タターガタ・アビダンマ 第一誦品
2-1 問題C

※(1)~(15)には記号を入れ、(a)~(j)には適切な言葉を入れてください。

◎(1)
 真我の特性の(1)とは何かというと、これは、非形状界、形状界、そして愛欲界の三つの世界に対して、自在に(a)をつくり、現われることもでき、あるいは、そこから自在にまた元の世界へ帰ることができたという意味において(2)だったのである。
 当然、この(2)は、(b)の(2)を意味し、また生の(2)を意味した。これはどういうことかというと、例えば愛欲界に(a)を創造し、その(a)が必要がなくなると、(3)によってその(a)を捨て、そしてまた元の(4)へ帰ることができるという意味において(2)だったのである。

1、 ①絶対幸福 ②絶対自由 ③絶対歓喜 ④絶対完全
2、 ①自由 ②幸福 ③歓喜 ④超越
3、 ①神通力 ②グルの意思 ③修行 ④自分の意志
4、 ①現象界 ②大到達真智完全煩悩破壊界 ③完全煩悩破壊界 ④光音天


◎(5)
 そして、第二番目の(5)だが、これは、いっさいの(c)の制約を受けないということにおいて幸福だったのである。
 この愛欲の世界、あるいは形状の世界は(c)の法則から脱却することはできない。この(c)は、わたしたちをがんじがらめに縛り、その(c)の力によってわたしたちは幸福を奪われているのである。…(中略)…
 つまりこのように、(d)からわたしたちは自由ではないのである。そしてこれは不幸なのである。
 ところが、(6)は、いっさいの(d)の影響を受けないのである。確かに、瞬間瞬間(e)はしているのだが、この(e)が根づかない。根づかないことによって、一つ一つの行為や言葉や心の働きだけが存在し、過去の(e)からいろいろな感情が動くということはないのである。つまり、(6)の幸福とは不幸でないという意味において幸福なのである。

5、 ①絶対自由 ②絶対幸福 ③絶対完全 ④絶対歓喜
6、 ①真我の特性 ②魂 ③身体 ④心の働き


◎(f)→経験の構成
 つまり、まず第一に、(f)ありて経験の構成がある。この(f)ありて経験の構成があるとは何かというと、内側の神秘的なもの、つまり(7)ではないものに対して向かうがゆえに、(g)と干渉する。そして、それは(h)が(8)になる以前の経験の構成というものを生起させるわけである。

7、 ①絶対自由・絶対幸福・絶対歓喜 ②真我 ③本質 ④光
8、 ①独存位 ②自由 ③無 ④空


◎(9)
 感覚が生起することによって、(9)が生じる。つまり、その対象を(10)という心が生じるのである。
 なぜ初めから(10)という心が生じるのか。これはもうすでに、(11)の段階の説明を理解すればわかるとおり、その前の段階で(12)、それから識別という作用をわたしたちは(i)しているわけだから、その識別の中でよいと思うもの、美しいと思うもの、あるいは(13)に素晴らしいと思うものに対して(9)が生じるのである。

9、 ①楽 ②執着 ③喜悦 ④渇愛
10、 ①捕らえたい ②貪りたい ③求めたい ④独占したい
11、 ①四つの正しい努力 ②十二の条件生起 ③聖なる八支の実践 ④六つの極限
12、 ①経験の構成 ②とらわれ ③生存 ④非神秘力
13、 ①感覚的 ②科学的 ③現世的 ④神秘的


◎(j)
 では、この生存、出産、そして現実の生活での生活、これに対して(14)ではどのように考えているのだろうか。この生存は、そして出生は、わたしたちにとって(j)であると考えるのである。
 では、なぜ、(j)なのか。それは、例えば形状-容姿と心の要素、つまり(15)で生活していたころに比べて自由が存在しないと。例えば歓喜が存在しないと、幸福が存在しないと。そういうことをしっかりと知っている魂は、この世が(j)であると認識するのである。

14、 ①ヨーガ ②真理の教え ③仏典 ④聖書
15、 ①上位形状界 ②形状界 ③非形状界 ④現象界