アレフ教学システム 入門試験問題
第6章 17話

 まず、わたしたちは(1)によって輪廻を繰り返しています。つまり「わたしたちが生まれてきている理由はなぜだ。何のために生まれてきてるんだ?」という質問に対しては、それはわたしたちが(1)があるからであると答えるのが、最も仏教的答えになるといえるでしょう。
 その(1)を(2)させてるうちに、その(1)は止めどなく、どれだけ(2)させたとしても、それを最終的に満喫することは不可能である、という結論に達する魂が存在するようになります。この魂は、その(2)できない原因はどこにあるのかと。そして、(2)できないがゆえに生じる(3)はなぜだ、ということの追究を始めるようになります。

1、 @欲望 A煩悩 B識別 C願望
2、 @成就 A喜貪 B満足 C体験
3、 @苦しみ A楽しみ B悲しみ C不幸


 しかし、これらはすべて、(4)です。例えば、ここにある悪い人がいたとして、その人を見ると。その人を見たときに、こう考えると。「あの人は悪い人である」と。
 ところが、周りの情報が変わり、その人がいい人であるとわかると。すると次に、その人を見たとき、その人はいい人であると認識すると。しかしもし、その対象である、悪い人と呼ばれる人、あるいはいい人と呼ばれる人が、本質的には(5)してないとしたら、それは、こちら側の見方が変わっただけで、対象は全く変わっていないということになります。そして、現実問題として対象が(5)するか、あるいは、こちら側が(5)するかの両方の要素により、刻一刻とわたしたちはこの(5)、(4)の中をさまよい続けているのです。

4、 @幻影 A観念 B無常 C真実
5、 @証智 A嫌悪 B変化 C頓着


 ところで、これらに到達するためには、何をどのように行なうのかというと、まず第一番目に、わたしたちの(6)に対する観察を徹底的に行なわなきゃなりません。このアプローチの仕方は仏教的方法と(7)的方法とでは異なります。
 仏教的方法は正観、つまり正しい観察を基本の瞑想課題とします。(7)的方法は(8)の昇華、つまり(8)を上に上げること、および(8)を強めることに本質的な修行の課題を持っていきます。

6、 @身体 A行為 B心 C言葉
7、 @キリスト教 Aヨーガ B大乗 C小乗
8、 @ルン Aクンダリニー Bプラーナ Cエネルギー


 従って身体、感覚、そして心、観念という四つの枠組みを捨断したのち――この捨断というのは捨て断つという言葉を使いますが――捨断したのち、わたしたちは、第二段階として、わたしたちの(9)についての検討に入ります。
 これはどういうことかというと、下位に結び付ける(10)、つまり、わたしたちが地獄から天界へ至るまでの(10)を完全に切り落としてしまい、より高い、純粋な神々の世界へと至るための修行へと移行するわけです。

9、 @身・口・意 A貪・瞋・癡 B識別 Cけがれた要素
10、 @五つのきずな A五つの愛欲の構成部分 B五つのとらわれの集積 C五つの障害


 この、心による捨断が生じた次の段階で、わたしたちは(11)による捨断を行ないます。(11)とは、わたしは優れている、わたしはもうこれで十分であるという考え方です。もともと、真理の実践、仏教の実践というものは、目の前にある課題に対して淡々と(12)し続けると。これを最高の目標とします。なぜならば、その他生じる(13)さや、あるいは満足といったものは、その淡々とした(12)を阻害する要因となるからです。

11、 @プライド A慢 B卑屈 Cうぬぼれ
12、 @実践 A精進 B努力 C忍辱
13、 @卑屈 A不満 B嫉妬 C疑念


 そして最終的には、仏教的用語を使うならば(14)、正しく翻訳するならば非神秘力、つまり自己の(15)の枠組みに対する挑戦を行ない、その自己の枠組みを完全に(16)した者、これを真理の勝利者、真理勝者、タターガタと呼ぶわけです。そしてこの段階に入ると、まさにわたしたちには(17)が宿ります。

14、 @無明 A行 B識 C名色
15、 @煩悩 Aエゴ B観念 C価値観
16、 @止滅 A減少 B破壊 C停止
17、 @四無量心 A六つの神秘的な力 Bボーディチッタ C利他心


 まず第一は、わたしたちにとってこの(18)ではない、もう一つの身体が生じること。
 そして第二番目は、神々と(19)をすることができるようになること。
 そして第三番目は、他人の心を理解することができるようになると。
 そして第四番目は、過去の、つまり生まれる前の自分自身の生をたくさん思い出すことができるようになると。
 そして第五番目は、今(20)している結果が来世どのような世界へと結び付くのかを理解することができるようになると。
 そして第六番目は、この世の中の構成の要素すべてを理解し、本質的に(21)であるということを悟り、その(21)はどのようにして生起するのか、苦しみはどのようにして生起するのか、(22)はどのように生起するのかを理解し、その(22)の滅尽と苦しみの滅尽、そして(22)の滅尽に至る道と、苦しみの滅尽に至る道を理解できると。ここでいう理解とは、頭の中で理解するのではなく、(23)的・視覚的・聴覚的・嗅覚的・味覚的・触覚的、そして意識において理解できるようになります。
 これらの六つのスーパーナチュラルパワーを身に付け、それによってすべてを知ると。これがわたしたちに約束された、わたしたち(24)に約束された聖なる道、これはパーリ語では(25)の道といっていますが、聖なる(25)の道です。

18、 @肉体 A精神 B体験 C意志
19、 @対面 A交信 B対話 C合一
20、 @修行 A努力 B瞑想 C修習
21、 @非我 A無常 B不幸 C幻影
22、 @カルマ A嫌悪 B欲求 C煩悩
23、 @感覚 A実践 B体験 C精神
24、 @人間 A信者 B弟子 C修行者
25、 @神へ A浄化 B悟り C解脱