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◆88/1 東京
菩薩の意識を持て

 今日夜礼を、皆さんに集まってもらった理由というのは、新しい人たちがたくさん来て、オウムの規律だとか、あるいはその救済の意義だとかについて、あなた方の中に認識不足、あるいは誤った見解を持ってる、ね、というのがあるんではないかということで、まず、いったん、こういう会合を設けて話し合った方がよろしいということで集まっていただいたわけです。
 今年は一九八八年、二〇〇〇年まであと十二年しかない。で、この十二年のうちにおそらくわたしが予言したとおり、人類滅亡の日が来るであろうとわたしは考えています。で、それを救うことができるのはただ一つ、ね、オウム真理教しかないと。このオウム真理教が世界に羽ばたいて、そして世界の、ほんとに真の魂の清らかな人たちと連帯をとって、ね、そして世界的に、世界を浄化し尽くすならば、救済は成功するんではないかと考えています。そのためには、まずあなた方スタッフが、もっと意識を浄化しなければならない。そして、自己に打ち勝つ訓練をしなければならない。
 会員の間は、すごく、ね、現実的な生活と、そしてまあ修行という----どう言ったらいいのかな----浄化するお薬を飲めば、あなた方自体ね、満足できたかもしれない。しかし、スタッフになった以上はそれでは駄目だと。現世的なものを完全にブロックして、そして救済だけを意識すると、ね。
 もちろん、これはあなた方のためでもあるんだね。何かというと、あなた方がグルやシヴァ神を長く意識し続ければ意識し続けるほど、例えば極厳に入ったとき、短い期間でね、成就できるし、そして結果も早く出てくる。
 例えばイニシエーションというのは、わたしがあなた方のコーザル、心にね、あるいはアストラル、イメージに、あるいは肉体に直接エネルギーを移入する方法だから、あなた方が例えばグルに対する愛だとか、あるいはグルに対して、ね、心・意識をいかに開いてるかということがポイントとなってくるわけだ。
 オウムが小さいころ、まだ五人とか十二名ぐらいしかいないころね、このころはわたしとダイレクトで話す機会がそれぞれにすぐあった。しかし今ね、もうスタッフが百名ぐらい上がってきてる。百名近くなってきてるということは、それだけわたしとは会って話す機会は短くなる。少なくなる。ね。
 じゃあどうしたら、もっと長く対話できるんだと、ね。別に言葉を使わなくても、これは大師方はよくご存じだけども、言葉を使わなくてもわたしと話すことはできるわけだ。何かと。わたしに意識を向ければわたしのエネルギーが勝手に来ちゃう。しかもあなた方はスタッフだ。スタッフということは何かというと、わたしの娘であり息子であり、あるいは恋人であり友人なんだね。つまり会員から一歩わたしに近づいたわけだ。それだけエネルギーは大量に注がれるだろう。それは、そのエネルギーというものは、例えばプルシャとか、プルシャ型たまて箱の比ではない。そんなのお遊びだ。だから今日から心を新たにして、そして、ね、自分たちは真理教を支える菩薩なんだと、ね、いう意識を持ってほしい。
 ある者は、ね、釈迦牟尼タイプで、早くこのスタッフのプロセスを終わりにしてね、そして成就してみんなを救済したいと考えるかもしれない。ある者は、マイトレーヤと同じように、ね、みんな一緒に解脱させようと、自分とみんなと一緒に解脱させようと考えるかもしれない。ある者は、マンジュシュリー・ミトラと同じように、ね、自分は最後でいいと、まず周りの人を解脱させて、ね、解脱させるお手伝いをして、最後に自分は解脱するんだと考える人がいるかもしれない。その三つのパートは、ね、----もちろんマンジュシュリーミトラの心っていうのは本当は清らかなわけだけども----この、ね、三つのどれかに属してほしい。少なくとも、ね、自分の成就のためだけにスタッフになるんだという気持ちは取り除いてほしい。なぜだろうか。それはわたしがマイトレーヤの化身だからだね。
 そうなるとあなた方がもし小乗だとするならば、あなた方はオウムから去らなければならない時がいずれ来るだろう。それはわたしの救済のプログラムに入ってないからだ、小乗が。
 これはね、会員はそうではない。会員は、例えばあなた方が一回会員に戻って、自己の修行を完成して、小乗としてニルヴァーナに入るのは構わない。しかしスタッフというものは、ね、偉大な功徳を積んで、そして他の人と自分と一緒に成就するためにいるわけだから。つまりグルの意思というものは他と、ね、できるだけ多くの人を成就させることにあるわけだから。そこのところを、ね、意識しなきゃいけないんだから。そうなってくると、ね、自分だけが成就するプロセスと、周りも一緒に成就させていくプロセスとどちらが大変か考えなさい。それは雲泥の差だ。ね。エネルギーだって二倍、三倍、四倍と強くなってこよう。
 もう一度繰り返すよ。自己に厳しくなろうね。そして菩薩の心を養おう。ね。菩薩、ボーディサットヴァとは何かというと、ね、大慈大悲といわれている。ということは人類に対して、人類の悲しみ、ね、これをしょい、そして人類の、ね、最高の喜び、魂の最高の喜び、マハーヤーナに至らせること、これをボーディという。で、サットヴァとは何かというと、ね、これは真理に基づいた道筋ということだね。だから大慈大悲というベースをもとに、ね、真理を実践し、そしてすべての人のために自己はここに存在するという意識をあなた方が持ったとき初めて、あなた方はオウムのスタッフといえるんだね。
 あなた方に期待しています。頑張ってください。