アレフ教学システム 問題D
第3章 6話

※(1)〜(25)に適切な言葉を入れてください。

 ロシアの皆さん、皆さんは「(1)」という言葉を聞いたときに、一体何を考えますか? もちろん“心の(2)”、あるいは“心のよりどころ”といった、一般的な概念が浮いてくる人がほとんどでしょう。
 この心の(2)や、あるいは心のよりどころという答えに対して、わたしは、何らコメントをする気持ちがありません。
 しかしもし、“(1)イコール(3)へ至る道”であるとか、あるいは“(1)イコール精神世界における絶対の(4)を得る道である”というふうにお答えになるならば、次のことを定義し、そしてその定義が正しいかどうか、皆さんに検討していただきたいと思います。


 わたしは、宗教には「五本の柱」が必要であると考えています。
 これを、一般的宗教からより高度な宗教への段階として、この五本の柱を順番に挙げるならば、まず第一は「(5)」と。つまり、(5)がしっかりしていなければならない。つまり、そこで説かれている(6)がしっかりとだれでも納得でき、そして、それが真実でなければならないということが挙げられると思います。
 そして、第二本目の柱は、いくら(5)がしっかりしていたとしても、その(5)を(7)化するだけの「(8)体系」というものが、しっかりしてなければならない。これはちょうど、建造物の設計図と、そして骨組みに当たると考えられます。
 そして、第三番目の柱は何かと。これは、その(5)、そして(8)体系にのっとって(8)した魂が、その(9)をしっかりと達成していなければならないということです。
 (10)というものは、その閉じた系においていろいろな(11)、あるいは原因を設定することにより、いろんな(9)を想定することができます。これは宗教についても同じことがいえます。
 従って、(5)および(8)体系がいくら完全に見えたとしても、その(5)・(8)体系の実践を行なってる魂が(7)的にその(9)を出さない場合、その(5)に(12)があるか、あるいは(8)体系に(12)があるか、ということになるのです。
 従って、第一の(11)・(5)、第二の(11)・(8)体系、そして、第三の(11)・それを行なって達成した魂、つまり「(13)」、あるいは「先達者」ということがいえるでしょう。
 では、第四の柱は何でしょうか。それは「(14)」です。なぜ(14)が必要なのか。いくら(5)がしっかりしていたとしても、その(5)の深い意味を個々に合わせて説き明かすことができる、それは(14)以外にあり得ないからです。


 しかし、わたしたちは、あまり(15)を与えられていません。この「(15)を与えられていない」とはどういうことかというと、まず少なくとも二十歳まで、あるいは二十数歳まで、一般の教育を受けなければなりません。そして、その教育と世の中の流れに対して(16)を感じた魂が、修行へといざなわれるのです。
 つまり、わたしたちがたとえ八十年間の人生を与えられたとしても、実際にわたしたちが修行できる期間というものは、六十年に満たない期間しか修行できない、ということになるでしょう。この六十年間というものは、あまりにも最終の状態へ到達するには(17)期間ということができます。
 では、この(17)期間の中で、(18)の結果を得るためにはどのようにしたらいいのか。そのためには、最後の柱、つまり「(19)」が必要なのです。
 (19)とは何か。これは、原義的な意味・字義的な意味は別にして、具体的な意味としては(20)の移入、そして、そこへ到達するための特別なショートカットの(21)ということができるでしょう。
 この(20)の移入とは、一般的にある人がある人にある(20)を注ぐというよりも、どちらかというと、ある人の(22)をある人に映し出し、それを(23)すると言った方が正しいと思われます。
 これと、もう一つは、(24)のしっかりした弟子に対して、本来だったら(15)のかかる実践を、(21)によってショートカットするという特別な(21)体系です。
 そして、この第一の柱から第五の柱までそろってこそ、初めてこの現代で、わたしたちが素早く(25)、あるいは悟りを得ることができるのではないかと、わたしは考えます。