マイトレーヤ元正大師の特別寄稿
第25回 近づくアクエリアスの時代の宗教革命!
現在我々は、大いなる宗教革命の前夜を生きています。なぜ、そう言うことができるのでしょうか。
それは、情報技術の革命後は必ず宗教革命が起こるからです。それは、宗教が教えという情報を中心としており、情報・データのコントロールこそが、その修行の最大のポイントであるからです。
ユダヤ、キリスト教の発展は、経典というものができました。すなわち、教えが書物に収められることが大きな支えになりました。それによって、以前より多くの人が同じ教えを容易に共有することができるようになったからです。
次に、15世紀にグーテンベルクの活版印刷機ができました。これは、ヨーロッパ・ルネッサンス期の3大発明の一つだったと思いますが、この直後に、有名なルターとカルヴァンによる宗教改革が行なわれました。
ルターは、それまで、カトリック教会が、一般の民衆はわからないラテン語の聖書を用いて、民衆に説法することにより、教会を唯一の神の代理人と位置付けて、いわば教えの解釈を独占していたことに対して、聖書をドイツ語に翻訳し、活版印刷して、一般民衆が皆、神の教えに直接触れることができるようにしました。彼は、民衆に対して、「神に戻れ」と、神の言葉との直接の触れ合いを勧めたことは有名です。
そして、この本が30万部も印刷され、当時としては、文字の読める知識階級のほとんどが読むに至ったのは、活版印刷と、それに基づく出版業の形成によるものであることは疑いありません。その後、ご存じのようにカトリック教会に抗議する宗派として、現在のプロテスタント勢力が誕生していきました。
そして、情報革命とそれに続く宗教革命は社会の大きな変革を引き起こします。ルターの次に出てきた、カルヴァンは、世俗の仕事を神の与えた天職と考え、勤労の精神を説き、これが後に資本主義の精神的土台となり、その後の産業革命を支えたのではないかと思います。さらに、活版印刷の普及が人々の教育水準、知的水準の向上に大きな影響があったことは疑いがなく、16世紀に入って、近代哲学や科学の源になったベーコン、デカルト、カント、そしてニュートンなどが現われ、18世紀後半からの産業革命、そしてフランス、アメリカなどでの市民革命と民主主義の台頭に至りました。
さて、今回の情報革命の最大の特徴はコンピューターです。現在の電気計算機のひな型は、戦後に徐々に広がり始め、1980年代からパソコンが普及し始め、2000年代に入って、だれもがパソコンを使う時代に入り、一般の人も使いやすいような、OSや、携帯情報端末、ノートパソコンといった製品が出回り始めました。
そして、1990年代後半から、世界中のパソコンを結ぶインターネット網が形成され、世界中で瞬時に電子メールの送受信が行なわれ、商品の売買がインターネットによって行なわれるようになりました。
さらに、今までマスコミにしか許されなかった、情報発信がどんな人でも容易にできる時代になりつつあります。つまり、出版社を通さなくても、パソコンとインターネットで、自分の著作を世界中に向けて発表でき、将来的には、小さなテレビ局が無数に生まれるかも知れません。来年には携帯テレビ電話が導入される見込みです。これはパーソナル・マスメディアとも言うことができます。これが、現在、話題になっているIT革命(情報技術革命)の一端です。
これは、最終的には、現在の巨大資本が支配する社会の権力構造に大きな影響を与え、社会の大きな変革につながるだろうという予測もあります。わたしもこれに同感ですが、本稿では、そこまでは話を広げず、宗教革命に話を絞りたいと思います。
皆さんもご存じのように、情報技術革命が、既に教団にも大きな影響を与え始めています。というよりは、教団はこの歴史の流れをはっきりと意識し、来るべきアクエリアス(水瓶座)の時代の救済を見据えて取り組みを開始しています。
このアクエリアスの時代という概念は、未来宗教のイメージとして既に説かれていることはご存じの通りです。そして、アクエリアスの時代の意味合いを調べてみると、それがコンピューター情報技術と結び付きます。あるインターネット・ホームページには以下のような記載がありました。
