タターガタ・アビダンマ 第一誦品
1−1 問題D

※(1)〜(25)に適切な言葉を入れてください。

◎(1)優位の形状界
 形状界とは、(1)優位の(2)な物質でできた世界で、上位形状界と(3)形状界に分かれている。そのうちの(3)形状界が、愛欲界と重なっている。重なっているとは、通じ合っているという意味である。


◎(4)的宇宙観
 ここで述べておかなくてはならないことがある。(4)的アプローチは、(5)の成熟を主体とし、(6)の向上を従と考えるがゆえに、下位形状界、下位非形状界、中位非形状界を(7)しない。しかし、タントリズムとヨーガは、(5)の成熟よりも(6)の向上に重きを置くがゆえに、下位形状界、下位非形状界、中位非形状界の(7)をするのである。


◎(8)地獄
 そして、この(8)地獄には(9)激苦地獄や号叫激苦地獄などが存在する。
 この(9)激苦地獄とは、(8)にものすごく長い間侵されるのである。その長さといったら、それはこの(10)が、何回となく、何十回となく、何百回となく、何千回となく、創造され、破壊される期間を繰り返す間、(8)にさいなまれるのである。
 もう一つの(8)地獄は号叫激苦地獄である。ここの号叫激苦地獄では、その(8)のために、(8)の苦しみのために泣き叫ぶというところから、この地獄の意味合いが説かれている。


 ここで一つ皆さんは考えなければならない。それはこの寒冷地獄の特徴は、その(11)が蓄積されればされるほど、冷たく、そして長い間、その地獄にいなければならないということなのである。
 そして、この次に来る地獄は、地獄徘徊流転激苦地獄である。地獄は心の現われを中心として形成された世界である。よって、その人の(12)さ、その人の冷たさが世界を形成することになる。そして、そこで腫れ物ができては死に、あるいはその寒さのために泣き叫んでは死に、またその世界へ生まれ変わると。これが、地獄徘徊流転激苦地獄である。


◎(13)
 下から第三番目が(13)である。この(13)は、(14)のカルマの強い魂の行く世界であり、これは動物界と人間界の間に存在している。
 例えば、人間の形状をしていても、生まれながらにして全く物を食べることができない、あるいは(15)その他にかかり、死ぬ前に物が食べられなくなり、腹がパンパンに腫れ上がって死ぬ等は、これは(13)へ転生する現われなのである。
 そして、この(13)はお互いがお互いを遮断し、自分の(16)のみを考える魂が存在している世界ということになる。だいたい人にものを施さないで独り占めし、そして生きた魂は、次の生この世界へ転生するのである。


◎(17)
 第五番目は(17)である。この(17)は、一般的に現代ではUFOブームだが、このUFOに乗っている魂、この魂が(17)であると考えるべきである。
 この(17)の世界は、大変(18)が発達している。ここで要求されるものは、純粋な論理性であり、そして自分自身の(19)の中において認められるものに対してのみ、積極的に生きる姿勢である。
 この(17)の世界は、わたしも何度となくその世界の王として君臨したことがあるからよくわかるわけだが、そこに住む魂は、(20)であり、そして排他的である。しかし、自分の得意分野に対しては、大変優れた才能をそれぞれが持っている。
 今の(17)は、大変(21)が発達し、特に密教や仏教が大いに発達している世界なのである。しかし、ここの魂は他人を(22)することをせず、そして、自分の担当する役割にだれかが干渉しようものなら、即(23)を挑む。よって、ここの世界を(23)の天界と呼ぶこともある。例えば、後期『(24)』などの世界における天の描写は、まさにこの(17)ということになる。
 そしてこの(17)は、交わった(25)、その周りに炎という象徴で表わされている。
 この世界の寿命は、だいたい二百年から千六百年ぐらいの間である。