タターガタ・アビダンマ 第一誦品
2−4 入門試験問題

◎(1)
 (1)とは、わたしたちが死に、そして(2)を通過し、(3)に入るまでの、あるいは天界や地獄の(4)を得るまでの状態をいう。つまり、(5)の状態を(1)という言葉で表わしているのである。

1、 @輪廻 A転生 B中間状態 Cバルドー
2、 @下位形状界 A中有 B死後の世界 C中間状態
3、 @子宮 A愛欲界 B出生の準備 Cバルドー
4、 @出生 A転生 B身体 C誕生
5、 @生まれ変わり A転生 Bバルドー C中間


◎四つの(6)
 この(6)には四つあり、第一は(7)、これは皆さんもご存じのとおり、例えば鶏、アヒル等の鳥類、あるいは(8)などがこれに属している。
 第二は(9)である。(9)は、これは(10)などがそれに属しており、(11)に転生するのである。そして、この(11)に転生するものは、動物、(10)、低級霊域。そして(12)がこれに属している。
 それから、第三番目は(13)である。この(13)は、(14)その他がそれに属しているといわれている。
 そして、第四番目が(15)である。これは(16)の一部や、あるいは(17)などがこれに属する。ちなみに、(17)は(18)から生まれるのである。
 経典にはこのようにうたわれているが、わたしは実際経験から、肉体から死後抜け出した魂は、そのまま天界へ至り、天界の神として生活するように思われる。

6、 @転生の仕方 A発生の仕方 B再生の仕方 C誕生の仕方
7、 @卵による発生 A卵による誕生 B卵による転生 C卵生による発生
8、 @宇宙人 A昆虫類 B類人猿 C爬虫類
9、 @子宮による発生 A胎生による発生 B胎生 C子宮からの再生
10、 @動物 A人間 B地獄
11、 @子宮 A胎盤 Bお腹の中 C卵子
12、 @意識堕落天 A人間 B天界
13、 @温熱による発生 A熱による再生 B熱による発生
14、 @爬虫類 A昆虫 B人間
15、 @歓喜による発生 A瞬間的な発生 B奇跡的な発生
16、 @人間 A意識堕落天 B地獄
17、 @意識堕落天 A戯れ堕落天 B地獄
18、 @蓮華の葉 A蓮華の茎 B蓮華の花 C蓮華の種子


◎(19)
 次は(19)である。
 (19)とは(20)を意味している。例えば、(21)というのは今日から明日までの(20)であり、例えば(22)というのは、(22)に入る前から(22)から出た後までの(20)を指し、そして(23)というのは、今生の終わりから来世の始まりまでの(20)を指す。これを(19)というのである。
 ここで特に重要な(19)は、(24)である。(24)は、(25)の(19)、そして(26)の(19)、そして(27)の(19)の三つに分類することができる。

19、 @輪廻転生 A転生 B輪廻 Cバルドー
20、 @下位形状界 A死後の世界 B中間状態 C非形状界
21、 @気絶状態 A一日 B夢
22、 @サマディ A気絶状態 B夢 Cショック状態
23、 @死 A転生 B輪廻
24、 @夢のバルドー A死のバルドー B転生のバルドー
25、 @愛欲界 A非形状界 B形状界 C上位非形状界
26、 @上位形状界 A非形状界 B形状界 C下位形状界
27、 @非形状界 A形状界 B愛欲界 C下位形状界


◎(28)のバルドー
 まず、わたしたちは死後、約(29)から(29)半、この(28)のバルドーに安らぐことができる。これは、心の本質、そこには(30)、(31)しか存在しない世界に安らぐのである。しかし、現代の日本人は(32)が全く低いため、この(29)間、あるいは(29)半のバルドーを経験することはできない。この状態は、瞬間的に通過すると考えてもよろしい。

28、 @愛欲界 A非形状界 B上位非形状界 C形状界
29、 @三日 A一週間 B十日 C二日
30、 @想念 Aデータ B光 C思念
31、 @心の働き A想念 B空間
32、 @宗教性 A精神性 B霊性 C智性


◎(34)のバルドー
 そして、この次に来るバルドーが(33)の(34)のバルドーである。このバルドーは、わたしたちが死の前の生においてどれだけの(35)をなしたか、特にこれは(36)を実践したかということがポイントになってくる。(36)とは何かというと、これは(37)のことである。
 では、キリスト教、その他の宗教を実践した人はこの(33)の平和のバルドーを経験できないのかというとそうではない。この(36)の一部は、当然キリスト教やあるいはユダヤ教、イスラム教等にも存在しているから、その人がどれだけ真面目に、例えば(38)を守ったかだとか、あるいはどれだけ(39)にかなった教えを実践したかによって決まってくるのである。これは約(40)続く。

33、 @形状界 A上位形状界 B非形状界 C下位形状界
34、 @天の神々 A形状界の神々 B平和の神々 C神々
35、 @三宝帰依 A宗教の実践 B四預流支の実践 C真理の実践
36、 @仏教 A大乗の教え B小乗の教え C上座部の教え
37、 @原始仏教 A密教 B仏教 Cヨーガ
38、 @法律 A戒律 B規律 C約束
39、 @教義 A真理 B宇宙の法則
40、 @三日 A十日 B一週間 C二週間


◎(42)のバルドー
 次に訪れるバルドーは、(41)の(42)のバルドーである。これは、(43)の(44)やあるいはヴァジラヤーナの(44)を行なった者たちが経験するバルドーである。日本では、(45)などを行なった魂が経験するバルドーと考えてよろしい。

41、 @上位形状界 A下位形状界 B形状界 C愛欲界
42、 @カルマ落とし A平和の神々 B恐怖の神々 C功徳
43、 @仏教 A仙道 B禅 Cタントラ
44、 @修行 A教学 B瞑想 C成就
45、 @念仏修行 A禅 B神道 C儒教


◎(47)のバルドー
 そして、これらの(46)のバルドーを通過した後、(47)のバルドーを(50)するのである。この(47)のバルドーは、全くもってこの欲望の世界の裏側に属する世界であるから、わたしたちがこの(48)の(50)、あるいは動物や低級霊域や激苦地獄の住人が(50)している(50)、あるいは意識堕落天や戯れ堕落天が(50)しているような(50)、これがいろいろな形の(49)、あるいは(50)としてわたしたちを待ち受けている。そして、わたしたちはそのどれか一つに巻き込まれ、生まれ変わるのである。

46、 @下位形状界 A上位形状界 B愛欲界 C形状界
47、 @下位形状界 A愛欲界 B形状界 C非形状界
48、 @愛欲界 A人間世界 B現実世界 C夢
49、 @ヴィジョン A識別 B認識 C認知
50、 @経験 A認識 B識別

(入門 2−4)