『来たるべきアクエリアスの時代』(1985年潮文社)ではこう予測されています。“水瓶座”の特質が示すのは『権威主義(縦社会)への反抗と革新』,『自由な発想と個性尊重』,『発明と科学・技術』,『友情と連帯(フラットな関係重視)』などです。また,“水瓶座”は『交流とコミュニケーション』を司る“風の宮”に属しています。今後,爆発的に発展するコンピュータとインターネット社会は,地球全体,人類全体の神経ネットワークになるでしょう。これらの変革がバランスよく進み,変革のための破壊が致命的なものにならないよう我々が努力すれば,21世紀は“精神と科学”の調和したすばらしい社会が実現するでしょう。
ある占星学のホームページでは、アクエリアスの主星である天王星について、
天王星 転機と変革。革新的。発明など左脳的な面の能力。コンピュータや電波も。
としています。
このように、アクエリアスの時代の重要な要素としてコンピューター、発明、変革,革新というものがあります。わたしは、この宇宙のエネルギーは地球の出来事に影響し、コンピューター技術による情報技術革命(IT革命)に引き続いて、それをフル活用した宗教革命が行なわれるであろうと確信しているのです。
最近、教団の未来ヴィジョンの一つとして、「サイバー教団」、「サイバー救済」というものが打ち出されていますが、このサイバーとは、高度なコンピューター技術、情報通信技術を意味しており、まさに予言されたアクエリアスの時代の教団を目指したものです。
さて、上記の占星学関係の資料における、アクエリアスの時代が精神と科学が調和する変革期であるというヴィジョンは、まさに説法にあるアクエリアスの時代を支える宗教のイメージ、すなわち、宗教と科学の合一とだぶるものです。ここで、改めて、その説法の内容を確認しましょう。
もともと現代の人々の生き方というものは、魚座の影響を受けている。この魚座は、アフロディーテ、およびキューピッドが象徴されている。つまり、まさに恋愛、および邪淫の時代なのである。そして、現代人の喜びのほとんどは、この邪淫および恋愛に集中する。この時代の特徴として、このアフロディーテやあるいはキューピッドが、なぜ魚の形に変化(へんげ)しなければならなかったのか。それは、この世最大の怪物から逃れるためである。つまりこの時代は、まさに強い者から逃れ、そしてひたすら自己の性欲、あるいは恋愛を満足させる時代なのである。
ところで、この水瓶座の特徴は何かというと、これはまさに美しい少年が神に愛され、そして天界へ至るという水瓶座の話でもわかるとおり、人間が、選ばれた魂が神へ至る時代が到来することを表わしている。選ばれた魂が神へ至る、――しかもそれは少年である――これは大変興味深い。つまり、聖なる修行者が、そして天王星の運動、つまりツァンダリーの運動でもわかるとおり、エネルギーの上昇と下降、および神への奉仕によって天空へと至ると(中略)。
いろいろな占星学者が、水瓶の時代はいつであるかを考えた。そして、それについては約2説あり、1800年代から入っているという説と、それから2000年の頭であるという説とがある(中略)。
オウム真理教の信徒とし、あるいは出家修行者とし、修行を続けている者は、オウム真理教の二つの瞑想体系についてよく知っているはずである。それは、一つはグルヨーガ・マイトレーヤの瞑想、もう一つは小乗のツァンダリーである。この二つの瞑想は、インド密教、あるいはチベット密教に原形を見ることができる。そしてまさに、小乗のツァンダリーのエネルギーの循環は、天王星の運動と同じであり、またグルヨーガ・マイトレーヤの(中略)瞑想は、まさにアクエリアスの時代の人が神に至る意識の移し変え(中略)と同じなのである。
(中略)このように言うと、君たちは疑問を持つかもしれない。では、その本体であったはずのチベット密教がなぜ滅んだのか。(中略)
