アレフ教学システム 入門試験問題
第4話 4〜8話

 皆さんは、(1)について考えたことがありますか。
 この(1)というのは大変なくせ者で、例えば、快楽を経験すると、(1)が(2)なると。そうすると逆に(1)が(2)なることにより、痛みも(2)なると。(3)も多くなると。これが(1)の特徴です。
 従って、もし、今いろいろな(1)で苦しんでいる方がいるとするならば、例えばガンなどの激痛で苦しんでいる方がいるとするならば、それは(4)を(5)するだけで(3)を(5)することができるのです。

1、 @肉体 A煩悩 B感覚 C五蘊
2、 @鋭く A多く B鈍く C辛く
3、 @カルマ A苦しみ B喜び C苦楽
4、 @苦しみ A悪業 B喜び C五蘊
5、 @捨断 A理解 B修習 C現証


 皆さんは、(6)について考えたことがありますか?
 (6)、それは(7)の静止、(7)の終わりであると。そしてそれと同時に、すべてが終わってしまうんだ。――きっとこう考える人が多いことでしょう。
 わたしは小さい時から、そう、わずか五歳、六歳ぐらいの時から、この(6)について考え、悩み、苦しみました。しかし今わたしは、それに対して苦しんでいません。それはなぜでしょうか。
 本質的に“(6)”とは、(7)の終焉によって生じる(8)である、ということを認識したからです。
 そしてこの“(6)”を超越する道、それは、(9)、つまり、この愛欲の世界から脱出する以外に方法がないのです。そしてこれを解脱といいます。

6、 @輪廻転生 A無常 B死 C無
7、 @感覚器官 A肉体 B五蘊 C経験の構成
8、 @中間状態 A気絶状態 B歓喜状態 C解脱状態
9、 @四無量心 A神聖行 B煩悩破壊 C八正道


 人間は必ず年を取ります。
 しかしこの年を取ることそのものは、わたしたちに(10)を与えるわけではありません。年を取るがゆえに生じる、いろいろな諸現象、しかもそれは若い時になしてきた原因によって生じるいろいろな諸現象が、わたしたちに(11)をもたらすのです。
 例えばものが考えられなくなる、例えば記憶力が悪くなる、例えば肉体的に活発に動くことができない等、(12)に伴って生じる現象は、わたしたちに(10)を与えてくれます。
 しかし、もしあなたが(13)であるとするならば、しかし、もしあなたが真理の実践を行なうならば、あなたは逆の経験を行なうことでしょう。
 つまり、記憶の増大、智慧の増大、そして心身のヴィヴィッドな働きです。これは、若い時に何を(14)したか、若い時に何を記憶したかによって決まるのです。
 さあ皆さん、真理の実践によって、(12)から解放されてください。

10、 @利益 A煩悩 B不利益 C悪業
11、 @幸福 A不幸 B祝福 C悟り
12、 @カルマ A老い B環境 Cエネルギー
13、 @信者 A修行者 B禁欲主義者 C解脱者
14、 @思念 A修行 B現証 C修習


 人の(15)は、生きている瞬間瞬間を考えると、大変(16)ように感じます。
 しかし、その瞬間から過去を振り返ったとき、「なんと(17)(15)なんだろう」ということが理解できます。それは例えば、五十年生きようとも、あるいは百年生きようとも(18)です。
 そして仏教的考え方は、これがより高い、天界での神々の生活にしろ、それは(18)であると。例えば百万年生きようが、一億年生きようが、その終わりの瞬間から過去を振り返ったとき、それは大変(17)もののように思われるのです。
 従って、そのような(19)にとらわれることなく、わたしたちが(19)を超えた意識状態を形成すること、これこそが、真理なのです。
 皆さんも早く、この超越の世界へ浸れたらいいですね。しっかり頑張りましょう。

15、 @カルマ A人生 B時間 C空性
16、 @短い Aはかない B長い C重い
17、 @長い A重い Bはかない C短い
18、 @無常 A一瞬 B不幸 C同じ
19、 @観念 A生存 B煩悩 Cカルマ


 皆さんは、サキャ神賢――ま、一般にお釈迦様と呼ばれている偉大な仏陀がこの世に登場なさり、何をお説きになったかご存じですか。
 それは、(20)をお説きになったのです。
 (20)とは、わたしたちは煩悩を有していると。そしてそれは、(21)と定義的には同じであると。
 その煩悩は、わたしたちが生活をしていると必ず(22)する、つまり生じると。そしてこの煩悩が生じることは、すなわち(21)を生じさせるのであると。
 そしてそれは、煩悩を(23)することによって(21)を(23)することができるのだと。
 そしてそのための(24)がある――つまり煩悩を(23)する(24)がある。その煩悩の(23)の(24)はイコール(21)の(23)の(24)である。
 これが、サキャ神賢がお説きになった(20)です。そして、すべての仏典はこの(20)を根本として展開しています。
 ではなぜこの世の中は(21)なのでしょうか。それは、決して同じ状態にとどまることができない――つまり(25)を根本としているからなのです。
 そして皆さんがこの(25)にご理解いただけるようになったならば、皆さんは必ずや幸福になることでしょう。

20、 @四つの記憶修習の現象化 A四つの絶対的真理 B四つの如意の基礎 C四つの正しい努力
21、 @カルマ A苦しみ B悪業 C喜び
22、 @滅尽 A生起 B捨断 C経験
23、 @生起 A捨断 B経験 C滅尽
24、 @方法 A道 B手段 C方便
25、 @永遠 A輪廻 B無常 C死