいいるかな。立ってちょうだい。回し読みでも何でもいい。これ四階にあったわけだけど、多分これ、ウマーパールヴァティー・アーチャリーが害だと思って持ってきたんじゃないかと思うんだね。
マンジュシュリー、ちょっとこれ、タイトルと作者言ってやってくれ。
(マンジュシュリー・ミトラ大師)え、『みんなあげちゃう----処女いりませんか』弓月光。『みんなあげちゃう十二、二人の』-----これ、人の名前ですかね。
(尊師)二人の何だ。
(マンジュシュリー・ミトラ大師)ゆの。弓月光
(尊師)二人のゆの
(マンジュシュリー・ミトラ大師「ゆの」というのは多分、人の名前だと思うんですが。
(尊師)二人のゆの?
(マンジュシュリー・ミトラ大師)あ、この……はい、あ、登場人物だそうです。それから、『シュナの旅』、これは宮崎シュン…ハヤオ。失礼しました。
『実録しんりんかい』車田正美。それぞれ、ヤングジャンプコミックスとか、ジャンプコミックスとか、アニメージュ文庫となっております。
(尊師)何人、いるか、これを読んだ人は。----立ってくれるか。
(S大師)はい、この本を実際に読んだ人。
(尊師)シッシャになってからだ。
(S大師)ほかの、ほかの方は。
(尊師)何名、何名だ。
(S大師)あ、今、二人です。
(尊師)(笑)だれだ。
(S大師)えー、M大師と(一同笑)、Gです。
(尊師)Gゃったか(笑)。っとに、どうしようもないな(笑)。
(S大師)ほかには、もういませんか。正直に言ってください。
(尊師)買った覚えがあろうとなかろうと、読んだのはまずいよねやっぱし。
で、わたしが何を言いたいかというと、出家した意味をもう一度----ま、Mがマハームドラー成就できない理由はそこにあるんだけど(笑)----出家した理由をもう一度考えてほしいと。で、ねえ、そういうことを例えば楽しみとするならば、そねは現世の方がいいじゃないかと。ただ単に、先程言ったシッシャ生活に憧れて、結局は解脱できない、結局は本当の力がつかない状態が、ねえ、続くんじゃないかと。そしてどんどん愚鈍になっていくと。ね。まあ、GとMは正直だとわたしは思います。で、もう一つ言えることは、このGとMは魚座と。魚座の人は正直だからねえ。男性は。
まあ、今のは、ねえ、わたしが魚座だからだといって称賛をしたわけだけども、それは冗談としても、本当に真剣に考えないと、オウム真理教そのものが当初目的とした道を歩けないんじゃないかと。そして、もうこういうものがあったら、君たちは、目をついたら、だれが読んでいようと取り上げて、それは即焼却しなさい。例えば今回、ねえ、まず諸悪の根元だったデザインは、デザインと称していろんな、ね、くだらない本を買い漁っていたと。でもそれが結局、デザインのステージを落とした原因になってるわけだから、そういうことも含めて、もうわたしたちは修行者であるから自分たちのインスピレーションに頼り、新しい例えばデザインに頼るということを含めて、とにかく、ね、もうこういうものがあったら即取り上げて焼却すると`いいね。----どうして返事、できないんだ? しっかりと。
見たければ修行をやめるべきだよ。というのは、ヴァジラヤーナのザンゲを考えてごらん。心の毒が一番にきて、二番目がアストラルの毒であると。そして三番目が現象界の毒じゃないのか、どうだ。そしてこれはイメージをけがすわけだから、当然アストラルの毒になるよね。どうだ。
ま、実はこういう話があると。わたしとMは君たちも知ってるとおり去年、ね、ヒマラヤに行ったと。知ってるよね。で、Mにイニシエーション行なったわけだけど、その日、そうだね何時間ぐらいだろうねえ、連続して、あれは『男組』というマンガを知ってますかみんなは?----あれと性欲のマンガのイメージがドォーッと流れ続けるわけだよ。もう、何ページも何ページもドォーッと続くわけだねえ。で、これはM大師のステージが高いから、わたしにそういうデータをインプットしてくれたんだと思います。
