アレフ教学システム 入門試験問題
第4章 9話

 まず、わたしたちの、ね、(1)を満足させてくれる、(2)つの、ね、ものがあると。
 それは何かというと、一つは、ね、(3)における喜びであると。これは例えば物を食べたり飲んだりする喜びだと。これはいいね。
 それからもう一つは(4)における喜び。これは異性とのセックス、ね、あるいは、母親が子供を愛撫するね、こういうものをすべてまあ、(4)による喜びであると。これもOKだね。
 そして、(5)を達成するとき、(1)を満足させるときの喜び。これもOKだね。
 そしてもう一つは、(6)としての喜び。(7)としての喜び。これはどうだ? 例えばこういう状況で楽しみたい、とかいうときの状況。こういうふうになったならば、これは恋愛であるとか。こういうふうになったならば、これは恋人であるとか。すべて(6)だね。これはどうだ、どうだ?

1、 @欲望 A識別 B感覚 C好奇心
2、 @一 A二 B三 C四
3、 @意思 Aデータ B色 C接触
4、 @接触 Aデータ B意思 C色
5、 @データ A意思 B色 C接触
6、 @色 A接触 Bデータ C意思
7、 @行 A意識 B感覚 C表象


 (8)というものは、例えば自己が(9)したものを食べるとき、(10)を与えてくれるよね。それはどうだ?
 しかしそのように、例えば自分たちが食べらんないとき、ね、それを得らんないとき、そしてそれを食べない限り生きていけないとき、それはどうしても食べるだろう。しかし、そのときどうだ、(11)が生じないか。どうだ。
 ね、今君たちの返事を見てると、おなか空いたとき食べたいとき食べると(10)が生じるよねと、「はい」と、たくさん返事すると。で、(11)が生じるでしょと、沈黙と。これは君たちが(12)ね、ものの見方をしている証拠なんだね。
 で、どうだ君たちは。これを(8)と知り、これを、ね、(13)を貪ることと知るならば、それから、それは本質的には自己を(11)しめるもんなんだと、(14)ことができるよね。どうだこれは。

8、 @性欲 A嫌悪 B食欲 C情
9、 @思念 A欲求 B嫌悪 C修法
10、 @苦 A喜び Bカルマ C果報
11、 @苦 A喜び Bカルマ C果報
12、 @偏った A現世的な B素直な C煩悩的な
13、 @感覚 A色 B愛欲 C対象
14、 @納得する A証智する B厭い離れる C悟る


 (15)の喜びは、例えばセックスの喜びは、例えば、ね、抱擁される喜びは、ね、わかるかなみんな。この抱擁される喜び、あるいはセックスの喜び、これと、それからもう一つ、外的(15)によって(17)しむということは、どうだ、表裏一体か。
 そして、聖なる弟子は、ね、(16)の裏には(17)があるんだということを理解できるわけだ。
 じゃあだ、現代に当てはめてみて、この(15)の(18)には何があると思うか。…(中略)…
 しかし、ね、凡夫は何を見つめるか? そして何を見つめないか。うん? そうだ、(19)だけを見つめ、(18)を見つめない。

15、 @色 A感覚 B性欲 C接触
16、 @苦 A楽 B苦楽 C法則
17、 @苦 A楽 B苦楽 C法則
18、 @喜び A苦しみ B方法 C本質
19、 @楽しみ A苦しみ B結果 C原因


 しかし、先程も言ったとおり、例えば牛の例え、あるいは、一種のね、子供の例えにもあるように、わたしたちが(20)に支配されている限り、どうだ、――(21)も強い、しかし、(22)も強い。これを理解しなければならない。
 これはね、波を考えなさいと。(23)い波がね、まあ、ここに平面があったと考えてだよ、ね。
 この平面の、まあ下の方だね、沈んでるといったらいいのかな、その中心から見てね、(23)い波の中心からの距離が、ね、長ければ長いほど、(24)い波は? どうだ。
 当然(24)いだろ、長いだろ、中心から見て、どうだこれは。それが波の特徴だよね。どうだ。
 そしてこの(23)い部分、これはわたしたちの(22)を表わしていると。(24)い部分、これはわたしたちの(21)を表わしてると。
 よって、ね、偉大なる聖者釈迦牟尼は「わたしたちの心を(25)にしなさい」と、「心を清澄にしなさい」と言ってらっしゃるわけだ。いいですか、ね。

20、 @カルマ A煩悩 B感覚 C食欲
21、 @苦しみ A喜び B悪業 C善業
22、 @苦しみ A喜び B悪業 C善業
23、 @低 A高 B小さ C大き
24、 @低 A高 B小さ C大き
25、 @清浄 A明晰 B平ら C不動