アレフ教学システム(アクエリアスの時代) 問題
第3話
ところが、日本人のライフスタイルというものは、まさにこのベンツ志向だと思うわけですね、わたしは。それはどういうことかというと、例えば現実生活として生まれ、そして死にゆく間は、最高の(1)であるけども、それに対して、その(2)に対しては、全く車としての機能を果たさない(3)――つまり車を与えられると。
1、 @乗り物 A幸福 B教え C生き方
2、 @終わり A不幸 B死後 C瞑想
3、 @思想 A人生観 B不満 C役立たず
そうすると、例えば高速において、ベンツと、それからハイラックスを比べた場合、当然その4WDのハイラックスの方が走りが悪いと。乗り心地も悪いと。つまり、これは、例えばある人が宗教を実践し、その実践のためにある程度の(4)を人生に費やしてる状態と大変似ている。もし、その人が生、つまり生きていることに集中するならば、おそらく、ベンツのような快適な乗り物として一生を終わることができるはずであると。
しかし、そうではなくて、あらゆる状況に対して(5)できるような乗り物に自分の人生というものをつくり替えるとするならば、それはある部分では、一見、乗り心地が悪いと。しかし、用は十分に足せると。
4、 @投資 A情熱 B時間 C期待
5、 @懺悔 A向上 B供養 C対応
しかし、例えばその国の人たちと日本人とを比較するならば、どちらが本当に幸福なんだろうかと。彼らは、彼らなりに(6)というものを考え、あるいは死後というものを考え、そして、それに対して時間をある程度使っていると。というのは、例えば、「わたしは無神論者である」という言葉を吐いて(7)されるのは日本ぐらいであると。ここから考えても、そのタイムスパンの長さの違いによってライフスタイルが変わってくると。つまり、車の選定が変わってくるということになると思うわけです。
オウム真理教の教えそのものは、もちろん最高点には、在家の修行を達成した者が(8)し、そして解脱を得る、あるいは悟りを得るというシステムがあります。これは、もともと仏教の開祖であられる釈迦牟尼――まあオウム真理教では「サキャ神賢」、つまり最も賢い神、釈迦族の最も賢い神として、まあサキャ神賢という言葉を訳語として当ててるわけですが――聖者サキャ神賢の、偉大なる(9)サキャ神賢の教えの中にも、同じように在家の段階があり、そして(8)の段階があり、そして(8)の段階において、(10)があり、そしてその(10)を達成した者が、それからまた(11)へ降りて、そしてその法を説き明かし、苦しめる衆生に、より(12)視野に立って現象を見つめさせる教えを説くと。
6、 @幸福 A来世 B人生 C見返り
7、 @絶賛 A称賛 B罵倒 C無視
8、 @修行 A涅槃 B出家 C教学
9、 @到達者 A成就者 B救済者 C神
10、 @試験 A加行 B訓練 C解脱・悟り
11、 @現世 A地上 B餓鬼界 C動物界
12、 @多い A長い B強い C広い
で、オウム真理教がまあ、この日本に存在した一つの理由というのは、この日本は、わたしはアメリカ以上に、文明というよりも(13)の発達した国だと思います。そして、この(13)を既に小さいころから経験している若者たちは、その(13)では、自分たちの心の(14)だとか、心の豊かさだとか、本当の意味での(15)というものは得られないんだということを何となく感じ取っているのではないかと。
13、 @心 A物質文明 B技術 Cテクノロジー
14、 @安定 A成熟 B喜び C解放
15、 @宗教 A幸福 B和合 C生きがい
…(前略)…この次に来るものは何かというと、物質文明対、そして精神文明の(16)であると。
そしてその精神文明と、簡単にいわれているものは何かというと、先程述べた、(17)、宗教、これらすべてを通しての一本の正しい生き方――これはオウム真理教では(18)とか、トゥルースと言ってるわけですが――このトゥルースを、だれがより正確に早く現わすかと。そして、その現われた時期こそ、物質文明と精神文明の(16)の始まる時期ではないかと考えているわけです。
16、 @夜明け A興隆 B発展 C葛藤
17、 @思想 A学問 B技術 C禅
18、 @功徳 Aカルマの法則 B真理 C六波羅蜜
で、この二つの要素というものは、最終的には完全に(19)されます。これは宇宙の(20)において完全に(19)されるわけですが、ということは、この(21)世界に対して、この(21)こそわたしたちの本質であると考える魂と、そうではなくて、この(21)を超越したところに自己の存在があるんだと考える魂の(22)が起きなければならないと。
つまり人類というものは、順番にその(23)を続けているというのがわたしの考えなんですね。順番に(23)を続けているとはどういうことかというと、魂の質がそれによって(24)するという意味ではなく、一つ一つテストされ、そして(25)ていってると。
19、 @統一 A解明 B分離 C止滅
20、 @再生期 A破壊期 B維持期 C循環期
21、 @物質 A精神 B現実 C欲望
22、 @覚醒 A成熟 B落下 C二分化
23、 @進化 A運動 B訓練 C仕事
24、 @昇華 A退行 B向上 C吟味
25、 @合格し A落とされ B上向し C試され