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◆89/11/15 富士山総本部
六処の否定----目・耳・鼻・口・触覚・心の動きが苦の原因である

 それから移動しながら聞きなさい。時間もったいないから。次に指導するのは、まず六百時間終わってない人は全力で六百時間終わらせるってことだ。立位礼拝を。一日二十四時間あって、食事、睡眠、その他で、四、五時間は減るかもしれないけども、少なくとも二十時間前後はあるはずだ。声が出なくなっても、体が動かなくなっても、心で立位礼拝を続ける。いろんな思念が出てくるかもしんないけど、そんなのはぶっ砕いて進む。いいね。そして速く六百時間終わらして、次のステップに入るようにしなさい。
 次に六百時間終わった人は、まずラージャ・ヨーガの成就に向けて修行を始める。そのために使うプラーナーヤーマは二種。第一種はアパンクリヤ、第二種はヴァヤヴィヤ・クンバカ・プラーナーヤーマ。この二種だ、使うのは。そして、三グナを見るまでは----いいか、ここは大切なとこだ----三グナを見るまではツァンダリーの瞑想には入れない。いいね。何をやるかというと、三グナを見るまではただひたすら、目・耳・鼻・口・触覚、そして心の動きそのものが苦の原因であると。これを言い続ける。目・耳・鼻・口そして触覚と心の動き、それがすべて苦の原因であると。よってわたしはこれから離れると。いいか。目・耳・鼻・口・触覚と心の動き、これが苦の原因であると。
 つまり何かというと、視覚、そして嗅覚、味覚、一つ抜けたね、聴覚、それから触覚、そして心の働きすべてが苦の原因であると。これをマントラとしてでもいいし、考えてもいいからとにかく考え続けなさい。ではいつ考えるんだといったら、ヴァヤヴィヤ・クンバカ、あるいはアパンクリヤの呼吸を止めているときにそれを考え続けなさい。この修行をやると死の恐怖が出てくる。そして、死の恐怖が取り除かれたとき、三グナを見ることができる。早い人は三日で見るだろう。つまり、早い人は三日でラージャ・ヨーガの成就が起きるはずだ。いいね。
 ----何名ぐらいいるんだ、だいたい立位礼拝終わった人間は----三十名。少なくとも、今週中には、十名から十五名の成就者は出るはずだ。まずスワミは出るはずだ。それができるかどうかというのは、君たちが先程言った、六処を滅するその詞章が唱えられるかどうかだ。一切イメージが出てこようとヴィジョンが出てこようと、光が出てこようと色が出てこようと否定しろ。それ全部----いいな。何が出てきても否定しろ。夢も全部否定してしまえ。いいね。そして、三グナを見た次から、ツァンダリーの瞑想に入る。いいね。つまり座り続けるということだ。膝が痛かろうが足が折れそうになろうが何であろうが座り続けろ。いいね。
 到達の仕方は先程も言ったとおり二つある。その第一は六処について考え続けるということ。第二はただひたすら否定し続けるということだ。目・耳・鼻・口・触覚、そして心----意だね----の動きすべてが苦の原因であると。これを真面目にやってれば、もう初日から心はどんどん平静になってくる。
 そして、絶対に横になるなよ。どうしても疲れて、眠たいときは座って寝ろ。いいな。
 立位礼拝六百時間終わった者は、まず、第一に、先程言ったヴァヤヴィヤ、アパンクリヤのやり方を学んで、そして次に、その小乗のラージャ・ヨーガの瞑想に入る。いいね。
そして、ラージャ・ヨーガが終わった者はポアの間に入り、そこから、次はツァンダリーの瞑想に入る。いいね。もちろん、ダルドリー・シッディの起きている者は、遅くとも十日ぐらいでクンダリニー・ヨーガまで終わるはずだ。そしてこれは覚えときなさい。アストラル・テレポーターがあろうとも、あるいは甘露水があろうとも、最も強力なエンパワーメント、エネルギー移入は、わたしがここにいて君たちと一緒に瞑想することだ。そして、わたしは約束を守るために、君たちと一緒にこれから瞑想をするつもりでいる。
 それから、できるだけ----できるだけというのは、四大師以外のクンダリニー・ヨーガの大師は、この中に入らないように。クンダリニー・ヨーガの大師とはどういうことかというと、まあ、マハームドラーとかまあ大乗のヨーガ、終わってれば問題ないけども----できるだけ入らないように。それは、空間を汚すことになる。
 よし、それではこれから、修行を始める。それから担当の四大師は、スケジュールを組んで休息に入るように。必ず三大師はここにいるようにしてほしい。
 よし、ではまず、きちんと蓮華座を組んで、前の方はアパンクリヤ、あるいはヴァヤヴィヤ・クンバカを始めなさい。後ろは立位礼拝を始める。それからマンジュシュリーは----まだか。じゃA、Mと一緒にちょっと、マンダラ供養の用意してくれ。