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◆90/3/16 富士山総本部
本当の帰依と、フリーメーソンの秘儀
まず、『タ刊フジ』の内容を、持ってきたかマハー・マーヤは。ちよっと持ってきてくれ。
先週、『週刊文春』において、麻原彰晃の、左道タントラ・イニシエーションの、ま、本当にどうしようもない記事が出たと。そして今週は、『夕刊フジ』において、またもう一つ、どうしようもない----要するにチベット仏教と、オウム真理教との関係はこういうものだというような、また、どうしようもない記事が出てると。
で、今日は、その記事をまず題材として、少しお話をして、で、修行者というものは、どういう心構えに立たなければならないかの話をしたいと思います。そして次に、一つの、これは地球規模においてかけられている秘儀、これはフリーメーソンがかけている秘儀だけども、この秘儀の話について少ししたいと思います。まあこの二つの話の内容を、あなた方が理解するならば、どのような心構えで接し、ものの見方を見たらいいのかということが理解できるでしよう。
まず時間がもったいないから、ちょっとその前に質問があったら受けるけど。----来たか。じゃあ、カルマ・ゲーリック君が言ったといわれる内容について、これから皆さんに発表しましょう。これはわたしと一緒にね、チベットに行ったことのある弟子たちだったら、よくわかってることだけど。
(マハー・マーヤ)永岡君の言葉ですか。
(尊師)いや、永岡君の言葉ではありません。よく、聞いてください。カルマ・ゲーリックの言葉の内容について、読んでくださいと。
実はこれは被害者の会の会長の永岡辰哉の父親がインドに行ったと。そしてまあ、ダライ・ラマと会わしてくれと言ったけども、忙しくて会ってくんなかったと。そして、宗教局長を行なっているカルマ君が一時間ぐらい会ったと。で、そのときの内容であると、いうことだね。
(マハー・マーヤ)新聞にはこう書かれています。「多忙の十四世に代わり永岡会長の直訴を受け付けたのは宗教庁次官のカルマ・ゲーリック・ユトック氏、チベット政庁の実力者だ」。
(尊師)このカルマ君というのは、ねたしがカルマ君と言ってるぐらいだから、どういう関係かわかると思います。「よう、カルマ」というような間柄ですね、これは。
(マハー・マーヤ)はい。「会見に先立ち、永岡会長はカルマ氏に、『あなたの見解は宗教大臣の見解であり、ひいてはダライ・ラマ十四世の考え方といっていいですね』と念を押すと、はっきり『そうです』と言ったという」。
(尊師)まず、宗教大臣というのは、カルサング・イエシェだね、これは。はい。----続けてください。
(マハー・マーヤ)「カルマ氏は大変困惑の表情を浮かべていた。会見は終始、友好的に行なわれたのだが、呆れたという表情になったのは、永岡会長オウム真理教が行なっているという“血のイニシエーション”について話したときだ。『なぜ百万円出して血を飲むんだ』と言って『信じられない』を連発した」。
あと、はい。「麻原氏のことを解脱した人とか、超能力を有してるなどとは、十四世も宗教大臣も一切言ってません。だいたいそういうことは自分自身が公言して言うことではないでしよう。十四世がイニシエーションを与えたという事実もありません。ここは来るものを拒まずというところなんですよ。麻原さんはみんなと同じように説法のときにいたんです。何百人もの前にしてやる説法のときにいました。その程度のことなんです。
ダライ・ラマとしては、オウムはどういう宗教であるか知る由もない。その中で本人が解脱した人とか、悟りを開いたと言っていることに対しても意見を言うこともできない。しかし、オウム真理教という宗教とチベット密教とは全く関係ないんです」。
そして、「カルマ氏は、麻原氏がやっていることは日本からの報告で知っていた。一度、事件が発生しているがどうかと質問したことがあり、」----これはカルマが麻原彰晃に、という意味です。「麻原氏は『そういう関係は一切ない。マスコミが勝手に書いているだけだ』と答えたという。」
(尊師)君たちは、これについてどう思いますか。
なぜわたしが、ここで君たちにこういう話の内容をね、聞かせたかということについて、まず話さなければならない。
