アレフ教学システム 入門試験問題
第6章 3話

 それはなぜかというと、わたしたちを構成しているものは、小乗の仏教であれ、大乗の仏教であれ、(1)以外考えられないからである。
 この(1)とは、皆さんもよく知っている色、これはわたしたちの(2)、形のあるもの、これを色といいます。
 受、これは(3)。例えば目で物を見る、耳で音を聞く、舌で物を味わうといったようなもの。
 想、これは(4)である。わたしたちが、例えば「らくだ」という名前を聞いたときに、パッとらくだの形が浮いてくると。あるいは、「悪魔」という名前を聞いたときに、日ごろ培っている正しくない(5)によって、「こういう顔のこういう形のものである」という(4)が出てくる。これが、想である。
 そして行、これは(6)である。つまり、「いついつまでに何々を達成する」だとか、あるいは「これをこのような形で動かすぞ」といったような意気込み、これが(6)である。
 そして最後の(7)。これは瞑想を深くやっていればよく経験することだが、わたしたちの(2)の構成部分は(7)で形成されていると。つまり、(5)の集まり、(5)の塊、塊だね、これが(7)である。

1、 @五蘊 A五蓋 B三グナ C五妙欲
2、 @肉体 A感覚 Bイメージ C意志
3、 @肉体 A感覚 Bイメージ C意志
4、 @肉体 A感覚 Bイメージ C意志
5、 @カルマ Aデータ B思索 C観念
6、 @肉体 A感覚 Bイメージ C意志
7、 @心 A情報 B意識 C法則


 (8)には無数の法身・報身・変化身・本性身・金剛身といった、この欲界、色界、無色界、あるいはマハー・ニルヴァーナへと――に至る世界において、無数の形ある現われがあります。よって、途上であるとも言えるし、最終地点でもあるということだね。
 そして、それは何を隠そう、あなた方が修行し、(9)を実践することによって、変化していく過程であるとも言えます。

8、 @サキャ神賢 Aシヴァ大神 B真理勝者 Cキリスト
9、 @八正道 A四無量心 B二正勤二正断 C四つの預流支


 まず、どのように何を学ぶのかと。
 これについては、皆さんもよく知ってるとおり、仏典、仏典をもとに説かれた教え、あるいはそれを現代版に換えられたグルの教え、これを(10)、読み、ね、これが二番目であると。
 なぜここで「(10)、読み」で止めるのかというと、多くの教義を(10)、読まないと、自己の生まれてから今までの(11)、つまり三悪趣へ至るための(11)によって法をねじ曲げてしまいます。よって、まずはデータの入れ替えという意味において、グルの教え、あるいは経典の教えというものを(12)聴く必要があります。
 よくね、優秀な人で過ちが多い。それは、パッと(13)してしまうから、もうそれをいかにも「自分のものになった」という錯覚を起こすわけだね。
 ところが、実際(14)というのは、もう小さい時から、テレビ、雑誌、新聞、あるいは友人関係等で大量のデータを入れていますから、心の奥底のデータというものは(15)と。
 そして、それと同じレベルで一回教義を(10)、あるいは教義を読んだだけでは、あまり意味をなさないんだと。(12)読み、聴くと。それでデータを入れ替えると。

10、 @聴き A知り B説き C学び
11、 @情報 A思索 B観念 C人生
12、 @徹底的に A何度も何度も B不放逸に C真剣に
13、 @理解 A認識 B記憶 C解読
14、 @魂 A人間 B表層意識 C深い意識
15、 @濁ってる Aけがれている B澄んでいる C染まっている


 次に第三番目の預流支。これはそのデータを聴き、あるいは読み、それに基づいて(16)と。
 この「(16)」とは何かというと、例えば自己の(17)について(16)と。あるいは、(18)の(17)について(16)と。
 よく皆さんは、こういう質問をわたしにします。「(18)が理解しないんだけど、どうしたらいいでしょうか」と。しかし、わたしが思うには、(18)が理解しないのではなく、あなた方がまだ教義が入っていないんだと。つまり一番目の、「説法を聴き、それから読む」という段階が少ないがために、(18)の言葉、あるいは感情に翻弄されてしまうと。
 本来凡夫、あるいは真理に到達できない外道というものは、(19)べき存在である。なぜならば、(20)へ到達できないからである。
 そこを考え、しっかりと押さえ、そして真理を学び、次に(16)と。そして、諸現象について(16)ならば、「すべての(17)は必ず(21)できる問題である」と、「(21)できない問題は、この世に存在しないんだ」ということが理解できるでしょう。

16、 @行動する A正しく見る B生きる C考える
17、 @悲しみ A苦しみ B楽しみ C痛み
18、 @親 A周り B友人 C世間
19、 @慈しむ A同情す B哀れむ C蔑む
20、 @心の本性 A超潜在意識 B解脱 C彼岸
21、 @払拭 A説明 B解決 C解読


 ということは、この四つの預流支というものは、まず自己の(22)を第一の預流支で決めると。そして、第二の預流支で学び、第三の預流支でその(22)に沿って考え、第四番目の預流支によって(23)すると。
 ということは、あなた方の五蘊は、この人間に生まれ、今まで(24)のデータがたくさん詰まってたこの五蘊は徐々に徐々に変化し、そして人間へと変化し、憤怒天へと変化し、戯忘天へと変化し、そして色界の天界へと変化し、無色界の天界へと変化し、最終的には(25)へと到達するということになるわけです。

22、 @道筋 A人生 B目標 C宗教
23、 @行動 A修行 B実践 C瞑想
24、 @地獄 A三悪趣 Bマスコミ C現世
25、 @大完全煩悩破戒界 A超潜在意識 Bマハー・ニルヴァーナ C最終解脱