ね。でもそれは結局解脱の妨げであるということを、もう一度ここで認識しよう。そして、オウム真理教がこの世に存在しなければならない理由をもう一度考えようじゃないか。そして、そういうことが結局ムーラダーラから始まってサハスラーラまでに至る道のね、高いチァクラを使えない原因になってるんだということをもう一度理解しようじゃないか。どうだ。
(一同)はい。
そしてわたしは、例えばそういう話をしてるとき、あるいはそういう本があるとき、それを取り上げられる人、ちゃんと取ってね、「こらダメじゃないか」と言える人。嫌われてもはっきり言える人こそ、本当の意味での心の強い人、そして真理の実践者だと思います。そしてそういう人は逆に自分がそういう環境に追い込まれたとき、厳しく接してもらえると。
ね。そして、それを行なうことこそが、君たちが本当の意味での解脱をしていく、そして----ま、もちろん下のチァクラしか使えない人は上のチァクラを使っている人の意識状態というのは理解できないと思う。もちろん、最終の解脱まで行ってない人は、最終の解脱の状態の意識状態というのは理解できないと思う。でも、今、君たちが目の前にある約束ごと、戒律を守るということは、絶対的に必要なことだと思うが、どうだそれは。
(一同)はい。
そしてこれは君たちを誘惑している魔の誘いだと考えたらいいと思います。つまり、Gにしろ、Mにしろ、魔の誘いに弱いということだ。
今、この世は、この地球は情報戦を行なっている。そして、はっきり言うと、百対一ぐらいの割合で真理の流れは負けています。じゃ、その情報戦とは何かというと、わたしたちを構成している五つの要素、地・水・火・風・空という五大エレメントがあると。そしてこの地・水・火・風・空の五大エレメントの中で、せいぜいが地・水・火元素ぐらいまでに焦点を当てて科学が進歩しています。医学も同じです。
つまり何かというと、まず生命エネルギーの研究についてはなされていないと。ところが、例えば固体的変化、あるいは血液異常の変化、あるいはリンパ球等の、とにかく水元素に対する研究、これはかなり行なわれていると。そして次に火元素----例えば体温が上昇する、この細菌が入ると体温がどのように上昇すると。あるいはこのバクテリアによって体温はどうなると。あるいは人間の体温がどうなると、どのような状態が起き、ね、例えばそれがまた変化するとどのような状態が起きるという、この三つの元素まで行なわれていると。
そしてこれはトップの知識の優れた人たちが行なっていると。知識の優れた人たちは、この地・水、ね、それから火、火、この三つの元素を集中的に研究することが誇りであるという宣伝を受け、名誉であると宣伝を受け、そしてそれを一生懸命行なっていると。ところが実際に軍事産業になると、そうではなくて風元素のコントロールに入ります。例えば、原爆がその典型であると。あるいは空元素と言ってもいいだろう。例えば光を放つと、例えば振動を放つということによって、人体に対して、空、あるいは風の影響を与えると。ところがそれについて現代の医学では、地・水・火という三大元素でしか研究してないわけだから、対応をする余地がないと。
そして、凡夫、あるいは外道はどうかというと、例えば地の喜び。固体的な物を食べて喜ぶ、あるいは液状の物を食べて喜ぶと。まだ火元素を食べて喜ぶというのはないよね。よって、肉体は地と水に偏ってくると。そしてあとは、肉体的ぶつかり合い、ボクシングを楽しむと。あるいは、マーシャルアーツを楽しむと。あるいはプロレスを楽しむといった、地のぶつかり合い、地元素のぶつかり合い。あるいは、セックスを楽しむと。これは水元索の交わりと考えていいでしょう。地元素・水元素の交わりと考えていいでしょう。
こういう情報しか与えられていないから、わたしたちの意識は、当然地と水というものに集中するようになると。例えばダイヤモンドが価値があるといっても、まあ君たちもよく知ってのとおり、ダイヤモンドそのものが光るわけではない。ダイヤモンドは単に光を反射してるのにすぎない。例えば、全く光の入らない状態では、ダイヤモンドも光らないと。これは金についても同じである。そしてこれが、最もこの人間界において価値のある物である。