(マハー・マーヤ)すみません、もう一言ありました。
(尊師)はい。
(マハー・マーヤ)「日本のプレスからも、問い合わせがきていて、困惑しているんです。はっきりさせるためにももう一度彼に聞きたい」。
(尊師)召喚するとはどこにも書いてないよね。わたしを。
(マハー・マーヤ)はい、ないです。
(尊師)ふん……。
まず、言いたいことは、君たちは、こういう記事の内容を読んでだ、どのような心構えに立たなければならないか、ということの題材にしなければならないということだ。
例えば、わたしがダライ・ラマにヤーメンタカ・イニシエーションを一対一で受けたことは、まあここにいるマイトレーヤ、あるいはケイマを含めて、マハー・マーヤ、ね、あるいはまあ、多くの高弟たちが知っている事実である。ということはこの中の、ま、重要な一部分が完全に嘘であるということの証明になろうと。
ではなぜチベット仏教は、そのような嘘をつかなければならないのかと。それはチベット仏教が亡命政府であり、そして日本には、仏教と呼ばれる団体がたくさんあり、そしてその援助を受けているという体面があるからである。
つまり、オウム真理教と、それからダライ・ラマとの関係、あるいはチベット仏教との関係を大きくクローズアップされることについて、彼らは恐怖しているのである。
いいですか。で、問題はここです。ま、それは、それでもいいでしょうと。「いいでしょう」というのは、事実として受け止めてほしいと。じゃあ、受け手のわたしはどのような立場に立たなけねばならないかと。----おそらくわたしは、この記事内容そのものがダライ・ラマの指示によってなさねたものだと考えています。そして、それは、例えばわたしを、こういう叩き方をしたとしても一切反論をしてこないだろうと、一切の反駁をしてこないだろうと、麻原はダライ・ラマの心を理解しているだろうという気持ちをもって、この反駁がなされたものだと理解してよろしい。もちろんカルマ君、あるいはカルサング・イエシェは、そのことについては理解していないはずである。だから、ここでダライ・ラマ法王の登場がないわけだね。
ではなぜ、ダライ・ラマは、わたしがこの内容についての反駁をしないと考えたのかというと、まあ今までも、チベット仏教とオウムとの関係はそうだけども、わたしはチベット仏教から何かを得ようと考えたことはない。これはわたしの本音です。----ただ、前生において深い縁のあるチベット仏教を援助しなければならない、応援しなければならないと考えてお付き合いしてきました。そしてそのことについては、ダライ・ラマもよく理解をしていて、まあ、ダンマについての話というものは、初めこそあったけどもね、後半についてはほとんどないと。世界情勢について、あるいはまあ、ね、故人について、「故人」っていうのは逝った人についてとか、まあいろんなことについての話し合いがなされたと。
で、なぜ、ダンマの話をしないかというと、わたしの中に、もうそれだけのベースができあがっていると彼は理解していたからだと思います。
そして、まあこの前回の左道タントラ・イニシエーションの話もそうだし、今回の『夕刊フジ』もそうだし、例えばわたしたちがコメントを出すならば、またそれが逆手に利用されることになるでしょう。で、ポイントはね、今、一体マスコミは何を考えてるのかと、あるいは政府は何を考えてるのかというと、反論をさせない状態で、一方的なマスコミの攻勢に遭わせ、つまり反撃できない相手をめった打ちに殴りつけてるというふうに、彼らは意図して計画をしてやっているんだと思います。でなかったら、この内容は永岡辰哉の一方的な内容であるにかかわらず、確認をしないで新聞に載せるというのはおかしいと。でしょ?----普通だったら、こういう事実があるんだけどもどうだろうかという確認をまず行なって、そののちに行なうべきだよね。どうだそれは。
要するに彼らは、麻原彰晃の人間性、そしてオウム真理教の実態というかね、その----ま、実態でいいだろう。これを徹底的に叩きつぶすために、こういう作業を一生懸命行なってるんだと、わたしは考えてるわけだ。
