アレフ教学システム 入門試験問題
第9章 4話
前もって述べるならば、この世の価値というものはすべて、本質的なものの見方をするならば、無価値であると。そして、この世に、(1)によって出家し、解脱のチャンスを得ることのできる者たちの(2)というものは、現世の(2)の何億倍にも等しい。
その理由というのは、なぜかというと、現世で得られるものすべては、この生でお別れしなければならないものだからである。ところが、(3)によって培ったものは、そうではないということだね。
1、 @類い稀な徳 Aグルとの約束 B前生の決意 C多大な善業
2、 @安らぎ A自由 B幸福 C歓喜
3、 @瞑想 A教学 B修行 C経行
では、その一体(4)とは何かといったら、(5)であると。一緒にいて楽しい、一緒にいて安らぐと。こういうものが(4)であると。あるいは、家庭の中はゴタゴタしてても、なぜか知らないが一緒にいたいと考える心。これが(4)であると。
では、次の段階で、この(4)というものが、(6)のものであるか、それとも永続しないものであるかの検討に入らなきゃならない。すると、当然永続性のないものに気付く。
そして、どちらか一方が離れるとき、それは生離、つまり生まれて離れる、あるいは死別、死んで別れる場合を問わず、そこで当然、愛着していればしているほど、(7)が生じる。
4、 @情 A無明 B味著 C掉挙
5、 @味に対する執着 A求める心 B興奮 C非神秘力
6、 @絶対 A不変 B永遠 C真実
7、 @憎しみ A慈しみ B悲しみ C苦しみ
まず、君たちに一つ言っておきたいことは、性エネルギーというものは、(8)と関係がある。これは、性エネルギーが充実すればエネルギーが強くなり、端から見ると、ちょっと怒りっぽくなる。これは怒りっぽくなるんではなくて、実際にはエネルギーが充実し、今まで(8)だと思ってたものが(8)でなくなり、堂々と(9)を表現できるようになる現われである。
8、 @貪り A嫌悪 B無智 C恐怖
9、 @自己 Aエゴ B感謝 C闘争
ではもし、食の煩悩を切り、そこには単に純粋に(10)しかない者が転生する場合、どこへ生まれ変わるかと、これは(11)の世界へ生まれ変わると。よって、(10)に翻弄されてる者は、(12)・餓鬼・(11)、この三つが一つの前提条件となろう。
もちろん、他の要素が組み合わされて、例えば、(10)というものは、自己の異性に対しての(13)、自己の異性に対しての独占欲、これによって、他の同性を排斥したいと思う、何だこれは。(14)だね。(14)の念が生じる。
(14)の念が生じることによって、もう一つの道、(15)へ至る道につながるということになる。もし、(10)がそこに存在しなければ、異性に対する――申し訳ない、同性に対するだね――同性に対する(14)が生じなくなる。
よって、この(10)を本当に(16)することは、同性と仲むつまじく、和気藹々と法を語り、楽しく修行を進めることができるが、もし(10)の煩悩によって、「こは我がものである」と、「この異性はわたしのものである」という思いに駆られたら、そこで(14)の念が生じ、(15)へ至ると。…(中略)…
ということは、この(10)を滅し、滅したがために、(14)が滅されたとするならば、どうだ君たち。(15)はない、(12)はないということになる。
そして、この(15)・(12)がないということは、単にマイナス点が打ち消されただけであると考えるかもしれない。それだけではなくて、先程も言ったとおり、このエネルギーは、わたしたちを、(17)というプロセスへ導くから、心身において、プラスの働きがあると。
10、 @性欲 A食欲 B物欲 C愛情欲求
11、 @地獄 A動物 B餓鬼 C人間
12、 @地獄 A動物 B餓鬼 C人間
13、 @依存心 A接触欲 B執着 C煩悩
14、 @愛著 A嫌悪 B貪り C闘争
15、 @地獄 A動物 B餓鬼 C人間
16、 @停止 A減少 B超越 C止滅
17、 @解脱・悟り A悦・喜・軽安・楽・三昧 B寂止・静観 C二正勤二正断
では次に、食はどうだろうか。この食事については二つのパターンがある。一つは「とにかく、ひたすら量を食べたい」というパターンと、もう一つは、「いろんなものを食べたい」というパターンの、二つのパターンである。
結論から言うならば、量を食べたいという方が、いろんなものを食べたいというよりも、(18)ということになる。それは、そこに単純に(19)のカルマしか存在しないからである。
「いろんな物を多く食べたい」という場合、心が外側に散っている、つまり(20)に支配されている状態であると言えよう。…(中略)…
そして、(20)が内側に引っ込めば、心を観察する力は充実してくる。そして、自己の煩悩が何であるか、理解できるようになる。
ところが、もし(20)に支配されていれば、意識は外側に向かい、そして集中が欠け、要らぬ(21)をするようになる。そして、この(20)に支配された食というものは、食べ物だけではなく、他のいろんな(22)なものにも執着するようになっていく。つまり、物に対する(19)、味覚に対する(19)、この(19)がどんどん増大される。
18、 @ステージが高い A食欲が弱い B信が強い Cカルマが良い
19、 @執着 Aとらわれ B怒り C貪り
20、 @五妙欲 A三グナ B五蓋 C五取蘊
21、 @興奮 A買い物 Bおしゃべり C行為
22、 @現実的 A現世的 B物質的 C魅力的
では、例えばここで、「三年間、一生懸命(23)を積んだ」あるいは「五年間、一生懸命(23)を積んだ」と言う、(24)なる者がいたとしよう。その人の発言は(24)であろうか、それとも(24)ではなかろうか。たったの三年、たったの五年。そうだな。
釈迦牟尼如来、天才釈迦牟尼如来でも、五つの神通力、天眼・天耳・他心・宿命、そして神足と。五つの神通を付けられたのち、四アサンキャ十万カルパ、十億回生まれ変わられたそうだ。つまり、十億回、(23)だけのために生を費やされたと。
わたしは同じ道を歩いている。君たちが同じ道を歩く、歩かないは別にしろ、もちろん、もっと早道があるわけだから、全力で、(25)を持って修行していただきたいと思います。
23、 @善業 A悪業 B功徳 C陰徳
24、 @無智 A偉大 B愚か C傲慢
25、 @絶対の浄信 A確信 B四無量心 C智慧の眼