アレフ教学システム 問題D
第4章 4〜8話

※(1)〜(25)に適切な言葉を入れてください。

 皆さんは、(1)について考えたことがありますか。
 この(1)というのは大変なくせ者で、例えば、快楽を経験すると、(1)が鋭くなると。そうすると逆に(1)が鋭くなることにより、(2)も鋭くなると。苦しみも多くなると。これが(1)の特徴です。
 従って、もし、今いろいろな(1)で苦しんでいる方がいるとするならば、例えばガンなどの激痛で苦しんでいる方がいるとするならば、それは喜びを(3)するだけで苦しみを(3)することができるのです。
 そして、この状態をプラティヤハラ――つまり(4)、(1)を制した状態ということができます。
 このプラティヤハラによって、わたしたちは多くの利益を得ます。それは、(5)の平安であったり、あるいは内側の世界を経験することであったり、あるいは(5)の成熟であったり、あるいは霊的進化であったりするわけです。
 そして、これと逆向きにわたしたちが生きるなら、それは苦しみだらけの人生となります。


 皆さんは、(6)について考えたことがありますか?
 (6)、それは(7)の静止、(7)の終わりであると。そしてそれと同時に、すべてが終わってしまうんだ。――きっとこう考える人が多いことでしょう。
 わたしは小さい時から、そう、わずか五歳、六歳ぐらいの時から、この(6)について考え、悩み、苦しみました。しかし今わたしは、それに対して苦しんでいません。それはなぜでしょうか。
 本質的に“(6)”とは、(7)の終焉によって生じる(8)状態である、ということを認識したからです。
 そしてこの“(6)”を超越する道、それは、(9)、つまり、この愛欲の世界から脱出する以外に方法がないのです。そしてこれを(10)といいます。
 そしてこの(9)の完成は、形あるものすべて、そして心からも解放された絶対不(6)の境地です。


 人間は必ず年を取ります。
 しかしこの年を取ることそのものは、わたしたちに不利益を与えるわけではありません。年を取るがゆえに生じる、いろいろな諸現象、しかもそれは若い時になしてきた原因によって生じるいろいろな諸現象が、わたしたちに(11)をもたらすのです。
 例えばものが考えられなくなる、例えば記憶力が悪くなる、例えば肉体的に活発に動くことができない等、(12)に伴って生じる現象は、わたしたちに不利益を与えてくれます。
 しかし、もしあなたが(13)者であるとするならば、しかし、もしあなたが真理の実践を行なうならば、あなたは(14)の経験を行なうことでしょう。
 つまり、記憶の(15)、智慧の(15)、そして心身のヴィヴィッドな働きです。これは、若い時に何を修習したか、若い時に何を記憶したかによって決まるのです。
 さあ皆さん、真理の実践によって、(12)から解放されてください。


 人の(16)は、生きている瞬間瞬間を考えると、大変長いように感じます。
 しかし、その瞬間から過去を振り返ったとき、「なんと(17)(16)なんだろう」ということが理解できます。それは例えば、五十年生きようとも、あるいは百年生きようとも(18)です。
 そして仏教的考え方は、これがより高い、天界での神々の生活にしろ、それは(18)であると。例えば百万年生きようが、一億年生きようが、その終わりの瞬間から過去を振り返ったとき、それは大変(17)もののように思われるのです。
 従って、そのような(19)にとらわれることなく、わたしたちが(19)を超えた意識状態を形成すること、これこそが、真理なのです。
 皆さんも早く、この超越の世界へ浸れたらいいですね。しっかり頑張りましょう。


 皆さんは、サキャ神賢――ま、一般にお釈迦様と呼ばれている偉大な仏陀がこの世に登場なさり、何をお説きになったかご存じですか。
 それは、四つの(20)をお説きになったのです。
 四つの(20)とは、わたしたちは煩悩を有していると。そしてそれは、(21)と定義的には同じであると。
 その煩悩は、わたしたちが生活をしていると必ず(22)する、つまり生じると。そしてこの煩悩が生じることは、すなわち(21)を生じさせるのであると。
 そしてそれは、煩悩を(23)することによって(21)を(23)することができるのだと。
 そしてそのための(24)がある――つまり煩悩を(23)する(24)がある。その煩悩の(23)の(24)はイコール(21)の(23)の(24)である。
 これが、サキャ神賢がお説きになった四つの(20)です。そして、すべての仏典はこの四つの(20)を根本として展開しています。
 ではなぜこの世の中は(21)なのでしょうか。それは、決して同じ状態にとどまることができない――つまり(25)を根本としているからなのです。
 そして皆さんがこの(25)にご理解いただけるようになったならば、皆さんは必ずや幸福になることでしょう。