つまり、わたしたちは一つの価値観のもとに教育されてるんだと。それは、終身教育をされてるんだと考えていい。そして、わたしたちの最も本来興味を持たなきゃならない、生・老・病・死、特に死について無明心にさせられている。そして無関心にさせられてる方は、無智だから、例えば、ねえ、徳があってこの真理の修行を、オウム真理教の内弟子になったとしても、弓月光の、ねえ、『みんなあげちゃう』と。「処女編」というのを一生懸命読んでるような人たちだから----ということは一般の凡夫、外道の意識状態はどうかというともうそれは計り知れないと。よって、救済は失敗すると。
だからね、君たちは、もっとチャンネルを上げるように、意識を高くするように。全力で自分自身を、ね、引き上げなさいよ。そして下向の道をね、歩こうとしている人たちに対しては絶えず警告を発すると。「おまえ、その状態じゃ地獄に落ちるぞ」と。「おまえ、今の精神状態は餓鬼だぞ」と。「おまえ、今の精神状態、動物じゃないのか」と。そしてわたしは、これをはっきりと言い切れる人、言ってあげることのできる人こそ、本当の意味での愛を持っている人だと思います。
今、この世には、納得というものはあまり必要ないんじゃないかと、近ごろわたしは考えている。必要なものは選択であると。二つの道しかない。下向するのか、上向するのか。落ちるのか、上がるのかと。この二つの道しかないんだということを、日々、一時間、一分おきに絶えず認識させる。そしてこういうことのできる世の中を作り上げていくことこそ、麻原彰晃が、この世に生まれた意味であると。そして、オウム真理教が、ここに存在する意義であると。そしてそれこそが、シヴァ大神の意思であると、わたしは考えています。
この世は、情報によって支配されている。でも逆の言い方をすれば、情報を支配することができれば、勝てるんだということも一言えると。
ではなぜ、情報は、一つの意思によって支配されてると言えるのかと。もし情報が公正なものであるとするならば、例えば、両方の意見、例えばオウム真理教のバッシングについて言うならば、肯定的な部分と、否定的な部分と両方を、平等に取り上げ、そしてその正否については、視聴者に、あるいは読者に判断させるはずである。ところがそうではなく、一方的、陰湿な、本当に否定的な情報だけを流し続けると。読者はそれを読んでしか判断できないと。
例えばそれは、このような比喩で表現することができる。その情報を読んでマイナス百と考える人もいるだろう。あるいはマイナス十と考える人もいるだろう。あるいはマイナス五十と考える人もいるだろう。しかし、決して、この人たちがプラス十、あるいはブラス五十、ブラス百とは考えないだろう。
ところが、本当の意味での情報というものは、全体を提供すると。全体を提供することによって、ある人はプラス百と考えると。ある人はマイナス百と考えると。ある人はゼロと考えると。これがわたしは平等な情報の流し方だと考えます。しかし、今のマスコミを見て君たちもわかるとおり、そういう情報の流し方をしてはいない。オウム真理教にとってマイナスになるような否定的な情報だけを流そうとしている。
もちろん、これについて反論があるかもしれない。「いや、でも全体の、番組の中で少しはいい部分があるよ」と。例えば、十のうちに一いい部分があるよと。しかし人間の印象というものは、全体を眺め、例えば十個のうち九個悪くて、一良ければ、九引く一で八、つまりマイナス八の要素しか、その人にはデータとして伝わらないわけだから。
心の、そういうものに対する自由というものがわかれば、わかってこよう。ということは、少なくともこのオウム真理教内においては、上向をさせるデータ、上がるデータを十全部にしたいと。引き下げるデータをゼロにしたいというのが、わたしの本音です。そしてもし下向するデータを平気で流すと、あるいは平気で話す人がいたら、どんどんそういう毒虫は、摘んでいきたいと考えています。そして、ヴァジラヤーナの世界に入った以上、もうその時期に来ていると。