タターガタ・アビダンマ 第一誦品
2−4 問題D

※(1)〜(25)に適切な言葉を入れてください。

◎四つの(1)の仕方
 この(1)の仕方には四つあり、第一は(2)による発生、これは皆さんもご存じのとおり、例えば鶏、アヒル等の鳥類、あるいは爬虫類などがこれに属している。
 第二は(3)である。(3)は、これは人間などがそれに属しており、子宮に転生するのである。そして、この子宮に転生するものは、動物、人間、低級霊域、そして意識堕落天がこれに属している。
 それから、第三番目は(4)による発生である。この(4)による発生は、昆虫その他がそれに属しているといわれている。
 そして、第四番目が(5)な発生である。これは地獄の一部や、あるいは戯れ堕落天などがこれに属する。ちなみに、戯れ堕落天は蓮華の花から生まれるのである。
 経典にはこのようにうたわれているが、わたしは実際経験から、肉体から死後抜け出した魂は、そのまま天界へ至り、天界の神として生活するように思われる。


◎(6)
 次は(6)である。
 (6)とは(7)を意味している。例えば、夢というのは今日から明日までの(7)であり、例えば(8)というのは、(8)に入る前から(8)から出た後までの(7)を指し、そして(9)というのは、今生の終わりから来世の始まりまでの(7)を指す。これを(6)というのである。


◎(10)のバルドー
 まず、わたしたちは死後、約三日から三日半、この(10)のバルドーに安らぐことができる。これは、心の本質、そこには(11)、空間しか存在しない世界に安らぐのである。しかし、現代の日本人は(12)が全く低いため、この三日間、あるいは三日半のバルドーを経験することはできない。この状態は、瞬間的に通過すると考えてもよろしい。


◎(13)のバルドー
 そして、この次に来るバルドーが上位形状界の(13)のバルドーである。このバルドーは、わたしたちが死の前の生においてどれだけの(14)の実践をなしたか、特にこれは(15)の教えを実践したかということがポイントになってくる。(15)の教えとは何かというと、これは(16)のことである。
 では、キリスト教、その他の宗教を実践した人はこの上位形状界の平和のバルドーを経験できないのかというとそうではない。この(15)の教えの一部は、当然キリスト教やあるいはユダヤ教、イスラム教等にも存在しているから、その人がどれだけ真面目に、例えば(17)を守ったかだとか、あるいはどれだけ(14)にかなった教えを実践したかによって決まってくるのである。これは約一週間続く。


◎(18)のバルドー
 そして、これらの上位形状界のバルドーを通過した後、(18)のバルドーを(19)するのである。この(18)のバルドーは、全くもってこの(20)の世界の裏側に属する世界であるから、わたしたちがこの現実世界の(19)、あるいは動物や低級霊域や激苦地獄の住人が(19)している(19)、あるいは意識堕落天や戯れ堕落天が(19)しているような(19)、これがいろいろな形の(21)、あるいは(19)としてわたしたちを待ち受けている。そして、わたしたちはそのどれか一つに巻き込まれ、生まれ変わるのである。


◎(22)
 ところで、これらの生まれ変わりにおいて、絶対に知っておかなければならない言葉がある。それは、(22)である。では、この(22)とは何であろうか。
 この(22)とは、日本の一般的な意味合いでは悪い行為、悪い(23)を指すが、実際はそうではない。(22)とは、いいも悪いもなく、因がその(24)を満たした段階で(23)を招くということを意味しているのである。例えば、善因は果報として(25)を受け、悪因は果報として苦しみを受ける。善因でも悪因でもないものは、善でも悪でもない果報を受ける。これが(22)であり、(22)の法則なのである。