もともとこのアクエリアスの時代、この主星、例えば天王星、この星が意味するものは何かというと、これは科学、発明、発見なのである。つまり、宗教と科学が合一しない限り、その宗教においてエネルギーの循環、および意識の移し変えが存在し、しかもそれが完璧なまでに科学的な宗教でない限り、この時代を支えることはできないのである。それは、先程述べた宇宙のエネルギー、天体のエネルギーから自分たちの小宇宙、つまりこの人体にエネルギーを受けるとき、その天体の特性をしっかり理解し、そして完全にオーバーラップさせた者のみが残り、そしてそれが主流となり、衆生を救済することになる。
宗教と科学が合一したアクエリアスの時代の未来宗教、未来教団。それは、仏教に伝わる理想郷シャンバラの現出でもあります。なぜなら、シャンバラこそ、高度に発達した科学が、解脱・悟りの修行をサポートしている世界だからです。ですから、このアクエリアスの時代は、真理にとって最高の時代であると言うこともできるしょう。
では、そのアクエリアスの示唆する、コンピューター技術は、どのように今後の救済活動に役立つのでしょうか。
まず、皆さんが既に恩恵を受けているインターネットやテレビ電話による真理の法則の流布があります。この寄稿もまさにそれによって皆さんに届けられています。さらに、まもなく、教団テレビ放送も行なわれるようになります。
また、インターネッタを通じた導き、法施というのも既に現実のものです。最近の人は、人と最初にコンタクトする場合、直接会うのではなく、電話、メールから入っていくようになってきています。交友関係が、サイバー空間で形成される時代なのです。これからの若者たちは、ますますサイバー人間になるでしょう。それを救済できるのは、サイバー教団にほかなりません。
さて、サイバー技術によってもたらされる宗教革命は、単に法施の手段を容易にするだけでは全くありません。それだけなら革命とは言えないでしょう。それは、画期的な修行体系の変革がもたらすのです。これは大変な革命になります。
皆さんがご存じのように、古来、三つのイニシエーションが存在しています。
一つ目は、現象界のイニシエーション。これは口頭伝授です。よって、言葉で伝えられます。二つ目はアストラル・イニシエーションです。これはアストラル世界のイニシエーションです。三つ目がコーザル・イニシエーションです。これは、コーザル世界のイニシエーションで、すなわち、心にダイレクトにイニシエーションを与えるものです。
そして、前に申し上げましたように、現象界のイニシエーション、すなわち、言葉によるイニシエーションは、それを印刷する技術が生まれたグーテンベルクの時代に、非常に多くの人に、容易に伝授することが可能になりました。それが、民衆が皆聖書を読める宗教改革が可能となったのでした。
しかし、アストラルのイメージや音、コーザルのデータは、長らく、生きているグルに直接伝授を受ける以外には、正確な伝授を受けることは不可能でした。20世紀に入った段階でも、グルがいない状況で、レコードやテープで、グルのマントラの音を精密に再現することは不可能でした。イメージといっても、絵では実際のものと違いすぎ、写真、ビデオ、テレビの類では、実際この世には存在しない、高い世界のイメージを精密に表わすことは難しいものでした。コーザルのデータ、すなわち心・精神に深く関係するものとしては、脳波がありましたが、それを精密に再現することも同様でした。
しかし、高度なコンピューター技術の発達が、これらの問題を解決し始めています。
例えば、わたしたちが、様々な観想が必要な秘技瞑想イニシエーションについても、3次元立体映像(3D)による、リアルなイメージの伝授が可能になろうとしています。それはまさに、見ているだけで瞑想になりそうなイニシエーションです。今、教団では全力で、グルヨーガ・マイトレーヤ・イニシエーション、小乗ツァンダリー・イニシエーション、グルヨーガ・イニシエーションの3Dヴァージョンを作製しています。その美しく鮮やかなイメージは見るだけで皆さんの心・イメージを浄化することでしょう。
さらに、音のイニシエーションも、普通のテープなどではできない、グルのマントラの音の正確な再生をコンピューター技術で実現したものでした。そして、その特別版であるピラミッド・イニシエーションは、コンピューター・デジタル技術によって、ピラミッド内の空間で、成就者がマントラを唱えた場合と同じような、いやそれ以上のアストラル空間を再現することが可能になったが故に実現したものです。