じゃなぜわたしがそう考えたかという背景について話さなきゃなんない。まだ、今、わたしの弟子の中には、そういう弟子はいないけども、もしわたしが、わたしのタイプの弟子を持って、そして例えば、本当の意味での帰依とか信とか----これはダライ・ラマに対するものではなく、真理に対する----信とか帰依とかの確信を持っているとしよう。だとするならば、いくら、どのようなかたちで叩かれたとしても、それを受け入れるだろうと考えるだろう。まだわたしの今、弟子たちの中には、そういうタイプの弟子はいない。つまり今、オウム真理教の中にいて、庇護されてるから、ね、----例えば叩かれたとしても、それに対して沈黙を守るとか、あるいはオウムサイドの発言をするだろうけど、もしこれがいったん外に出て、そして例えばわたしの方から攻撃を仕かけたとして、やっぱりそれに対しては反論をしてくるタイプの弟子しかいないんではないかと考えています。そして本当の意味での帰依と、あるいは信というものは、そういうものだと。
わたしは、例えば、オウム真理教が悪者になることによって、チベット仏教の体面が保たれ、そして亡命政府、政府の立場が安定するならば、それでもいいと考えています。----よってわたしは、今回の件に関しても一切コメントをしないつもりだ。ただまあ、内弟子は、内弟子である君たちには、ある程度の内容を説明しておかないと、また君たちの中で、心の乱れが生じたらまずいからね。----っていうのは先程も言ったとおり、本当にまだ、信とか帰依とかが培われていない弟子たちの集合体だから、オウム真理教というのは。
本当の意味で解脱をすると、何を考えるかと。それは、真理の保全、あるいはグルの意思の保全を考えます。そしてわたしは、世界にあるいろんな宗教の本質、この本質を守るということが、わたしの役割だから。
今までチベット仏教に関しては、そうだね、億以上の金が実際に布施として動いています。それだけの関係が、ね、あるにかかわらず、こういう叩き方をしてくると。そしてそれに対しても一切心が動かないと。----あなた方は、本当の意味での帰依、信、確信というものを得てくれることを望んでね、今日の講話にしたわけです。いいですか、わたしの言いたいことは。
(一同)はい。
(尊師)わかりますか。
(一同)はい。
(尊師)次に、今、フリーメーソンが、この地球上、地球規模というか、人間界にかけている大きな秘儀の話をしたいと思います。
わたしは、この前、カルマを受けてどうこうという話をしました。それは知って、覚えてるね。で、今、なぜ、この地球上の生き物たちは、カルマの返りが悪いのかっていうことについては、皆さんはどう考えますか。----じゃあ三つぐらいちょっと意見を聞いてみようかね。マンジュシュリーはね、もう答えを話してるから----わからないか。
まず、熱というものを、いいですか----カルマだと考えてください。熱エネルギーというものをカルマだと考えましょう。なぜかというと、この欲界を構成している元素は、火元素だからであると。熱元素だからであると。これはOKだね。すると、その熱元素は何に対して働きを加えるかというと、心に対して働きを加えると。これはOKですね。
では次の質問をしましょう。この熱元素、この熱元素が、例えばだよ、固体に対して影響を与えた場合、液体に対して影響が与えた場合、あるいは気体に対して影響を与えた場合は、どのような変化があるだろうか。
これについてちよっと、マンジュシュリーにまず、聞いてみようじゃないか。
(マンジュシュリー・ミトラ大師)まず、固体に対して、熱エネルギーを加えた場合には、それは当然、次の段階として液体になり、さらに熱を加えて気体となり、いう具合に、ステージが変わっていくと思います。液体に対して加えたときには、途中の段階ですね、つまり液体から気体というところから始めます。そねで、気体から以降については、さらにいろんなプロセスがあるんですが、ちよっと質間の主旨を得ない……
(尊師)わかった、OK。変化しやすい変化しづらいはどうだ。
(マンジュシュリー・ミトラ大師)あ、そねは当然、気体の方が変化しやすい。液体になると、一段階、余計なプロセスがいりますから変化しにくいです。固体になるとさらにその液体になるのに、もう一段階、変化が必要ですので、さらに変化がしにくい。
