タターガタ・アビダンマ 第一誦品
3−2 問題B
◎(1)
次は、(1)について説明をしよう。
(1)とは、(2)を指す。この(2)とは何かというと、これは、(3)の(4)、あるいは(5)、あるいは比和を指すのである。
1、 @五妙 A五大 B五行 C五相
2、 @地・水・火・風・空 A水・金・地・火・木 B木・火・土・金・水
3、 @エレメント A元素 B惑星 Cエネルギー
4、 @相生 A崩壊 B還元 C結晶
5、 @溶解 A崩壊 B還元 C相克
◎(6)
例えば、(7)から(8)が生じ、そして、その(7)と(8)によって(9)が生じ、その途中には当然、その(9)の塊である(10)が生じる。そして、(10)を熱で熱すると、ドロドロとした(11)が生じる。これが、(7)・(8)・(9)・金・水の流れである。そして、この(11)は、次にまた(12)として使われる。これを(6)という。
6、 @相克 A相生 B相乗 C相和
7、 @水 A土 B火 C木
8、 @水 A土 B火 C木
9、 @水 A土 B火 C木
10、 @金属 A液体 B空 C風
11、 @金属 A液体 B空 C風
12、 @土の成分 A木の養分 B水の成分
◎(13)
つまり、(13)質が強くなると当然わたしたちの(14)が強化され、そして(15)が強くなるがゆえに(16)が動かなくなる。それにより(17)にかかると。例えば例を挙げるならば、知覚鈍麻だとか、あるいは(18)だとか、あるいは動きそのものがスローモーだとかいうことである。
13、 @粘液 A胆汁 B風 C湿
14、 @水 A火元素 B水元素 C地元素
15、 @心 A粘り Bタマス Cラジャス
16、 @肉体 A心 B現象 Cサットヴァ
17、 @病 A精神病
18、 @腫れ Aむくみ B健忘 C炎症
◎(19)
そして、この第二番目の(19)体質は、これは(20)と関係があり、わたしたちを活発に動かす力である。しかし、この(21)と(19)のバランスが狂うと当然活発化はするわけだが、その火の影響によってわたしたちの身体を焦がしてしまう。例えば、熱の病などが、あるいは(22)などがこの(19)の障害によって起きると考えられている。
19、 @粘液 A胆汁 B風 C多血
20、 @地元素 A水元素 B火元素 C風元素
21、 @粘液 A胆汁 B風 C血液
22、 @痛み A健忘 Bむくみ C炎症
◎(23)
そして、三番目は(24)と関係する(23)の働きである。この(23)は、わたしたちの(25)を動かすエネルギーであるともいわれている。この(23)の働きが阻害されると、わたしたちの(26)は低下し、(27)、吐き気、あるいは(28)等にさいなまれなければならないのである。
なぜ(23)の働きが乱れると(28)が出てくるのかと。それは、これを考えてほしい。ここに一本のホースがあったとして、そのホースの一部分を締めつけたと。すると、水を流したとしてもその締めつけられている部分を通るとき、ものすごく大きな(29)があるはずである。この(29)こそが(28)の根本なのである。
23、 @多血 A胆汁 B粘液 C風
24、 @ラジャス Aサットヴァ Bタマス
25、 @意識 A現象 B功徳 Cカルマ
26、 @智慧 A意識 B功徳 Cエネルギー
27、 @便秘 A悪寒 B頭痛 C下痢
28、 @寒気 A痛み B発熱 C悪寒
29、 @抵抗 A流れ B発熱
◎(30)
そして、これが(30)である。(30)とは、(31)の(32)によって起きる様々な(33)のことである。
30、 @ルン・トラブル A風 Bエネルギー
31、 @悪業 A功徳 Bエネルギー
32、 @障害 A顕現化 B現象化
33、 @エネルギー A精神病 B苦痛
◎(34)
そして、(34)とは、例えば(35)は(36)を抑えると。これは、(35)が(36)の中に存在すると、当然その(36)は養分を失い、力を失うということから表現されている。また、ここに例えば、貴金属やあるいは宝石の鉱石があったとして、その鉱石や貴金属を強烈に熱するとそのものが熔け出し、そして全く価値をなさなくなる。例えば、ダイヤモンドなどはその典型で、高熱で熱すると炭素となって消えてしまう。このような考え方が(34)である。
34、 @相和 A相生 B相乗 C相克
35、 @水 A土 B火 C木
36、 @水 A木 B火 C土
◎(38)
では次に、どのような条件によって病にかかるのであろうか。これは、東洋医学の根幹の一つをなす(37)に目を向けることによって、はっきりとその原因を理解することができる。
これは、特に(38)論によって見ることができるのである。では、(38)とは何であろうか。これは、風邪、火邪、暑邪、寒邪、湿邪、燥邪の六つに分けることができる。
37、 @日本医学 Aチベット医学 Bヨーガ医学 C中国医学
38、 @六名 A六邪 B六識 C六淫
◎(39)
これはどういうことかというと、まず(39)とは、例えば(40)に当たると(39)をひくだとか、例えば(40)に当たると(41)を起こす等なのである。
そして、この(39)は、(40)の働きによって神経等に(42)が出る場合、あるいは(43)等を指す場合もある。
39、 @風邪 A火邪 B暑邪 C湿邪
40、 @火 A風 B日光 C湿気
41、 @発熱 Aめまい B脱水 C寒気
42、 @異常 A痛み B発熱
43、 @痛み A発熱 B悪寒 Cエネルギーの障害
◎寒邪
そして、寒邪とは、例えば寒いところにいると体が冷えて(44)を起こしたり、あるいは体に(45)が出たりする。これが寒邪である。
44、 @凍傷 A炎症 Bトゥモ C冷えの病
45、 @痛み A湿疹 B発疹
◎(46)
そして、(46)とは、例えば湿り気の多いところにいると(47)等にかかりやすい。これが(46)である。
46、 @湿邪 A風邪 B火邪
47、 @風邪 A炎症 Bむくみの病
◎燥邪
燥邪とは、(48)しているところにいると、(49)に(50)が出てくる。これが燥邪である。
これらの病の原因によって、わたしたちは病を起こすのである。
48、 @乾燥 A修行 B苦悩
49、 @ナーディー A脳 B神経 Cエネルギー
50、 @異常 A障害 Bつまり C痛み
(入門 3−2)