さらに、画期的なコーザル・イニシエーションであるパーフェクト・サーヴェーション・イニシエーションもコンピューター技術によるものです。これについては説法を引用しましょう。
チベット仏教ニンマ派では、三つのイニシエーションを説き明かしている。それは、真理勝者による「霊感のイニシエーション」、そして、象徴を表わすことにより相手に霊的覚醒を促す「持明者(じみょうしゃ)のイニシエーション」、そして、人間の耳を通じての「言葉によるイニシエーション」の三つである。これら三つのイニシエーションの中で、最も高度なイニシエーションは、真理勝者による霊感のイニシエーションである。この霊感のイニシエーションというと、読者諸君は非常にわかりづらいだろうから、ここで少し詳しく説明する。
1988年、わたしは偉大なる成就者であり瞑想家の一人である、故カール・リンポチェをこの日本にお招きした。そのときの出来事であるが、例えばわたしが、「マハームドラーについてお聞きしたい」と聞くと、カール・リンポチェの空間でその答えが現われるのである。そして、わたしはそれを理解することができたという経験を持っている。これはまさに霊感によるイニシエーションである。つまり、心を心として相手に移し替えること、あるいは自分の経験したものを、言葉やその他一切のものを使わず、相手に移すイニシエーションである。
そして、現代科学の進歩により、この霊感のイニシエーションをわたしは開発することに成功したのである。
もともと、わたしたちの心で生じた思念、つまりいろいろな考えというものは、脳波を通じて表現することができる。そしてこの表現された脳波は、脳波計を通じて、精密なコンピューターにアナログからデジタルへと変換され、そして記憶される。そして逆に、デジタルからアナログへと変換された真理勝者の霊感が与えられることによって、確実に成就者の瞑想体験、あるいは思考プロセスというものを、相手に経験させることができるのである。
そして、今、かつらや帽子の裏に隠し、外に出ているときも装着できるような、超小型のパーフェクト・サーヴェーション・イニシエーション(たばこ大の大きさ)が開発され、いつでもどこでも24時間、このイニシエーションを受けることが可能になろうとしていますが、これもコンピューター技術の発展による小型軽量化が可能となったためです。
また、遠く離れていても成就者の説法を聴き、質疑応答をすることができる、テレビ電話会議システムも同様に、ISDN回線という情報革命の産物です。
これらの小型のパーフェクト・サーヴェーション・イニシエーションとINSについては、説法でも、極めて重要であると予言されていたものです。
このINSの導入、それからもう一つ、今回のパーフェクト・サーヴェーションのイニシエーション、この二つは、まさに20世紀の最後の10年における、人類に対する大きなプレゼントであると同時に、そして21世紀の千年王国をつくる上においての、一つの大きな光をわたしたちは見ているのではないか、と考えています。
実は、ここにぶら下げているこれは、第1回目のパーフェクト・サーヴェーションの持ち運び用のものです。非常に形も悪いし大きいと。しかし、もうすでに第二段階の研究が終わり、これはこの大体4分の1ぐらいの大きさになっています。そして、最終的には8分の1、つまりタバコのサイズぐらいの大きさのパーフェクト・サーヴェーションの、まあ、データボックスができるはずです。
さらに、単なる3次元立体映像ではなく、360度、仮想現実の空間を経験させるヴァーチャルリアリティー技術によって、アストラル、コーザルの空間の疑似体験が可能となるときも来るでしょう。教団でもその示唆を受けていますので、開発に取り組みたいと思います。これは、五感のすべてから神聖なデータを入れるイニシエーションということができ、マルチメディア時代であればこそ可能になるものです。これに関連する説法を以下に引用します。