(尊師)データとして、例えば熱エネルギーを何カロリーか知らないけど使ったとしようじゃないか。で、例えば固体に対して使った場合、液体に対して使った場合、気体に対して使った場合はどうだ。----同じエネルギーを使った場合。
(マンジュシュリー・ミトラ大師)同じエネルギーを使っても、あれ……そうですね、まず固体から、固体の状態のまま、エネルギー……
(尊師)運動エネルギーに変化する割合を聞いてるんだけど。運動エネルギーというか。
(マンジュシュリー・ミトラ大師)その状態の変化のみでも相当のエネルギーが消費されますので、固体に投入した場合にはまだ、それだけでは少ししか出てこないと思います。
(尊師)そして君たちも知ってのとおり、固体・液体・気体というのは、これは順に高い温度になってるわけだね。例えば、ここにある、こういう物質でも必ず固体から液体、あるいは気体、そしてプラズマというかたちをとって変化していくと。たどって変化していくと。
で、何を言いたいかというと、より人の心を物質化、あるいは冷たくさせると。物質化させる、冷たくさせることによって、カルマの法則というものが、変化しづらい状態ができあがってくるわけだ。で、それは安定と言うことができるが、その安宅状態を崩すために----と言うよりも、蓄積されるエネルギーの総量というものは固体の方が高いと。これは何を言いたいかというと、そこに使われたカルマの、その、固体を例えば気体にもっていくまでのエネルギー量が高いと。これはデータとして残っているわけだから当然、それをまた元の状態に戻すためには、それだけのエネルギーが必要になってくると。これはOKだな。
だとするならば、当然、早くカルマを現象化して、早くカルマが返ってきてくれた方がカルマは落ちるよね。ところが現代の人たちは、心を物質化、あるいは固体化、あのう、ね、冷たくしているから、それが返りが遅いと。しかし、使われてるエネルギー量は多いから、死後の世界において一気にその変化が生じると。これはOKだな。
これが、今フリーメーソンの使っている秘儀なんだね。つまりこの世にカルマの法則というものを感じさせないように見せないように、いろいろな手段を使っていると。
例えば、病院と死に場所とを違えるってのもその一つだ。昔は----っていうかまあ、これ、日本以外の後進国と言ってもいいかもしんないけど、多くの人の死というものを絶えず見ているから、人間の生の無常性というものについては敏感に反応する。ところが今は死んでいく人、ほとんど病院で死んでいくと。----そして最後の断末魔も、ねえ、例えば人口呼吸器とか、あるいは点滴とかいう形で、生命だけ存在してて、体の動かない状態が作られると。もう完全に物質化であると。そしてわたしたちは、その人の死というものに対してほとんど見ることはできないと。
ということは、その情報を与えられないわけだから、それはちょうど今のオウム真理教と同じだ。否定的なマイナスの情報だけを一般の人に与えていると。彼らがオウム真理教の実体を理解できるはずがないと。同じように、彼らが死というものの存在を知識としては知っていても、認識できる、そしてそれを理解できるはずがないと。ということは、生、この生きるということに、生きている時間、生きている空間ということに意識が固定化されるだろうと。そして、心はどんどん物質化し、物を多く持てば、あるいは金を多く持てば、あるいは、この世で楽しめば、この世で高い地位に立てば、幸福であると考えるようになると。
なぜ、わたしは秘儀と言ったかというと、そのようなかたちで、人の心をコントロールすること、あるいは人にカルマの実態っていうのを見せなくすることというのは簡単にできるんだね。
そして、この、こういう流れというものは、人の霊性を向上させない、最もひどい世界の形態ということができる。そしてわたしたちは逆に人間の生の無常性、あるいはカルマの法則、これを徹底的に、みんなに広めていく役割があるんだということを認識しなければならない。いいね。
「ペンは剣よりも強し」ということわざがあります。しかし、ペンよりも強いものがあるんだということを、まあ、時期が来たら、皆さんに証明いたしましょう。はい、それでは今日の講話をこれで終わりましよう。
はい、頑張って修行しなさい。