タターガタ・アビダンマ 第一誦品
2−1 入門試験問題

◎(2)
 (1)の特性の(2)とは何かというと、これは、(3)、(4)、そして(5)の三つの世界に対して、自在に(6)をつくり、現われることもでき、あるいは、そこから自在にまた元の世界へ帰ることができたという意味において自由だったのである。
 当然、この自由は、(7)を意味し、また(8)を意味した。これはどういうことかというと、つまり、例えば(5)に(6)を創造し、その(6)が必要がなくなると、自分の意志によってその(6)を捨て、そしてまた元の(9)へ帰ることができるという意味において自由だったのである。

1、 @真我 A魂 B心 C心の働き
2、 @絶対幸福 A絶対自由 B絶対歓喜
3、 @非形状界 A地獄
4、 @形状界 A餓鬼
5、 @動物 A愛欲界
6、 @意識体 A身体 B化身
7、 @死の自由 A転生の自由 B再生の自由 C創造の自由
8、 @破壊の自由 A転生の自由 B再生の自由 C生の自由
9、 @煩悩破壊界 A大到達真智完全煩悩破壊界 B完全煩悩破壊界


◎(10)
 そして、第二番目の(10)だが、これは、いっさいの(11)を受けないということにおいて幸福だったのである。
 この愛欲の世界、あるいは形状の世界は(12)から脱却することはできない。この(13)は、わたしたちをがんじがらめに縛り、その(13)の力によってわたしたちは幸福を奪われているのである。例えば、わたしたちが好もうと好むまいと、(14)の制約を受けることは事実だし、(15)の制約を受けることは事実だし、あるいは(16)から来る苦しみ、悲しみ、哀愁、愁い等の経験をさせられることも事実である。…(中略)…
 つまりこのように、(17)からわたしたちは自由ではないのである。そしてこれは不幸なのである。

10、 @絶対至福 A絶対幸福 B絶対完全 C絶対歓喜
11、 @苦悩 Aカルマの制約 B苦しみ C三グナの干渉
12、 @宇宙の法則 A輪廻転生 B無常 Cカルマの法則
13、 @宇宙の法則 A煩悩 Bカルマ C輪廻
14、 @病 A肉体 B感覚
15、 @老い Aカルマ B死
16、 @過去の経験 A煩悩 B苦悩
17、 @カルマ A煩悩 B苦悩 C情報


 ところが、(18)の特性は、いっさいの(19)の影響を受けないのである。確かに、瞬間瞬間(20)はしているのだが、この(20)が根づかない。根づかないことによって、一つ一つの行為や言葉や心の働きだけが存在し、(21)からいろいろな(22)が動くということはないのである。つまり、(18)の特性の幸福とは不幸でないという意味において幸福なのである。

18、 @真我 A魂 B心 C心の働き
19、 @識別 A煩悩 B経験の構成 C情報
20、 @思索 A思念 B行為 C経験
21、 @過去の経験 A経験の構成 B識別
22、 @識別 A煩悩 B感情 C経験の構成


◎(23)
 では、(23)とは何であろうか。歓喜とは何かというと、もともとわたしたちの(24)は、(25)というものを内在しているのである。そして、この(25)を(26)ことによって(27)をかなえていく。つまり、(27)がかなうということは(25)が減っていくということである。そして、(25)が減る代わりに、(28)が増大してくる。これが、わたしたち(29)なのである。
 そして、これらの三つの状態、本来これらの三つの状態に安住していることが幸福であるはずなのに、(30)を受けることによって、そこへ巻き込まれてしまったのである。

23、 @絶対歓喜 A絶対幸福 B絶対至福
24、 @魂 A心 B真我
25、 @喜びのエネルギー A功徳のエネルギー Bサットヴァのエネルギー
26、 @減らす A使う B漏らす C使い果たす
27、 @願望 A現象
28、 @悪業のエネルギー Aラジャスのエネルギー B苦しみのエネルギー
29、 @人間 A凡夫 B魂
30、 @煩悩 A三グナの干渉 B経験


◎(31)
 (31)とは何であろうか。これは、(32)、(33)、(34)といわれている三つのエネルギーである。(32)とは熱エネルギーを意味し、(33)とは音のエネルギーを意味し、(34)とは(35)、(36)のエネルギーを意味している。
 これら三つのエネルギーが真我に干渉した。そしてこの三つのエネルギーのダイナミックな(37)、(38)、(36)に感応した真我は、その中へと没入する。そのとき、ものすごい大きな(39)が生じた。これが現代物理学でいう(40)なのである。

31、 @三グナ A根本煩悩 B根本自性
32、 @ラジャス Aサットヴァ Bグナ
33、 @サンスカーラ Aサットヴァ Bタマス
34、 @ラジャス Aサットヴァ Bグナ Cタマス
35、 @功徳 A智慧 B真理
36、 @煩悩 A光 B熱
37、 @動き A行動 B悪業
38、 @美しさ A悪業 B行動
39、 @ショック A振動 B爆発
40、 @ビッグバン A核融合 Bブラックホール Cレーザー


二、十二の条件生起の段階

◎(41)→(42)
 つまり、まず第一に、(41)ありて(42)がある。この(41)ありて(42)があるとは何かというと、内側の神秘的なもの、つまり(43)ではないものに対して向かうがゆえに、(44)と干渉する。そして、それは真我が(45)になる以前の(46)というものを生起させるわけである。

41、 @無明 A非神秘力 B経験の構成 C識別
42、 @行 A識別 B経験の構成 C行動
43、 @絶対自由・絶対幸福・絶対歓喜 A真我 B本質 C光
44、 @煩悩 A三グナ B功徳
45、 @独存位 A自由
46、 @データ A識別 B記憶 C経験の構成


◎(50)
 そして、いよいよ(47)へと落ちていくことになる。つまり、より(48)を求める状態が形成されてくる。そして、このとき(49)に対してとらわれているから、もうすでにわたしたちは自由ではなくなっているのである。これが(50)なのである。

47、 @愛欲界 A形状界 B下位形状界
48、 @具体的なもの A刺激の強いもの B快楽
49、 @対象 A煩悩 B快楽
50、 @生存 A苦 B愛著

(入門 2−1)