つまりわたしたちは、メディアの時代に生きています。そして、ハイテクの時代に生きています。したがって、例えばわたしたちが日々取り入れる情報、その情報を空間的に限定し、その空間の中には真理のデータしかないとするならば、既にその段階でわたしたちは、上流、つまり真理勝者へ至る道を歩き出したということになるのです。
この場合、二つの道が存在します。その第1は何か。それは、五感を通じて入れる正しい情報と、それから第2番目は、五感以外の、アストラルやコーザルへ直接エンパワーメントを行なう道の二つです。この前者については、例えばオウム真理教におけるアニメーション、あるいは説法ビデオ、あるいはテープ等によってわたしたちがそれを記憶修習すればするほど、わたしたちの煩悩は減少し、そして善の実践・徳の実践・法則の実践・寂静の実践というものに励むことができるようになるはずです。そしてもう一つは、直接ダイレクトに、アストラル、コーザルへと影響を与える修行法、これこそがまさに、今オウム真理教で開発された、パーフェクト・サーヴェーションなのです。
こうして、現象界のイニシエーションだけでなく、アストラル、コーザル・イニシエーションに至るまで、多くの人々に伝授され得る時代に入りつつあります。まだ、それは始まったばかりですが、これらすべてが完成したときには、大変な効果をもたらす、イニシエーション体系の革命、宗教革命がおこるのではないかと考えています。
さて、このIT革命の時代は、単純に素晴らしい時代だというわけではありません。宗教革命と同時に、コンピューター社会が、社会、人間に大きな困難を与えるおそれがあるのです。それは、情報技術の発達は、必ずしも、清らかな情報を増やすのではなく、それよりも高い確率で、人々の心をけがす煩悩的な情報も増やしたり、情報の洪水によって、人々の精神が異常を来す原因になるであろうという予想が容易に成り立つからです。先程引用したホームページでは、
しかし有名な未来学者であるアルビン・トフラーは『未来の衝撃』(中公文庫)の中で
「変化の流れが非常に速度を増したため、われわれの時間の観念は大きく影響を受け、毎日の生活のテンポは大変革をきたし、われわれがまわりの世界を「感知」するときにも強力な影響を受けるようになった。……われわれは過去との間にとりかえしのつかないほどの溝をつくってしまった。昔の考え方、感じ方、適応の方法などを完全に葬り去り……人間の適応力に疑問を投げかけているのだ」 と語っています。
すなわち、今の人間が超高度情報社会に適応できるかという問題です。科学技術の発達で目まぐるしく変化し、24時間大量の情報が提供される社会で、既に精神病の増大のおそれが報告されています。多くの人々の精神は病むおそれがあるでしょう。
これに対応し、しかも、他人を救済するには、並の人間以上の存在・聖者でなくてはならないでしょう。よって、この時代のキーポイントは、単なるコンピューターによる救済では不十分で、やはり「アクエリアスの時代」のすべての要素を備えることが必要です。すなわち、説法にあるとおり、人間が神になるアクエリアスの物語に合わせて、我々が、人間・阿修羅のカルマを断ち切り、神々のカルマを形成する努力をしなくてはならないと思うのです。
そして、サイバー技術に頼ってばかりいては、神々に変化することができるかは大きな疑問です。もともと、成就というのは、修行者の努力とグル・神々の祝福の二者が一体となって訪れるものであると、個人的な説法を聴いたことがあります。ですから、サマナは、今生の人間界のカルマと、前生からの流れで強い阿修羅のカルマを切って、神聖天の意識に入っていくことが必要です。そのためには、布施、持戒、忍辱、精進、サマディ、智慧の六つの極限の実践と四無量心の日々の実践が欠かせません。これらの実践に、今もう一度取り組む必要があります。これもまた重要ですので、機会を改めて、別の寄稿で詳しく書きたいと思います。
最後に、未来ヴィジョンをまとめておきましょう。
アクエリアスの時代は近づいている。それは地球にシャンバラが現出されるとき。それは高度な科学と宗教の合一。そのために必要なことは、新技術による宗教革命と、一人一人のサマナが、人間と阿修羅のカルマを超えて、神々の意識状態へ飛躍すること。